第5戦 スペインGP 2004
2004年05月08日(土)
スペインGP予選 ポイント獲得を目指し、4戦連続予選トップ10確保
O.パニスが予選7番手。C.ダ・マッタは予選11番手から決勝レースで上位争いへ
2004年5月8日(土)(スペイン・バルセロナ発)
F1世界選手権第5戦スペインGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。
午前9時から45分間行われた公式練習3回目では、オリビエ・パニスが1分16秒721で7番手。クリスチアーノ・ダ・マッタが1分17秒252で10番手。続いて午前10時15分から45分間行われた公式練習4回目は、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分15秒895で10番手。オリビエ・パニスは、5周を走って電気系にトラブルを抱えてストップ、1分18秒392の18番手となり、午後2回行われる公式予選に臨む事となった。
午後1時から行われた公式予選1回目は、晴天の下、気温18度、路面温度37度、湿度38%の中で、前戦サンマリノGPの成績順にタイムアタック。11番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分16秒168で6番手。18番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分16秒758で14番手。その後、午後2時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目に計測されたタイムの逆順でタイムアタック。7番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分17秒038で予選11番手。15番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分16秒313で予選7番手となり、明日のスペインGP決勝レースへと挑むこととなった。
オリビエ・パニス : カーナンバー17 シャシー:TF104/03
予選1回目: 6番手 1分16秒168(トップと0.594秒差)
予選2回目: 7番手 1分16秒313(トップと1.291秒差)
「今日の予選はとてもうまく行った。チームは、コンマ1秒を詰めるために素晴らしい仕事をしてくれた。我々は、着実にステップアップを成し遂げており、スタッフの誰もがひとつの目標へと仕事を進めている。シーズンオフのテストで、我々はこのサーキットがTF104に合っている手応えを得ており、今日の予選結果から、明日の決勝レースでのポイント獲得を確信している」
クリスチアーノ・ダ・マッタ : カーナンバー16 シャシー:TF104/04
予選1回目: 14番手 1分16秒758(トップと1.184秒差)
予選2回目: 11番手 1分17秒038(トップと2.016秒差)
「今日の予選結果には満足していない。全体的なサーキットコンディションと天候が原因だと思うが、予選2回目のタイムアタックは、アンダーステアに苦しめられた。走行中にコックピット内から、何とかアンダーステアを解消するべく努力したが、ちょっと攻めすぎてしまったようだ。最低限、予選1回目と2回目のタイムの違いは究明せねばならない」
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「パナソニック・トヨタ・レーシングにとって良い予選になったと思う。オリビエ・パニスは、今日2回目の公式練習中に電気系のトラブルに見舞われ、ほとんど走ることが出来なかったが、予選では素晴らしい仕事をしてくれた。クリスチアーノ・ダ・マッタは予選2回目の走行でアンダーステアに苦しみ、ポテンシャルのすべてを発揮するには至らなかったが、全体的に見れば、明日の決勝で、十分にポイントを狙えるスターティンググリッドを得ることが出来、非常に満足している」
高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「オリビエ・パニスは、公式練習4回目で電気系にトラブルが発生し、満足に走行が出来なかったにもかかわらず、見事なドライビングで納得のいく予選タイムを出してくれた。一方、クリスチアーノ・ダ・マッタは、多少ハンドリングに問題があったが、充分に調整可能なので、明日の決勝レースでは、2台揃ってポイント獲得へと立ち向かう」
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