第15戦 イタリアGP 2004

2004年09月16日(木)

パナソニック・トヨタ・レーシング 2005年ドライバー体制を決定

J.トゥルーリが契約。R.シューマッハーとチームメイトに。 R.ゾンタも継続活動

2004年9月16日(木)(ドイツ・ケルン発)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヤルノ・トゥルーリ(30歳・イタリア)と、2005年シーズンから2年間にわたるドライバー契約を締結したことを発表した。

ヤルノ・トゥルーリは、9月14日(火)にドイツ・ケルンのTMG(トヨタモータースポーツ有限会社)で契約書にサインをしたもので、来シーズンから、すでに発表されているラルフ・シューマッハーのチームメイトとしてF1グランプリに参戦する。

ヤルノ・トゥルーリは、9月16日(木)にイギリスで行われるF1シルバーストーン合同テストで、初めてトヨタF1カーのコックピットに収まる。

ヤルノ・トゥルーリは、今季2004年シーズンの第6戦モナコGPで初優勝を達成、今季これまでに優勝した4人のドライバーの一人となった。また、ヤルノ・トゥルーリは、8年間のF1経験の中で、4回の表彰台と、2回のポールポジションを獲得している。

また、リカルド・ゾンタは、2005年シーズンもパナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーとして、金曜日の公式練習に3台目のF1カーを走らせ、オリビエ・パニスとともに、広範囲なテストを行う。

なお、ライアン・ブリスコは、2005年シーズンもトヨタとの契約は続行されるが、パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーとしての活動から離れる。しかし、将来のF1ドライバーとしてシートが獲得出来る様にチームからのサポートは継続される。

冨田 務 : TMG会長 兼 チーム代表
「我々が、ヤルノ・トゥルーリと、パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーへの可能性を協議していたことは事実だが、数々の憶測もあり、今週、契約の詳細を決定することにした。ヤルノ・トゥルーリは、今シーズンの予選、そして決勝レースで、オールラウンドな才能を発揮しており、来シーズンパナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーとして戦うラルフ・シューマッハーのチームメイトとして、もっともふさわしいと確信している。そして、一刻も早く実績を残すためにも、両ドライバー共に、分け隔て無く、チームのナンバー・ワン・ドライバーとして活躍してもらう。また、継続して、チームの一員として金曜日の公式練習に活躍してくれることとなったリカルド・ゾンタにも期待している。オリビエ・パニスとリカルド・ゾンタの、この2年間でのチームへの功績は計り知れない。来シーズンも両ドライバーがテストと開発に貢献してくれるものと期待する。ラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ、オリビエ・パニス、リカルド・ゾンタの4人のドライバーを得たパナソニック・トヨタ・レーシングは、来シーズン、最も強力なドライバーラインアップを備えたF1チームのひとつとなるであろう」