第9戦 アメリカGP 2004
2004年06月19日(土)
F1第9戦アメリカGP予選 O.パニスが8番手 C.ダ・マッタは11番手
僅差の予選タイムアタック 明日の決勝レースへポイント獲得の手応え
2004年6月19日(土)(アメリカ・インディアナポリス発)
F1世界選手権第9戦アメリカGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。
ヨーロッパとの時差が考慮され、前戦カナダGP同様に通常のヨーロッパラウンドよりも1時間早く、午前8時から45分間行われた公式練習3回目では、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分12秒001で8番手。オリビエ・パニスが1分12秒451で14番手。午前9時15分から45分間行われた公式練習4回目は、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分10秒802で7番手。オリビエ・パニスは、1分11秒242の11番手で、午後に2回行われる公式予選に臨む事となった。
午後12時から行われた公式予選1回目は、やや風は強いものの、真っ青な青空が広がる中、気温23度、路面温度44度、湿度46%という、爽やかな陽気の下で行われた。惜しくも前戦カナダGPでは、失格となったパナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、同じく失格となったBMWウィリアムスの2人に続き、クリスチアーノ・ダ・マッタが18番目、オリビエ・パニスが19番目にタイムアタック。オリビエ・パニスは、1分09秒923で3番手。クリスチアーノ・ダ・マッタは、1分10秒108で7番手タイムを記録。その後、午後1時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目に計測されたタイムの逆順でタイムアタック。14番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは1分11秒691で予選11番手。18番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分11秒167で8番手となり、明日、午後12時にスタートするアメリカGP決勝レースへと挑む。
オリビエ・パニス : カーナンバー17 シャシー:TF104/03
予選1回目: 3番手 1分09秒923(トップと0.469秒差)
予選2回目: 8番手 1分11秒167(トップと0.944秒差)
「昨日の公式練習で、今週末を戦うタイヤの貴重なデータを蓄積出来た。その甲斐あって、今日の予選は、上手く行き、満足の行くものとなった。予選8番手のグリッドを確保出来たことで、明日の決勝レースでポイント獲得への手応えを得られた。我々は、TF104のポテンシャルの全てを引き出しており、我々は総力をあげて目標へと向かっている。トップ5とは、ほんのコンマ1秒の僅差であり、これは、チームの着実な改善の証でもある」
クリスチアーノ・ダ・マッタ : カーナンバー16 シャシー:TF104/04
予選1回目: 7番手 1分10秒108(トップと0.654秒差)
予選2回目:11番手 1分11秒691(トップと1.468秒差)
「公式練習の成果からも、予選では、もっと良いポジションを狙えると期待していた。これまでの走行で、グリップの少なさを感じており、今週末の攻略に不安を抱いていたが、予選では、その不安を払拭するほどの戦闘力を発揮しており、決勝レースへと自信を得られた」
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「過去最高といえる予選でのパフォーマンスを繰り広げたが、2台揃って予選トップ10、さらに、より上位のグリッドを得られなかったことは、トップ5からコンマ1秒という僅差とはいえ、残念だ。予選2回目では、両ドライバー共に、グリップの不足を訴えていたが、総合的に見れば、決勝レースへ向けて、戦闘力のあるパッケージに仕上がっており、明日は2台揃ってポイント獲得を目指す」
高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「トップグループと互角の予選タイムアタックで、予想通り僅差の予選結果となった。追い越しの可能なサーキットなので、明日の決勝レースこそ確実にポイントを獲得する」
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