NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第19戦 Sylvania 200
開催日:9月17日
トヨタ・タンドラ 4連勝ならず レース序盤を支配したが、波乱のレースに翻弄。C.チャフィンが9位
2連勝中のM.スキナーは前半戦首位を快走するが無念の接触
9月17日(土)米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第19戦「Sylvania 200」が行われた。
その難しさから"マジック・マイル"と呼ばれる1.058マイルオーバルでは、昨年、"トヨタ・タンドラ"が2勝目を挙げており、ここまで3連勝中の"トヨタ・タンドラ"の活躍に期待が持たれた。
16日(金)は、はっきりしない天候の中で、2回の公式練習が行われ、2連勝で気を吐くM.スキナーが公式練習1回目でトップタイムをマーク。17日(土)、午前10時から行われた予選でも、B.ウィットが2番手、D.ロイティマン3番手、C.チャフィン4番手と好調。M.スキナーは7番手、T.ボダインも8番手とトップ10に5台が入る速さを見せ、決勝へと臨んだ。
空には雲がかかり、やや涼しい中で午後2時半に200周で競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのB.ウィット、3番手のD.ロイティマン、4番手C.チャフィンに加え、M.スキナーとT.ボダインも上位に浮上。
6周目にB.ウィットが壁に接触し後退したが、トップ5のうち4台を"トヨタ・タンドラ"が占め、序盤戦を支配した。最初のイエローコーションからの再スタートが切られた29周目には、M.スキナーが首位を奪取。途中、ピットタイミングでM.ウォレスに首位を譲るものの、70周目に再びトップに立つ快走を見せた。
しかし、中盤戦を前にした84周目、再スタートで、サイド・バイ・サイドの激しい首位争いを展開したM.スキナーは、無念の接触。左フロントフェンダーを破損し、惜しくも後退。
その後も、通算9回のイエローコーション、17回も首位の入れ替わる混戦に翻弄され、"トヨタ・タンドラ"勢は徐々に後退。さらに最後まで上位を争ったT.ボダインもチェッカー直前にスピンを喫し、着実に走り抜いたC.チャフィンが"トヨタ・タンドラ"勢最高位の9位でフィニッシュした。
次戦第20戦は9月24日(土)、ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでナイトレースとして行われる。
ドライバー C.チャフィン:
「結果的には、9位という順位に終わったが、我々のチームにとっては良い一日であった。まだ我々は新しいチームであり、今日は一日を通じて上位を走ることが出来た。給油のタイミングが合わず、最後は順位を落としてしまったが、無理をせず完走することを目指した。しかし、トップ10フィニッシュを果たせ、本当に満足している」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1 | 5 | #14 | R.クロフォード | フォード | 200 | ||
2 | 6 | #46 | D.セッツァー | シボレー | 200 | ||
3 | 22 | #1 | T.マスグレイブ | ダッジ | 200 | ||
9 | 4 | #60 | C.チャフィン | トヨタ・タンドラ | 200 | ||
17 | 24 | #12 | M.ウォレス | トヨタ・タンドラ | 200 | ||
22 | 8 | #30 | T.ボダイン | トヨタ・タンドラ | 200 | ||
24 | 7 | #5 | M.スキナー | トヨタ・タンドラ | 199 | ||
25 | 28 | #22 | B.レスター | トヨタ・タンドラ | 199 | ||
27 | 2 | #38 | B.ウィット | トヨタ・タンドラ | 192 | ||
32 | 11 | #23 | J.ベンソン | トヨタ・タンドラ | 173 | ||
33 | 3 | #17 | D.ロイティマン | トヨタ・タンドラ | 171 | ||
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序盤上位争いを展開したC.チャフィンが最上位の9位でフィニッシュ