第13戦 ハンガリーGP 2003

2003年08月23日(土)

ハンガリーGP - 予選2日目レポート

オリビエ・パニスがパナソニック・トヨタ・レーシングの一員として参戦する、13戦目のレースとなるF1世界選手権ハンガリーGPで、1分23秒369のタイムで9回目となるトップ10グリッド、10番手を獲得、チームメイトのクリスチアーノ・ダ・マッタは1分23秒982で15番手グリッドから決勝をスタートすることとなった。

決勝グリッドのトップ5の争いは、再び4つの異なる車両/エンジンの組み合わせによる激しいコンストラクターのポジション争奪戦が繰り広げられた。

「またしてもわれわれはMシューマッハーのフェラーリから僅かに0.6秒差という状況なので、まずまずだ。コースコンディションは、運に左右される。特に今日のように風で埃がコース上に出る場合がある。クルマのバラスはクリアーラップがとれれば、すこぶる良かった。過去3戦でポイントを獲得できているので、今回もそれを目標としている」とパニスはコメントしている。

ダ・マッタは、午前中のセッションで何回かのスピンを喫した後に抑え目の作戦に出た。

「予選順位が決勝結果を左右するから、できるだけ慎重に予選アタックにアプローチをすることにした。オーバーステアーで午前中にしたようなスピンをまた予選でしたくなかった。予選直前のウォームアップでもその兆候があったので注意して、オーバーステアーを出さないようにした」とダ・マッタはコメントしている。

設計・開発のゼネラルマネージャーである高橋敬三は、「常にわれわれの目標としているトップ10にまたしても食い込むことができた。残り4戦となったシリーズの中で、このサーキットが一番難しいと判断していたので、この結果には満足している」とコメントしている。

22歳のFアロンソが1分21秒688のタイムで今シーズン2度目のポールポジションをルノーチームにもたらした。そのアロンソに1分21秒944でRシューマッハーが続いた。彼は、ドイツGPで完走できなかったが、再びチャンピオン争いに意欲を燃やしている。

ジャガーのMウェーバーが1分22秒027で3番手を獲得、ブラジルGP以来のチーム予選最高位だ。JPモントーヤが1分22秒180で4番手、Rバリチェロがモントーヤと同タイムをマークしたがモントーヤが先にタイムを出しているので5番手となり、Jトゥルーリが1分22秒610で6番手となった。