第4戦 サンマリノGP 2004

2004年04月24日(土)

サンマリノGP予選 接戦のタイムアタックでトップ10スタートを確保

C.ダ・マッタが予選10番手、O.パニスは予選13番手から明日の決勝レースへ

2004年4月24日(土)(イタリア・イモラ発)

F1世界選手権第4戦サンマリノGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。

午前9時から45分間行われた公式練習3回目では、オリビエ・パニスが1分22秒885で12番手。クリスチアーノ・ダ・マッタが1分23秒482で15番手。続いて午前10時15分から45分間行われた公式練習4回目は、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分21秒257で10番手。オリビエ・パニスが1分21秒296の12番手で、午後に2回行われる公式予選へと臨む事となった。

午後1時から行われた公式予選1回目は、快晴の下、気温26度、路面温度27度、湿度36%の中で、前戦バーレーンGPの成績順にタイムアタック。9番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分21秒231で10番手。10番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分21秒737で13番手。その後、午後2時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目に計測されたタイムの逆順でタイムアタック。8番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分21秒087で予選10番手。11番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分21秒558で13番手となり、明日のサンマリノGP決勝レースへと挑むこととなった。

クリスチアーノ・ダ・マッタ : カーナンバー16 シャシー:TF104/04
  予選1回目:13番手 1分21秒737(トップと1.932秒差)
  予選2回目:10番手 1分21秒087(トップと1.334秒差) 
「再び予選トップ10に入れて嬉しい。しかし、セクター1の区間では、ちょっとハードに攻めすぎてタイムロスをしてしまった。これがなければ、トップ6にも食い込めていたと思う。トヨタTF104のハンドリングは良く、セクター2とセクター3の区間では、明らかな手応えを得られた。とくに大きな失敗も無くタイムアタックを行えた。明日は、ポイント獲得圏内でフィニッシュすべくベストを尽くす」

オリビエ・パニス : カーナンバー17 シャシー:TF104/03
  予選1回目: 10番手 1分21秒231(トップと1.426秒差)
  予選2回目: 13番手 1分21秒558(トップと1.805秒差)
「我々は、再び週末へと良い仕事をこなし、他チームとの差も縮まってきている。このことは、常に進歩していることの証でもあり、正しい方向へと進んでいると確信している。とくに信頼性には自信があり、レースの成功へと導いてくれるはずだ。ただ、今日の予選では、ウォームアップ周回の時に、電気系に不調を抱え、ストップしそうになってしまった。幸いにもシステムは回復したが、集中力を欠くことになってしまい、コンマ3秒以上はロスしてしまった」

ルカ・マルモリーニ : エンジン部門 テクニカルディレクター
「納得出来る予選結果といえる。イモラ・サーキットは、我々にとって戦闘力の発揮出来るサーキットとは言い難かったが、僅差で決勝グリッドの中団に位置することが出来た。セットアップはうまくいき、ドライバーは昨日から一貫して改善を施してきた。予選はコンマ2秒の中に、6台も入る接近戦となり、我々も、明日のレースでの可能性を秘めている。イモラ・サーキットは、エンジンに厳しいサーキットのひとつであるが、今年100%の完走率を達成するためにも、重要なレースといえる。コースには、多くのバンプと縁石があり、エンジンは、全開ばかりではないものの、時には高回転となり、過酷な条件を強いられる。もちろん、明日の決勝レースでは、ポイント獲得を目指す」

高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター 
「接戦の予選でクリスチアーノ・ダ・マッタは、納得のいくタイムアタックをしてくれた。オリビエ・パニスは、タイムアタック直前の電気系不調を克服し、諦めることなく最善を尽くしてくれた。明日の決勝レースも接戦が予想されるので、全力でポイント獲得へとアタックする」