第4戦 サンマリノGP 2004

2004年04月24日(土)

サンマリノGP - 予選レポート

明日、2004 FIA F1世界選手権最初のヨーロッパラウンドレース決勝が行われるイモラでクリスチアーノ・ダ・マッタがパナソニック・トヨタ・レーシングに3連続のトップ10予選ポジションをもたらした。

30歳のブラジル人ドライバー、ダ・マッタは1分21秒087を記録、フランス人のチームメイト、オリビエ・パニスは、1分21秒558で13番手グリッドから決勝をスタートすることとなった。

「再びトップ10ポジションを確保できてうれしい。でも本当はもっと良いタイムが出せたんだ。第1セクターでちょっと頑張りすぎてコンマ何秒かロスしてしまった。その分を差し引いたらトップ6内には行けた。その後のセクターはクルマのフィーリングはとても良かったし、自信を持って走れたのですごく攻めることができた」とダ・マッタはコメントしている。

パニスも、ウォームアップ走行中に電気系のトラブルが起きなかったのなら予選のアタックであとコンマ何秒か速く走れたと思っていた。「アクア・ミネラーレコーナーを出てバリアンテ・アルタコーナーに向かっていた時、システムに故障が起きて、もう止まるしかないと思った。しかし、すぐに電気系が回復してタイムアタックに移ることができた。でも、当然トラブルが気になって少し集中できなかった。また、タイヤやブレーキのウォームアップも充分ではなかっただろうからタイムをロスした」とパニスはコメントしている。

BARホンダのJバトンが1分19秒753をマークして0.26秒差でフェラーリのMシューマッハーの2004年100%ポールポジション奪取記録に終止符を打った。BMWウイリアムズの JPモントーヤが1分20秒212で3番手、フェラーリのRバリチェロが1分20秒451で4番手、以下BMWウイリアムズのRシューマッハー、1分20秒538、ルノーの Fアロンソ、1分20秒895と続いた。

パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー担当テクニカルディレクター、マイク・ガスコインは「トヨタにとってこれまで苦しんできたサーキットで予選トップ10に入れたのは良かった。クリスチアーノが言うように、コンマ何秒か損しなかったらトップ6に入れたことも今回の好材料だ。イモラの上り勾配や縁石の乗り越えは、エンジンに負担がかかるが、われわれの2004年完走率100%の記録はのばせるだろう。明日は、ポイント獲得の目標が達成できそうだ」とコメントしている。