第18戦 ブラジルGP 2004
2004年10月23日(土)
ブラジルGP - 予選レポート
ヤルノ・トゥルーリがインテルラゴスサーキットにおいて1分11秒483のタイムをマークし、再びパナソニック・トヨタ・レーシングにトップ10グリッドをもたらした。これは、ポールポジションを獲得したRバリチェロのタイムからわずか0.8秒しか離れていないものだった。2004年グランプリシーズンの幕を閉じる上で、9番手グリッドからのスタートは十分期待できる。
チームに加入以来、強いインパクトを与えているトゥルーリは、「予選のタイムアタックは本当に良かった。クルマの性能を限界まで引き出せたと思うし、TF104Bはすごくバランスが良いので常に満足している。練習走行のロングランではとても安定した走行を示しているので明日の決勝レースにも自信がある」とコメントしている。
リカルド・ゾンタは、トゥルーリからコンマ5秒遅れの1分11秒974で14番手グリッドを獲得した。
「朝の練習走行でクルマのバランスは、とても良かった。しかし、クルマの底が路面に接触して下面板が削れすぎてしまうので、多少のセッティング変更をしなくてはならなかった。それによってアンダーステアーが出て、エンジニアがそれを解消しようとしてくれたが、予選でもその兆候はあった。地元のファンの前で良いレースをしたいと思う。そして決勝で順位を上げられればと期待している」とゾンタはコメントしている。
ポールポジションのフェラーリ、バリチェロの背後には、BMWウイリアムズのJPモントーヤが1分10秒850で続き、3番手にはKライコネン(1分10秒892)、4番手にザウバーのFマッサ(1分10秒922)以下、BARホンダのJバトン(1分11秒092)、同チームの佐藤琢磨(1分11秒120)の順。
パナソニック・トヨタ・レーシングのシャシー担当テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは「ヤルノが頑張ってくれて再び手堅くトップ10グリッドを獲得、彼は完全にチームを引っ張ってくれている。しかし、リカルドはアンダーステアーに悩まされたという複雑な予選セッションだった。ロングランでは安定しているのでシーズンを良いレースで締めくくれると思っている」とコメントしている。
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