2005年11月19日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第25戦 Florida 200

開催日:11月19日

"トヨタ・タンドラ" 圧倒の3連勝
最終戦を1-2-3フィニッシュ 9勝目を挙げ今季を締め括る

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優勝したT.ボダインを先頭に3位までを占めた"トヨタ・タンドラ"3台がチェッカーを受ける

 米国東南部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラックシリーズ第25戦「Florida 200」が行われた。全25戦で戦われてきた2005年シーズンの最終戦となる今大会は、1.5マイルオーバルを舞台とし、ワンデイ・イベントとして開催。
 全てのスケジュールが行われる予定であった18日(金)は、朝から小雨が降ったり止んだりという天候。濡れた路面をジェットドライヤーカーで乾かし、公式練習1回目は定刻通り午前9時20分から開始されたが、10時前に降雨により赤旗中断。正午からの公式練習2回目も、開始わずか20分で終了となってしまった。  しかし、午後5時10分からの予選は予定通り行われ、D.ロイティマンが昨年に続きポールポジションを獲得。これに好調"トヨタ・タンドラ"勢が続き、なんとトップ7を独占。さらに、エントリーした9台の"トヨタ・タンドラ"全てが12番手以内に入るという速さで予選を圧倒した。
 その後、決勝レースの直前に雨が降り出したが、まもなく止んだため、ジェットドライヤーカーによる路面乾燥が行われ、入れ替わるように36台のピックアップトラックがコースイン。午後9時30分にスタートが切られたが、4周目には再び降雨に見舞われ、わずか12周でレースは中断。翌日、再レースが行われることとなった。
 19日(土)、午前8時半から134周で競われることとなった決勝レースは、予選上位を占めた"トヨタ・タンドラ"勢による首位争いが繰り広げられる中、ポールポジションのD.ロイティマンがリードを広げるが、惜しくも24周目にエンジントラブルで戦列を去り、J.スプレイグが首位躍進。
 さらに、38周目には9番手グリッドから着々とポジションを上げてきたT.ボダインが、2度目の再スタートで見事首位奪取という攻防戦。その後は、この2台の"トヨタ・タンドラ"が、トップ2を堅守して、中盤戦以降を支配。
 T.ボダインは、首位を守り切り、見事3連勝を果たした。J.スプレイグも2位でフィニッシュ。3位には激しい3位争いを制したJ.ベンソンが入り、"トヨタ・タンドラ"はシリーズ最終戦を完全制覇して、1-2-3フィニッシュという有終の美で今シーズンを締め括ることとなった。
 シリーズ参戦2年目となった今年、"トヨタ・タンドラ"は、25戦を戦い、13回のポールポジションを獲得。9勝を挙げ、マニュファクチャラーズポイントランキングでは2位であった。

ドライバー T.ボダイン:
「本当に信じられない結果だ。素晴らしい仕事をしてくれた我がチームを誇りに思う。私がシーズン中盤に、今のチームへ復帰したときは、ポイントランキングで15位に過ぎなかったが、最終的に3位まで浮上し、3連勝を含む、今季5勝を挙げることが出来た。素晴らしい"トヨタ・タンドラ"と共にシリーズを戦うことが出来、私は本当に幸せ者だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 9 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 134
2 3 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 134
3 7 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 134
5 2 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 134
12 5 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 134
13 6 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 133
29 4 #38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 128
35 12 #9 J.ホブグッド トヨタ・タンドラ 40
36 1 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 24
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 T.マスグレイブ 3525
2 D.セッツァー 3480
3 T.ボダイン 3462
5 M.スキナー 3273
8 J.スプレイグ 3137
10 J.ベンソン 3076
14 D.ロイティマン 2979
17 B.レスター 2672
18 B.ウィット 2602
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 162
2 トヨタ 149
3 ダッジ 125
4 フォード 114

写真
3連勝でシーズンを締め括ったT.ボダインとチームクルーが表彰台で喜びを分かち合う