2005年9月17日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第19戦 Sylvania 200

開催日:9月17日

トヨタ・タンドラ 4連勝ならず レース序盤を支配したが、波乱のレースに翻弄。C.チャフィンが9位

写真
2連勝中のM.スキナーは前半戦首位を快走するが無念の接触

 9月17日(土)米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第19戦「Sylvania 200」が行われた。
 その難しさから"マジック・マイル"と呼ばれる1.058マイルオーバルでは、昨年、"トヨタ・タンドラ"が2勝目を挙げており、ここまで3連勝中の"トヨタ・タンドラ"の活躍に期待が持たれた。
 16日(金)は、はっきりしない天候の中で、2回の公式練習が行われ、2連勝で気を吐くM.スキナーが公式練習1回目でトップタイムをマーク。17日(土)、午前10時から行われた予選でも、B.ウィットが2番手、D.ロイティマン3番手、C.チャフィン4番手と好調。M.スキナーは7番手、T.ボダインも8番手とトップ10に5台が入る速さを見せ、決勝へと臨んだ。
 空には雲がかかり、やや涼しい中で午後2時半に200周で競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのB.ウィット、3番手のD.ロイティマン、4番手C.チャフィンに加え、M.スキナーとT.ボダインも上位に浮上。
 6周目にB.ウィットが壁に接触し後退したが、トップ5のうち4台を"トヨタ・タンドラ"が占め、序盤戦を支配した。最初のイエローコーションからの再スタートが切られた29周目には、M.スキナーが首位を奪取。途中、ピットタイミングでM.ウォレスに首位を譲るものの、70周目に再びトップに立つ快走を見せた。
 しかし、中盤戦を前にした84周目、再スタートで、サイド・バイ・サイドの激しい首位争いを展開したM.スキナーは、無念の接触。左フロントフェンダーを破損し、惜しくも後退。
 その後も、通算9回のイエローコーション、17回も首位の入れ替わる混戦に翻弄され、"トヨタ・タンドラ"勢は徐々に後退。さらに最後まで上位を争ったT.ボダインもチェッカー直前にスピンを喫し、着実に走り抜いたC.チャフィンが"トヨタ・タンドラ"勢最高位の9位でフィニッシュした。
 次戦第20戦は9月24日(土)、ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでナイトレースとして行われる。

ドライバー C.チャフィン:
「結果的には、9位という順位に終わったが、我々のチームにとっては良い一日であった。まだ我々は新しいチームであり、今日は一日を通じて上位を走ることが出来た。給油のタイミングが合わず、最後は順位を落としてしまったが、無理をせず完走することを目指した。しかし、トップ10フィニッシュを果たせ、本当に満足している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 #14 R.クロフォード フォード 200
2 6 #46 D.セッツァー シボレー 200
3 22 #1 T.マスグレイブ ダッジ 200
9 4 #60 C.チャフィン トヨタ・タンドラ 200
17 24 #12 M.ウォレス トヨタ・タンドラ 200
22 8 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 200
24 7 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 199
25 28 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 199
27 2 #38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 192
32 11 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 173
33 3 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 171
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 D.セッツァー 2756
2 T.マスグレイブ 2697
3 R.ホーナディ 2553
5 M.スキナー 2472
7 T.ボダイン 2403
8 D.ロイティマン 2366
14 J.ベンソン 2245
18 B.レスター 2042
21 C.チャフィン 1895
23 B.ウィット 1852
35 M.ウォレス 604
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 128
2 ダッジ 103
3 トヨタ 101
4 フォード 86

写真
序盤上位争いを展開したC.チャフィンが最上位の9位でフィニッシュ