第14戦 イタリアGP 2003
2003年09月13日(土)
イタリアGP予選2日目 O.パニスが9番手グリッドから決勝レースへ
C.ダ・マッタは、予選12番手。パナソニック・トヨタ・レーシング今季12回目の予選トップ10スタート
2003年9月13日(土)(イタリア・モンツァ・サーキット発)
F1世界選手権第14戦イタリアGPの予選第2日目が、9月13日(土)イタリアのモンツァ・サーキットで行われた。
予選を前に、午前中2回に分けて合計90分間行われたプラクティスでは、最初のセッションでO.パニスに、電気系トラブルが発生し、わずか4周しか走行出来なかった。しかし、2度目のセッションでは、1分22秒321のタイムをマークし7番手。また、昨日の予選1日目では4番手に付けて勢いに乗るC.ダ・マッタは1分23秒195の12番手で、決勝レースのグリッドを決定する予選第2日目に臨むこととなった。
昨日の風もおさまり、穏やかな晴天のもと、午後2時から行われた予選第2日目は、昨日行われた予選第1日目の結果の逆順でタイムアタックが開始された。11番目にタイムアタックを行ったO.パニスは、1分22秒488をマークして予選9番手を確保。一方、17番目にタイムアタックを行ったC.ダ・マッタは、1分22秒914で12番手。パナソニック・トヨタ・レーシングは、今季12回目の予選トップ10スタートで、今季も残すところ3戦となったF1選手権で、さらに上位を目指し、明日の決勝レースへと挑む。
オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/07
予選2回目:9番手 1分22秒488(ポールと1.525秒差) 出走順:11番目
「今週末は、苦戦を強いられている。しかし、予選のタイムアタックには納得している。午前中のプラクティスで、電気系のトラブルが発生したが、チームスタッフが頑張ってくれて、クルマのバランスは改善された。9番手グリッドからのスタートだが、明日の決勝レースでは、自信がある。再び、選手権ポイントを獲得する戦いが出来ると確信している」
クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/04
予選2回目:12番手 1分22秒914(ポールと1.951秒差) 出走順:17番目
「今日の予選タイムアタックは、完璧ではなかった。アスカリ・コーナーで、ミスを犯してしまい、コンマ2~3秒のタイムロスをしてしまい、悔いが残る。さらに、昨日の予選初日に比べて、クルマのパフォーマンス・レベルが高くなかったが、その原因を究明しなくてはならない。イタリアGPは、長く過酷な戦いとなり、特に信頼性が重要となるが、完走を果たし、良い成績を残せると信じている」
ゼネラルマネージャー 高橋敬三:
「午前中のプラクティスで電気系トラブルを抱え、セットアップの時間が充分に持てなかったにも拘わらず、O.パニスが予選9番手に入れて、ほっとしている。午後になって、コースコンディションが変わり、2台共クルマのバランスが少しずれてしまった。しかし、明日の決勝レースに向けて、調整出来る範囲であり、ポイント獲得を目指して頑張る」
<イタリアGP予選第2日目>
天候:晴れ
路面状況:ドライコンディション
T-CARシャシー:TF103/08(オリビエ・パニス仕様) スペアシャシー:TF103/02
明日のイタリアGP決勝は、14日(日)現地時間午後2時(日本時間午後9時)にスタートが切られる。
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