2005年6月 4日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラックシリーズ
第8戦 MBNA Race Points 200

開催日:6月4日

トヨタ・タンドラ 大波乱のレースで5位
コーション11回。D.ロイティマンが今季最高位。M.スキナーもトップ10

写真
終盤首位を奪うなど好調だったが惜しくも5位に終わったD.ロイティマン

 6月4日(土)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第8戦「MBNA Race Points 200」が行われた。
 2日(木)に行われた予選では、M.スキナーが6番手、D.ロイティマンが8番手、R.ハフマンが9番手と、トップ10に3台の"トヨタ・タンドラ"が入り、決勝レースでの活躍が期待された。
 決勝レースが予定されていた3日(金)は、雨に見舞われ、決勝は翌4日(土)に順延。土曜日は、NASCARネクステルカップの公式練習や、NASCARブッシュ・シリーズの決勝レースが予定されている中での、トラックシリーズ決勝開催となった。
 午後4時半に、8台の"トヨタ・タンドラ"を含む36台のレーシングピックアップトラックによる決勝レースがスタート。ところが、わずか1周目にして、多重クラッシュが発生し、R.ハフマン、J.ベンソン、B.ウィット等が巻き込まれる波乱。しかし、他の"トヨタ・タンドラ"勢は好調で、トップ10圏内で激しく序盤戦の上位争いを展開した。
 その後も波乱のレースは続き、3位を争っていたB.レスターは168周目にクラッシュ。T.ボダインも186周目にタイヤのパンクから側壁への餌食となってしまった。
 一方、D.ロイティマンは常に上位争いに加わり、終盤には、上手いピット戦略で首位に立つが、最後わずか5周という再スタートで、タイヤの摩耗に苦しみ後退。惜しくも5位に終わった。
 11回ものフルコースコーション、同一周回フィニッシュは僅か13台というサバイバルレースを戦い抜いたM.スキナーは10位でフィニッシュした。
 次戦第9戦は、6月10日(金)米国中南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー D.ロイティマン:
「チームは、素晴らしいピット作戦を採ってくれた。トップ10フィニッシュを果たすことは出来たが、イエローのタイミングがちょっとでも違えば、我々は勝てていたかも知れない。最後は、タイヤが苦しくなり、ライバル車の先行を許してしまった。とはいえ、今季最高位となる5位フィニッシュを果たし、素晴らしい"トヨタ・タンドラ"とともに来週のテキサスへと臨むことになる。次戦こそはより上位フィニッシュを果たしたい」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 #15 K.ブッシュ シボレー 200
2 11 #47 T.スチュワート シボレー 200
3 2 #10 T.クック フォード 200
5 8 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 200
10 6 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 200
23 14 #30 C.チャフィン トヨタ・タンドラ 195
28 22 #66 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 185
30 7 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 168
32 13 #38 B.ウィット トヨタ・タンドラ 46
34 15 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 8
35 9 #12 R.ハフマン トヨタ・タンドラ 1
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 T.マスグレイブ 1200
2 R.クレイブン 1180
3 B.ハミルトン 1147
10 J.ベンソン 958
11 T.ボダイン 942
13 D.ロイティマン 904
15 M.スキナー 869
16 C.チャフィン 867
18 B.レスター 840
23 R.ハフマン 764
26 B.ウィット 665
32 服部茂章 414
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 55
2 ダッジ 51
3 フォード 38
4 トヨタ 31

写真
大波乱のレースを着実に走り抜き、トップ10フィニッシュを果たしたM.スキナー