第9戦 ヨーロッパGP 2003

2003年06月28日(土)

パナソニック・トヨタ・レーシング 2戦連続2台揃って予選トップ10確保

O.パニスが予選7番手、C.ダ・マッタも10番手に付け、明日の決勝レースへ期待

2003年6月28日(土)(ドイツ・ニュルブルクリンク発)


2003年F1世界選手権第9戦ヨーロッパGPの予選第2日目が、6月28日(土)にドイツのニュルブルクリンクで行われた。

予選2日目を前に、午前中2回に分けて合計90分間行われたプラクティスでは、昨日から好調のO.パニスが1分31秒181を叩きだし、2日連続でトップタイムをマーク。突然の悪天候に泣かされた昨日の予選第1日目の鬱憤を晴らす快走を見せ、1分32秒057で7番手に付けたC.ダ・マッタとともに、決勝グリッドを決定する予選第2日目へと期待を高めた。

午後2時から、好天のもと行われた予選第2日目では、2番目の出走となったC.ダ・マッタが、1分32秒949で10番手、4番目に出走したO.パニスは、1分32秒350で7番手を確保。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、前戦カナダGPに続き、共にトップ10グリッドから明日の決勝レースへと挑むこととなった。

オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/05
  予選2回目:7番手 1分32秒350(ポールと0.827秒差) 出走順:4番目
「この予選結果は非常に嬉しい。この週末を通じて、高いパフォーマンスを発揮出来ているのは、チームスタッフの努力のおかげだ。昨日の朝のプラクティスから好調だったが、予選1日目は、雨のため予選上位に付けることが出来ず、今日の予選2日目では、不利な出走順番でタイムアタックをしなくてはならなかった。しかし、再び2台揃ってトップ10のグリッドを獲得できた。チームは、常に進歩しているので、ポイント獲得に向けて、明日の決勝レースに臨む」

クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/07
  予選2回目:10番手 1分32秒949(ポールと1.426秒差) 出走順:2番目
「予選アタックとクルマの仕上がりには、とても満足している。プラクティスを通じて、“トヨタTF103”がこのサーキットに合っていることは実感していたが、この結果は予想以上だ。全てが順調に進んでおり、明日の決勝レースでは、好成績を達成できると確信している。金曜日のプラクティスから2台ともに好調なことに加え、ミシュランタイヤのパフォーマンスも高く、決勝レースでは有利に戦えるはずだ。この調子をシーズン後半も維持し、より上位目指して進歩し続けなければならない」

ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「出走順番が2番目と4番目という不利な条件にもかかわらず、カナダGPに続き2台ともトップ10に入ることができ、満足している。2人のドライバーで若干戦略を変えて臨んだ今日の予選であったが、2人ともベストの結果を残してくれた。チームにとって第2のホームGPであるここニュルブルクリンクには、TMGの従業員の多くが応援に駆けつけてくれており、明日の決勝も最善を尽くす」

<ヨーロッパGP予選第2日目>
天候:曇り時々晴れ
路面状況:ドライコンディション
T-CARシャシー:TF103/04(オリビエ・パニス仕様)

明日のヨーロッパGP決勝は、現地時間午後2時(日本時間午後9時)にスタートが切られる。