第18戦 ブラジルGP 2004
2004年10月22日(金)
ブラジルGP - 練習走行レポート
パナソニック・トヨタ・レーシングは、今シーズンの最終戦となるブラジルGPのインテルラゴスサーキット(4.309Km)でタイヤの比較作業とクルマのセットアップおいて充実した初日を終えた。
第3ドライバーのライアン・ブリスコが1分11秒166のタイムで9番手、リカルド・ゾンタが1分12秒347で14番手、ヤルノ・トゥルーリが1分12秒545の16番手で練習走行を終えた。地元のヒーロー、フェラーリのルーベンス・バリチェロが1分11秒166の最速タイムをマークしている。
2002年にF3000のレースでインテルラゴスサーキットを走行しているブリスコは「走っていて楽しいグランプリサーキットだ。そして今日の作業については満足している。僕らは、素晴らしい周回をこなすことができたし、タイヤの比較作業や異なったダウンフォースのセッティングも試すことができた」とコメントしている。
地元のファンの前でレースチームに復帰したゾンタは、1999年にBARでの2レース目にクラッシュして足にけがを負ってしまったという嫌な思い出を払拭するチャンスとなった。
「再び地元でレースできるというのは最高だ。コースがとても滑りやすくてドライブが難しく、今日はいろいろあった。一輪をダートに落としてしまって、急なスピンをしてしまったけれど、クルマのセットアップを進めることができたし、明日には、もっと試したいことがある」とコメントしている。
ヤルノ・トゥルーリもレースに向けて積極性を見せている。「僕らは多くの周回をこなし、トラブルなくミュシュランタイヤの2種類のコンパウンドを比較することができた。タイム的にはまだニュータイヤの1周目に全力を出し切れていないのであまり良いとはいえないけれど、クルマのバランスには満足しているし、動きも良い」とコメントしている。
トップのバリチェロに続いて、同じくフェラーリのMシューマッハーが1分11秒334で2番手、マクラーレン・メルセデスのKライコネンが1分11秒526で3番手。以下BARホンダのJバトン1分11秒731、同じく佐藤琢磨1分11秒988。また、BARの第3ドライバー、Aデビッドソンが1分11秒920の順。
シャシー担当テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは「タイヤ選択においてはとても充実したセッションだった。唯一の問題はコース上の混雑だったが、インテルラゴスのようなショートサーキットでは、通常のことだ。全体的にはクルマの状態は安定している。ラップタイムは接近しており、コンマ何秒かの差が大きな順位の差となる。今シーズンの最終戦決勝において良いレースで好ポジションを得られると思っている」とコメントしている。
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