2005年6月27日(月)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第11戦 Toyota Tundra Milwaukee 200

開催日:6月24日

トヨタ・タンドラ 不運の ザ・マイル
首位を争ったT.ボダイン、D.ロイティマン共にトラブルで無念の後退

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最前列スタートのT.ボダインは、ペナルティとトラブルで無念の戦線離脱

 6月24日(金)米国中北部ウィスコンシン州ミルウォーキーの"ザ・ミルウォーキー・マイル"でNASCARクラフツマン・トラックシリーズ第11戦「Toyota Tundra Milwaukee 200」が行われた。
 100年以上の歴史を持つ、ミルウォーキーの1マイルオーバルで戦われる"ザ・マイル"は、"トヨタ・タンドラ"が冠スポンサー。24日(金)に2回の公式練習、予選、決勝まで行われる、ワン・デイ・イベントととして開催された。
 蒸し暑いコンディションの中、午後12時から2回にわたって行われた公式練習では、今レースから古巣のジャーメイン・アーノルド・レーシングへ移動したT.ボダインが2回ともトップタイムをマーク。午後6時半から行われた予選でも、ポールポジション獲得こそならなかったものの、最前列2番手グリッドを獲得し、決勝レースへと臨むことになった。
 午後9時15分、1マイルオーバルを200周で戦われる決勝レースがスタート。T.ボダインは狭いコースで首位争いを展開するが、珍しくコーションの出ない展開となり、グリーン下でのピットインで、スピード違反を喫し、痛恨のドライブスルーペナルティ。大きく後退後、上位浮上を狙ったT.ボダインだったが、今レース唯一のフルコースコーションの間に、点火系のトラブルに見舞われ、戦線離脱を余儀なくされた。
 一方、このコーションで、10番手スタートから着実な走行を続けてきたD.ロイティマンが首位グループに躍進。しかし、一時はトップを快走するも、ゴールを目前にして、D.ロイティマンの"トヨタ・タンドラ"にもトラブルが発生。17位に終わった。"トヨタ・タンドラ"勢最高位は、B.ウィットの13位であった。
 次戦第12戦は7月2日(土)カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで行われる。

ドライバー T.ボダイン:
「今日は公式練習、予選共に絶好調だったが、決勝ではややセッティングを誤ってしまった。グリーン下でのピットインで、セッティングの調整を行ったが、ピットアウトするとき、ピットレーン出口で、スピード違反を犯してしまい、ペナルティを受けて周回遅れになってしまった。上位復帰を狙ったが、唯一のコーションでピットインしたときには、異常が出ていた。このレースからジャーメイン・アーノルド・レーシングに戻り、素晴らしい週末を過ごせただけに、この結果は残念だが、レースは今日だけではない。今後も勝利を目指して全力で戦っていく」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 #46 D.セッツァー シボレー 200
2 1 #16 J.スプレイグ シボレー 200
3 5 #1 T.マスグレイブ ダッジ 200
13 16 #38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 198
15 14 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 198
16 9 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 198
17 22 #260 C.チャフィン トヨタ・タンドラ 198
23 10 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 196
31 21 #12 R.ハフマン トヨタ・タンドラ 166
34 2 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 141
35 28 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 140
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 D.セッツァー 1614
2 B.ハミルトン 1579
3 T.マスグレイブ 1570
11 M.スキナー 1314
12 D.ロイティマン 1284
14 J.ベンソン 1282
15 T.ボダイン 1219
18 B.レスター 1170
20 C.チャフィン 1107
22 R.ハフマン 1019
25 B.ウィット 968
31 服部茂章 554
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 82
2 ダッジ 67
3 フォード 49
4 トヨタ 44

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ペーストラックやセーフティトラックとしても"トヨタ・タンドラ"が活躍している