第16戦 日本GP 2003

2003年10月10日(金)

日本GP予選第1日目 ホームレースを前にタイムアタックを開始

O.パニス13番手、C.ダ・マッタは14番手。明日の予選第2日目に期待

2003年10月10日(金)(日本・鈴鹿サーキット発)


2003年F1世界選手権最終戦となる第16戦日本GPの予選第1日目が、10月10日(金)三重県・鈴鹿サーキットで行われた。

予選第1日目に先立って午前中に行われた1時間のプラクティスでは、O.パニスが1分32秒011で9番手、C.ダ・マッタが1分32秒133で10番手のタイムをマークし、午後の予選第1日目に臨んだ。

予選第1日目は、午後2時から現在の獲得ポイント順にタイムアタックが開始された。
多くのトヨタファンが見守る中、鈴鹿サーキットを初めて走るC.ダ・マッタは13番目にタイムアタック。1分32秒256とフリープラクティスのタイムには及ばず14番手につけた。一方、15番目に出走したO.パニスは1分31秒908で13番手であった。パナソニック・トヨタ・レーシングはホームレースとなる日本GPでの予選トップ10入りを目指し、決勝レースのスターティンググリッドを決定する明日の予選第2日目へと挑む。


オリビエ・パニス: #20 シャシー:TF103/08
  予選1回目:13番手 1分31秒908(ポールと1.627秒差) 出走順:15番目
「今朝のプラクティスで仕上げを急いだが、前戦アメリカGP予選の時の様にはうまく行かなかった。グリップ力とバランスの向上と戦っているが、私はこのサーキットが好きなので、明日に向けて、さらに速くなるように仕上げを急ぐ。チームはこの最終戦を締めくくるべく、最大の努力をしている。そして、日本のトヨタファンの前で最善を尽くすつもりだ」

クリスチアーノ・ダ・マッタ: #21 シャシー:TF103/07
  予選1回目:14番手 1分32秒256(ポールと1.975秒差) 出走順:13番目
「今日の予選第1日目には、満足していない。今朝のプラクティスから、セッティングがうまく煮詰まっていないことは感じていたが、今夜は、夜を徹して問題を解決せねばならない。鈴鹿サーキットは、1時間で学ぶには、あまりにも難しいコースだが、今シーズンF1GPを戦ってきたサーキットの中でもベストのひとつで、とても素晴らしい。我々にとってホームレースとなるが、今週末、良い結果を得る準備は整っている。明日はきっと巻き返しを図れる」

チームマネージャー アンジュ・パスカリ:
「あまり良い予選第1日目の結果とは言えない。我々は予想していた競争力を発揮することが出来なかった。O.パニスとC.ダ・マッタの両ドライバーは、今朝のプラクティスと比較すると、異なる区間でタイムをロスしており、その原因を究明しなくてはならない。今晩全力を尽くし、明日朝のプラクティスセッションまでに競争力を増すために全面的に改善する必要がある。重要なのは、決勝レースのスターティンググリッドを決定する明日午後の予選第2日目であり、この週末に良い結果を得る自信はある」

<日本GP予選第1日目>
天候:曇り
路面状況:ドライコンディション
T-CARシャシー:TF103/02(オリビエ・パニス仕様) スペアシャシー:TF103/04

予選第2日目は、10月11日(土)午後2時から行われる。