2006年3月17日(金)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第3戦 John Deere 200

開催日:3月17日

"トヨタ・タンドラ"今季初優勝!
T.ボダインがポール・トゥ・ウィンで大バトルを制覇。トップ5に4台入賞

写真
2戦連続の2位に甘んじたT.ボダインが見事3戦目に勝利を果たした

 3月17日(金)、前戦から3週間のインターバルをおいて、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第3戦「John Deere 200」が米国南東部ジョージア州アトランタのアトランタ・モータースピードウェイで行われた。
 第3戦は、午前中に公式練習、午後5時10分から予選、そして、午後9時15分から決勝レースが行われるというワン・デイ・イベントとして開催された。予選では、T.ボダインがポールポジションを獲得。M.スキナーが2番手につけ、"トヨタ・タンドラ"は2戦連続で最前列を独占して決勝へと臨むこととなった。
 4万5千人の観衆の見守る中、決勝レースがスタート。最前列のT.ボダイン、M.スキナーが好スタートを切るが、まもなく、開幕からの2戦を制しているM.マーティン(フォード)が首位浮上。レースは、M.マーティンと、T.ボダインをはじめとする"トヨタ・タンドラ"勢が首位攻防戦を展開。
 虎視眈々と首位を脅かすT.ボダインは、ゴール目前の126周目、併走する2台の 周回遅れが首位軍団の行く手に現れたチャンスを活かし、その2台の間に進入。インに入ったM.マーティンと共に、25度のハイバンク内で4台が並ぶという大バトルとなった。
 T.ボダインは見事このバトルを制し、首位に立つが、抜かれた周回遅れがクラッシュし、この日4度目のイエローコーション。レースは5周延長され、最後の2周での勝負となった。
 再スタート後、T.ボダインとM.マーティンのトップ2台は、ほぼ全周に渡ってサイド・バイ・サイドでの激戦を繰り広げたが、最後はT.ボダインが振り切ってチェッカー。T.ボダインは、開幕から2戦連続で2位に甘んじたが、3戦目にして"トヨタ・タンドラ"に今季初勝利をもたらした。
 また、3位にはJ.ベンソン、4位にT.マスグレイブ、5位にはD.ロイティマンが続き、"トヨタ・タンドラ"は、トップ5中4台を占める速さを見せつけた。
 次戦第4戦は4月1日(土)、バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイで行われる。

ドライバー T.ボダイン:
「今日の私の"トヨタ・タンドラ"は、レースを通して若干のオーバーステア症状を抱えていたので、M.マーティンの後についてチャンスを窺っていたが、周回遅れをパスするときの、4台並んでのバトルは正直かなり苦しかった。再スタート後は、M.マーティンが並びかけてきたが、彼とはクリーンなレースが出来、サイド・バイ・サイドで抑え切ることが出来た。素晴らしいクルーとチーム、そして"トヨタ・タンドラ"を得て、勝利争いへと戦える私は幸運な男だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 1 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 135
2 10 #6 M.マーティン フォード 135
3 17 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 135
4 36 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 135
5 7 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 135
15 12 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 135
17 13 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 135
29 18 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 132
35 2 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 60
36 8 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 58
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 M.マーティン 560
2 T.ボダイン 535
3 T.マスグレイブ 495
4 D.ロイティマン 458
5 J.スプレイグ 438
6 J.ベンソン 433
13 M.スキナー 360
15 D.スター 340
22 B.レスター 257
27 J.ミラー 243
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 フォード 24
2 トヨタ 21
3 シボレー 11
4 ダッジ 10

写真
T.ボダイン(#30)とM.スキナー(#5)が最前列からスタート