NASCARプレスリリース

米国トヨタ自動車販売株式会社（Toyota Motor Sales,U.S.A.、以下米国トヨタ）は、2月12日、シカゴ・オート・ショーにおいて、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ（NASCAR Craftsman Truck Series）に、2004年から参戦することを発表した。参戦車両はトヨタ タンドラ（Tundra）で、2004年2月、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(Daytona International Speedway）においてデビューする。

米国トヨタのデイブ・イリングワース上級副社長は、「NASCARのプロフェッショナル・カテゴリーに参戦できることを大変嬉しく思う。ストックカー・レーシングの世界に、我々が米国で生産しているフルサイズ･トラック タンドラを紹介する絶好の機会である、来年のデイトナでのデビュー戦が楽しみだ」と語った。
トヨタは、 タンドラを1999年の発売開始以来、インディアナ州プリンストンの工場で生産している。

NASCARプレジデントのマイク・ヘルトン氏は、「NASCARの誰もが、トヨタのNASCARクラフツマン・トラック・シリーズへの参戦に期待している。このシリーズへのトヨタの参戦は、ドライバー、チーム、サーキット、そして多くのファンに対し、多くの恩恵をもたらすことになるだろう。また、アメリカ中のトヨタの施設、生産工場、そしてディーラーにも多くのNASCARファンがいる。2004年、彼らがNASCARの舞台に姿を見せるトヨタ タンドラへ、期待に胸を膨らせることを確信している。」

参戦チームは、現時点では未定だが、デイトナで行われる2004年のNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの開幕戦から、6台程度のトヨタ・タンドラで参戦を予定している。搭載されるV8エンジンは、カリフォルニア州コスタ・メサのTRD,U.S.A.において、NASCARの仕様に基づいて、設計・開発・製作が行われる。

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズへの参戦によって、トヨタはモータースポーツの歩みをさらに拡大することになる。今年3月2日には、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される、トヨタ・インディ300において、IRLインディ・カー・シリーズにデビューする。トヨタは米国内において過去20年間以上にわたり、CART、IMSA、数々のオフロードレース（MTEG、SCORE、CORR）、パイクス・ピーク（ヒルクライム）、NHRAインポート・ドラッグ・レーシング、そして様々なSCCAレースなど、多彩でハイレベルなモータースポーツ・カテゴリーにおいて、シリーズ・チャンピオンを獲得してきた。2000年からは、NASCARの下位カテゴリーであるNASCARグッディーズ・ダッシュ・シリーズ（NASCAR Goody's Dash Series）に参戦。V6エンジン搭載のトヨタ・セリカが、2001年のケンタッキー戦において、マルチ・バルブのエンジンとして、NASCAR史上初めての優勝を果たしている。

TRD,U.S.A.は、1979年、トヨタの北米におけるレーシング・エンジンの設計・開発・製作のための技術開発拠点として業務を開始。トヨタ車向けの高品質なハイパフォーマンス・アフターマーケット・パーツの販売も行っている。現在、123,000平方フィート（11,430㎡）の敷地に3つの設備があり、従業員は225人。

NASCAR・クラフツマン・トラック・シリーズ参戦までの流れ

トヨタ タンドラ NASCAR・クラフツマン・トラック スペック