2005年5月15日(日)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第6戦 Ohio 250

開催日:5月15日

トヨタ・タンドラ 苦渋の首位争い脱落
2位躍進のB.ウィットは、ゴール直前にパンクに見舞われ大きく後退

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見事な走りで上位争いを展開するも、不運のパンクでクラッシュに終わったB.ウィット

 5月15日(日)、米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラックシリーズ第6戦「Ohio 250」が行われた。
 14日(土)は、前夜から続く嵐に見舞われ、初開催となった昨年に引き続き、予選が中止になるかと思われたが、雨の間隙を縫ってジェットドライヤーカーで路面を乾かしながら、公式練習と予選が行われた。
 決勝の行われた15日(日)は一転して好天に恵まれたが、前日の公式練習及び予選とは大きく異なるコンディションのため、各車セッティングに苦しむことになった。午後2時15分、9台の"トヨタ・タンドラ"を含む36台のピックアップトラックが、0.5マイル(800m)のショートオーバルを250周で行われる決勝レースがスタート。
 15番手からスタートを切ったB.ウィットは、序盤の2回のピット作業で、"トヨタ・タンドラ"の調整を行い、素晴らしい走りで上位に浮上。200周目には2位につけ、首位を行く、昨年のシリーズチャンピオンであるB.ハミルトン(ダッジ)に迫った。しかし、残り25周となったところで、コース上の破片を踏み、右フロントタイヤをパンク、コントロールを失い、クラッシュを喫し、30位に終わった。
 難しいコンディションでのハーフマイル・オーバル戦で苦戦を強いられた"トヨタ・タンドラ"勢の最上位は16位のT.ボダインであった。
 次戦第7戦は、わずか5日間のインターバルで、5月20日(金)ノースカロライナ州コンコードのローズ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー B.ウィット:
「早めのピットインを狙った我々のピット戦略は上手く行き、トップ争いに加わることが出来た。首位争いも手中にあったが、不運にもタイヤのパンクに見舞われ、レースを終えることになってしまった。しかし、上位でレースを戦うことが出来たことで、チームも、私自身も大きな自信を得られた。今後も上位争いに加わりたい」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 26 4 B.ハミルトン ダッジ 254
2 25 16 J.スプレイグ シボレー 254
3 5 15 S.ハミール シボレー 254
16 11 66 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 254
18 30 22 B.レスター トヨタ・タンドラ 253
21 8 17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 253
23 6 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 251
28 14 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 243
30 15 38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 227
32 18 30 C.チャフィン トヨタ・タンドラ 210
33 9 12 R.ハフマン トヨタ・タンドラ 200
36 32 9 服部茂章 トヨタ・タンドラ 18
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 B.ハミルトン 968
2 T.マスグレイブ 923
3 R.クレイブン 895
7 T.ボダイン 793
10 J.ベンソン 737
12 C.チャフィン 700
16 M.スキナー 645
18 D.ロイティマン 632
21 B.レスター 617
22 R.ハフマン 606
26 B.ウィット 504
33 服部茂章 353
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 ダッジ 45
2 シボレー 37
3 フォード 26
4 トヨタ 24

写真
ハーフマイルオーバルに苦しんだ"トヨタ・タンドラ"勢最上位のT.ボダイン