第10戦 フランスGP 2004

2004年07月03日(土)

フランスGP - 予選レポート

パナソニック・トヨタ・レーシングのクリスチアーノ・ダ・マッタは、フランスGP決勝を11番手グリッドからスタートする。4.411キロのマニクールサーキットをダ・マッタは1分14秒533のタイムで周回、チームメイトのオリビエ・パニスは、1分15秒1309で3グリッド後ろの14番手からスタートを切る。

ダ・マッタのタイムはポールポジションを獲得したFアロンソから僅かに0.84秒差。素晴らしいクルマ達が参加し、競争の激化するF1レースにあって、今回の予選は僅差の戦いとなった。

「マニクールという場所は、僕らにとって好条件のサーキットとは思っていなかったが、予選の結果とアタックのラップには満足している。予選の第1セッションで若干アンダーステアーが出ていたけれど、チームはそれをすぐに解消してくれた。もう少しタイムを短縮できたとは思わないけれど、トップ10のグリッドをわずか0.05秒差で獲得できなかった。決勝の戦略から判断すれば、ポイント獲得可能なポジションだと思う」とダ・マッタはコメントしている。

パニスにとってマニクールはホームグランプリであり、予選の結果に残念がっている。

「クルマの下面が底着きしてしまって、サーキットの最終セクションでタイムロスしてしまった。地元ファンの前で14番手からスタートするというのは芳しいものではない、勿論最初のピットストップまでクルマのセトアップを変えることはできないから、頑張るしかない。ここのレースはかなりきついから、力の限り戦ってポイント獲得を目指す」とパニスはコメントしている。

ルノーチームのFアロンソが1分13秒698で今シーズン4回目となるフェラーリチーム以外のポールポジションを獲得。6度のチャンピオンに輝くフェラーリのMシューマッハーが2番手。マクラーレン・メルセデスのDクルサードがニューマシンMP4-19Bで1分13秒987のタイムをマーク、今シーズン初の3番手グリッドを獲得した。BARホンダの Jバトンが1分13秒995で4番手。以下ルノーのJトゥルーリが1分14秒070、BMWウイリアムズのJPモントーヤが1分14秒172の順。

パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー担当テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは「このサーキットの予選は、接戦となり、われわれは期待通りの結果を出せた。クリスチアーノは頑張りを見せたが、オリビエは地元で後方からスタートしなくてはならない。この状況下でも2台共にポイント獲得を目標にしている」とコメントしている。