第11戦 イギリスGP 2003
2003年07月19日(土)
イギリスGP予選第2日目 C.ダ・マッタが自身最高の6番手スタート
好調O.パニスは不本意な予選アタック。13番手から決勝での巻き返しを狙う
2003年7月19日(土)(イギリス・シルバーストーン発)
2003年F1世界選手権第11戦イギリスGPの予選第2日目が、7月19日(土)イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。
予選2日目を前に、午前中2回に分けて合計90分間行われたプラクティスでは、O.パニスが1分22秒257で5番手、C.ダ・マッタは1分22秒614で10番手と、金曜日の好調を維持しながら、決勝グリッドを決定する予選第2日目へと臨んだ。
午後2時から行われた予選第2日目は、青空の覗く空模様のもとで、昨日行われた予選第1日目の結果の逆順でタイムアタックが開始された。11番目に出走したC.ダ・マッタは1分22秒081をマークし、カナダGPでの9番手を上回る、自身最高位の6番手グリッドを獲得した。一方、金曜日から好調ぶりを見せ、期待されたO.パニスは16番目に出走したが、1分23秒042で13番手となった。パナソニック・トヨタ・レーシングは5戦連続でトップ10グリッドを確保し、ポイント獲得目指し決勝に臨む。
クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/04
予選2回目:6番手 1分22秒081(ポールと0.872秒差) 出走順:11番目
「与えられた状況の中では、良い結果を残すことが出来たと思う。ウォームアップ走行でレース車両にトラブルが発生してしまい、予選第2日目のタイムアタックを目前にしながら急遽、スペアカーに乗り換えることになった。そのため、気温の上昇と、風向きの変わったコース・コンディションを把握出来ず、クルマに調整を施すことが出来なかった。しかし、この結果によって、チームが競争力の高いパッケージを持っていることを証明出来た。スペアカーで私の予選でのベストリザルトである6番手を獲得できたことには、本当に満足している。明日の決勝レースでは、絶対にポイントを獲得する」
オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/08
予選2回目:13番手 1分23秒042(ポールと1.833秒差) 出走順:16番目
「最終セクターのブレーキングでオーバーステアが発生してしまい、大きくタイムロスしてしまったが、限界ギリギリでのタイムアタックでは、たまに起ることだ。原因はまだ不明だが、データを分析する必要がある。もちろん、結果には満足していないが、決勝レースでポジションを上げることに集中しなくてはならない。“トヨタTF103”の競争力が高いことは確かであり、ポイント獲得を狙っていく。素晴らしい予選結果を獲得したC.ダ・マッタとチームスタッフにはおめでとうと言いたい」
ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「C.ダ・マッタはトラブルでスペアカーに換えて予選に臨むことになったが、クルマの性能を100%引き出してくれ、彼自身の最高位である6番手で予選を終えたことは、本当に嬉しい。一方O.パニスは路面の状況が変化し、第3セクターでタイムをロスしてしまい13番手に終わった。クルマのパフォーマンスには手応えを感じているので、明日の決勝レースでは、2台揃ってポイントを取りに行きたい」
<イギリスGP予選第2日目>
天候:晴れ
路面状況:ドライコンディション
T-CAR:TF103/04(クリスチアーノ・ダ・マッタ仕様) スペアシャシー:TF103/02
明日のイギリスGP決勝は、現地時間午後1時(日本時間午後9時)にスタートが切られる。
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