第11戦 イギリスGP 2003
2003年07月18日(金)
イギリスGP予選第1日目 ポイント獲得へ向け2台揃ってトップ10入り
好調O.パニスが5番手、C.ダ・マッタは10番手から明日の予選第2日目へ
2003年7月18日(金)(イギリス・シルバーストーン発)
2003年F1世界選手権第11戦イギリスGPの予選第1日目が、7月18日(金)イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。
予選第1日目に先立って午前11時から行われたプラクティスは、スタートと同時に走り出したO.パニスがいきなり好タイムをマーク。その後もタイムを上げ、1分20秒693で5番手、C.ダ・マッタも1分21秒027で10番手に付け、午後の予選第1日目へと臨んだ。
午後2時から行われた予選第1日目は、どんよりとした曇り空のもと、ドライコンディションでスタートが切られた。14番目に出走したC.ダ・マッタは1分20秒765で10番手のタイム。15番目に出走したO.パニスは好調ぶりを見せ、1分19秒959で5番手のタイムをマーク。明日の予選第2日目へと期待をつなぐこととなった。
オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/08
予選1回目:5番手 1分19秒959(ポールと0.485秒差) 出走順:15番目
「今日の結果には、とても満足している。“トヨタTF103”は、シルバーストーン・サーキットのような高速サーキットに適しているので、良い結果を残せると期待していた。先週、スペインのカタルニア・サーキットで、このイギリスGPに投入した新しい空力パーツのテストを行い、手応えを得ていたが、それを証明することが出来た。私は、このサーキットを得意としているし、C.ダ・マッタも6月上旬のテストで有意義なテストを行っているので、今週末のレースには期待している。ミシュランは、今回のレースでも戦闘力の高いタイヤを供給してくれているので、決勝レースが楽しみだ」
クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/07
予選1回目:10番手 1分20秒765(ポールと1.291秒差) 出走順:14番目
「チームはこの週末に向けて強さを発揮しているが、私は今日のタイムには満足していない。もちろん10番手は好成績だが、“トヨタTF103”の実力を考えれば、もう少し上位のポジションに付けることが出来たと思う。とはいえ、2台が揃ってトップ10入り出来たことは励みになる。ここ数戦のクルマの進化には満足しているが、今後も開発を続けなくてはならない。レースの結果に期待している」
チーフデザイナー グスタフ・ブルナー:
「2台が揃ってトップ10入りしたことは、素晴らしい成績だ。この週末から新しい空力パッケージを投入したが、“トヨタTF103”は、シルバーストーン・サーキットに適しているようだ。チームとして、継続的に改善を続けていることにより、すべての部分で進化している。2人のドライバーも実力を発揮しており、チームが一丸となって、大きな進歩を遂げている。今日の結果は、今までの改善を反映したものだと思う。まだイギリスGPの初日ではあるが、この好調を維持して、目標である決勝レースでのポイント獲得を目指す」
ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「新しい空力パッケージを投入し、今季2度目の5位を獲得できたことに大変満足している。トップからコンマ5秒差というタイムはTMG全員の努力の結果だと思う。明日の予選はいい位置でスタートできるので、今日の好調を維持したい」
<イギリスGP予選第1日目>
天候:曇り
路面状況:ドライコンディション
T-CAR:TF103/04(クリスチアーノ・ダ・マッタ仕様) スペアシャシー:TF103/02
予選第2日目は、7月19日(土)午後2時(日本時間午後10時)から行われる。
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