第17戦 日本GP 2004
2004年10月08日(金)
日本GP - 練習走行レポート
日本GPが行われる鈴鹿の初日、練習走行は大雨に見舞われ、コースは洪水のような状態だったが、パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリにとっては有意義な走行となった。
難しいコンディションであったが、レースチームのドライバーとしてリカルド・ゾンタに代わって、日本GPに出走することになったトゥルーリがウエットコンディションでのTF104Bに慣れたいという強い要望があって、彼は走行を行った。
第3ドライバーのライアン・ブリスコは終日ガレージで待機していたのに対し、オリビエ・パニスは、1時間ずつの各セッションで確認のために各1周のみを行った。
テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは、「ライアンについては、われわれが使うことができるウエット用ミシュランタイヤに数の制限があるという理由で走行させなかった。レースカー用に充分なウエット用タイヤを残すことを優先した」とコメントしている。
「ヘビーウエット用のタイヤに数の制限があったために、僕は今日走行することができなかった。このコンディションでは、インターミディエートタイヤではとうてい走行することは難しかった。トヨタのホームグランプリである鈴鹿で走行できなかったのが残念だ」とブリスコはコメントしている。
トゥルーリはトータル17周を走行して1分50秒386のタイムで 14番手だった。
「僕はドライコンディションでクルマをテストしたことあるけれど、ウエットコンディションではなかったので、このようなコンディションでクルマがどう反応するのかを把握するのに良い機会だった。でもコースの状況はかなり難しかった」とトゥルーリはコメントしている。
パナソニック・トヨタ・レーシングのチームマネージャー、リチャード クレーガンは、「基本的に今日はオリビエとライアンが走行する目的がなかった。オリビエは雨で走行する経験を有しているので、クラッチとランチコントロール・システムのセッティングのためにコースインしただけだった。安全性の点でもこのようなコンディション下でライアンをコースインさせるということのメリットはないと判断した」とコメントしている。
金曜日の夕刻に、土曜日は悪天候のために走行できないと発表された。鈴鹿サーキットは台風21号を経験しており、この強い台風22号も土曜日にこの地域を直撃すると予想される。観客に対しては土曜日に来場しないように、そして予選は日曜日の午前中に行われると伝えられた。
日本GPの変更スケジュールは以下の通り。
第1予選開始 午前9時
第2予選開始 午前10時
決勝スタート 午後2時30分
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