第16戦 日本GP 2003
2003年10月08日(水)
パナソニック・トヨタ・レーシング 今週末の母国決戦 日本GPへ
トヨタF1ファンの声援に応え、ポイント獲得で接戦のコンストラクターズ5位奪取を目指す
2003年10月8日(水)(日本・鈴鹿サーキット発)
2003年F1世界選手権最終戦となる日本GPが今週末、三重県の鈴鹿サーキットで行われる。パナソニック・トヨタ・レーシングは、5チームが6ポイント差でコンストラクターズポイント5位争いを繰り広げている激戦を締めくくるべく、日本GPで連続予選トップ10入りを果たすと共に、母国凱旋レースで可能な限りポイント圏内での上位入賞を目指す。
テストチームは、先週、スペインのヘレス・サーキットで、リザーブ・ドライバーのR.ゾンタと、ドライバー育成プログラム“トヨタ・ドライバー・アカデミー(TDA)”の一員であるR.ブリスコと共に、日本GPに向けた準備作業を行った。最初の3日間はR.ブリスコ、最終日はR.ゾンタがテストを引き継ぎ、ミシュランのタイヤ比較や日本GPに投入する新しい空力パーツと進化型の“RVX-03”エンジンのテストを実施。4日間の合計で400周以上を走破した。一方、レース・ドライバーのO.パニスとC.ダ・マッタの2人は、先週末、トヨタの母国グランプリを前に、東京・臨海副都心に位置する世界最大のトヨタ・ショールーム「MEGAWEB」でファン感謝イベントに参加、約3000人のF1ファンを前に、“トヨタTF103”のデモンストレーション走行を披露した。
日本GPの行われる1周5.807Kmの鈴鹿サーキットは、今年、130Rコーナーに改修が施され、コース距離が短縮されたものの、今シーズンF1GPが開催された16ヶ所のサーキットの中でも、最長のコースである。低いダウンフォースと、超高速を求めるコースは、高度な技術を要し、クルマとドライバーの両方に絶対的な正確さを要求する。
チーム代表 オベ・アンダーソン
「日本GPは、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、シリーズ16戦の中でも最も重要なレースだ。ホーム・レースであるだけではなく、我々は、コンストラクターズポイント争いにおいて、たった6ポイント以内に5位から9位がひしめく接戦を繰り広げている。8位以内に入賞しポイントを獲得するためにも、予選上位獲得へと、焦点を定めている。鈴鹿サーキットは、“トヨタTF103”に適したコースだと思うので、今シーズン14回目となる予選トップ10入りを果たし、日本のファンの前で我々の目標であるポイント獲得が出来ると確信している。きっと日曜の午後には期待に応えているだろう」
オリビエ・パニス #20
「鈴鹿サーキットは、素晴らしいサーキットであり、エキサイティングなシリーズの最終戦にふさわしい。高速サーキットではあるが、低速コーナー、逆バンク、長い直線などが混在し、素早くクルマの姿勢を変えなくてはならないが “トヨタTF103”に適していると思う。S字コーナーは、このサーキットでラップタイムを短縮する鍵となるだけ重、要となる。。当{GPは、、ャ・^にとって特別なグランプリであると共に、MEGAWEBに駆けつけてくれたファンはもちろん、熱狂的なファンで鈴鹿は盛り上がるに違いない。僅差でコンストラクターズ選手権の5位争いを繰り広げているので、全力を尽くし、出来るだけ上位でシリーズを締めくくりたい」
クリスチアーノ・ダ・マッタ #21
「鈴鹿サーキットを走った経験はないが、非常にテクニカルなサーキットだと聞いている。従って、一刻も早くスピードを身に付けるためにも金曜日午前中のプラクティスが重要になるだろう。我々は日本GPへ向けて、新しいスペックのエンジンを用意している。そのエンジンは私も数週間前にテストを行っているが、よりパワフルで、運転しやすく、鈴鹿において強力な武器となってくれるはずだ。私とO.パニスは、先週の日曜日にMEGAWEBで“トヨタTF103”のデモランを行うなど、来日以来多忙な日々を送ってきた。そして、多くのファンを目の当たりし、この声援に応えるためにも、トヨタのホームレースとなる日本GPで、是非ポイントを獲得し、コンストラクターズポイント8位をより上位へ躍進したいと願っている。個人的にも、ドライバーズポイントでより上位に付けるべく全力を尽くす」
昨年、金曜日のプラクティスにおいて、2台の“トヨタTF102”は、11番手と14番手に付けた。予選では、25号車がクラッシュしてしまいA.マクニッシュは、決勝レースへの出場を断念。24号車は、予選13番手からスタートし、初めての日本GPで8位完走を果たした。
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