2006年4月 9日(日)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第4戦 Kroger 250

開催日:4月9日

トヨタ・タンドラ 惜しくも首位後退
1-2体制も終盤のピットインを余儀なくされて4位、5位でフィニッシュ

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大観衆の見守る中、T.ボダイン(最前列左側)が2番手からスタートを切る

 4月9日(土)、米国東部バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイででNASCARクラフツマン・トラックシリーズの第4戦「Kroger 250」が行われた。
 公式練習と予選の行われた8日(金)は、時々雨に見舞われ、決勝日の天候も心配されたが、9日(土)は薄い雲の中から青空も覗き、3万人以上の大観衆の見守る中、午後1時、決勝レースがスタート。1周わずか0.526マイル(約850m)のショートオーバルで、8台の"トヨタ・タンドラ"を含む36台のピックアップが250周に渡って激しいバトルを展開した。
 2番手最前列グリッドからスタートを切った"トヨタ・タンドラ"のT.ボダインは、上位ポジションを維持し、138周目には首位に浮上。2位にC.チャフィンを従え、"トヨタ・タンドラ"の1-2体制で後続を大きく引き離した。
 しかし、この後、度重なるフルコースコーションが出される波乱の展開。"トヨタ・タンドラ"のリードは帳消しとなり、給油タイミングとフルコースコーションのタイミングが合わず、2台とも終盤ピットインを余儀なくされ、無念の後退。
 13位までポジションを落としたT.ボダインは、激しい追い上げを見せたが、残り周回数はわずかで、4位まで挽回してフィニッシュ。同じく終盤のピットインで後退したC.チャフィンが5位で続いた。
 第5戦は、4月30日(土)イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー T.ボダイン:
「首位後退は悔しいが、第1戦に続き、再び"トヨタ・タンドラ"最上位でフィニッシュ出来、とても嬉しい。終盤は燃料も、タイヤもぎりぎりの状態で、あの時点でのピットインはギャンブルだったが、恐らく、ピットインしてもしなくても、結果は同じようなものだっただろう。多くの接触や追い抜き、激しいバトルが繰り広げられる、マーティンスビルならでのレースとなり、ファンは楽しめたと思う。私も非常に楽しいレースを戦うことが出来た」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 47 B.ラボンテ シボレー 250
2 4 99 R.クレイブン フォード 250
3 11 6 R.ホーナディ シボレー 250
4 2 66 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 250
5 12 30 C.チャフィン トヨタ・タンドラ 250
9 7 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 250
17 17 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 250
19 8 12 R.ハフマン トヨタ・タンドラ 250
23 19 17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 248
26 31 22 B.レスター トヨタ・タンドラ 246
29 6 38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 242
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 B.ハミルトン 633
2 R.クレイブン 614
3 T.マスグレイブ 606
6 T.ボダイン 532
8 J.ベンソン 513
11 C.チャフィン 495
13 R.ハフマン 484
15 D.ロイティマン 441
17 M.スキナー 406
22 B.レスター 381
24 B.ウィット 367
35 服部茂章 216
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 ダッジ 27
2 シボレー 25
3 フォード 19
4 トヨタ 17

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7番手スタートのM.スキナーは9位でフィニッシュ。トップ10入りを果たす