第10戦 フランスGP 2004
2004年07月03日(土)
F1第10戦フランスGP予選 再び、接近戦のタイムアタック
C.ダ・マッタが予選11番手。O.パニスは予選14番手から明日の決勝レースへ
2004年7月3日(土)(フランス・マニクール発)
F1世界選手権第10戦フランスGPの公式練習3回目と4回目に続き、公式予選が行われた。
午前9時から45分間行われた公式練習3回目では、オリビエ・パニスが1分15秒478で5番手。クリスチアーノ・ダ・マッタが1分16秒384で11番手。午前10時15分から45分間行われた公式練習4回目は、オリビエ・パニスが1分14秒883で6番手。クリスチアーノ・ダ・マッタは、1分14秒885の7番手で、午後に2回行われる公式予選に臨む事となった。
午後1時から行われた公式予選1回目は、曇り空から時折青空が覗く、気温22度、路面温度34度、湿度45%というコンディションの下で行われた。前戦アメリカGPの決勝成績順で5番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分14秒540で11番手。13番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分14秒245で10番手。その後、午後2時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目に計測されたタイムの逆順でタイムアタック。10番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分15秒130で予選14番手。11番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは、1分14秒553で予選11番手となり、明日午後2時に決勝レースへとスタートする。
クリスチアーノ・ダ・マッタ : カーナンバー16 シャシー:TF104/04
予選1回目:10番手 1分14秒245(トップと0.868秒差)
予選2回目:11番手 1分14秒553(トップと0.855秒差)
「予想通り、接近した予選結果となった。しかし、納得の出来る予選結果とも言える。今日午後の予選には満足している。予選1回目には、多少のアンダーステアを感じたが、予選2回目には修正出来、クルマのバランスは良くなった。予選トップ10入りも可能だったかもしれないが、決勝レースで着実にポイントを獲得すべき戦略をとった結果が予選11番手といえる」
オリビエ・パニス : カーナンバー17 シャシー:TF104/03
予選1回目:11番手 1分14秒540(トップと1.163秒差)
予選2回目:14番手 1分15秒130(トップと1.432秒差)
「今日の予選結果には満足していない。予選中は、路面からの突き上げもあり、最後の区間では、グリップを失い、タイムロスをしてしまった。結果として予選14番手からのスタートとなってしまったが、今や、成すすべもない。とはいえ、マニクール・サーキットでの決勝レースは、長く、過酷な戦いとなるので、レース中にも調整が可能だ。母国フランスのファンの前で、ベストを尽くし、戦略を活かし、上位進出を目指す」
マイク・ガスコイン : シャシー部門 テクニカルディレクター
「僅差の予選であった。予選結果は、納得出来るものだ。クリスチアーノ・ダ・マッタは、頑張り、想定したグリッドを確保したが、オリビエ・パニスは、最後の区間でタイムロスし、若干ポジションを落として、母国でのレースをスタートすることになった。応援してくれるトヨタファンのためにも、2台揃ってポイントを獲得すべく頑張る」
高橋敬三 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「ここ数戦と同様に、非常にタイムの接近した予選結果となった。その中で、トップとの差は着実に縮まっている。ロングランでタイムの安定するセッティングも見出せたので、明日の決勝レースでは、連続ポイント獲得を目指す」
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