NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第7戦 City of Mansfield 250
開催日:5月27日
"トヨタ・タンドラ"トップ5に4台入賞
首位は逃すがJ.スプレイグが2位。T.ボダインがポイントトップを堅守
J.スプレイグ(右)が激しいバトルの末、"トヨタ・タンドラ"勢最上位の2位入賞
5月27日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第7戦「City of Mansfield 250」が米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・スピードウェイで行われた。いよいよ本格シーズンに入ったシリーズは、9週連続という過酷なスケジュールに突入した。
25日(木)に公開テストセッションが行われ、翌26日(金)に公式練習と予選が予定されていたが、朝から生憎の雨模様。雲間を突いて公式練習は行われたものの、夕刻にはより激しい嵐となり、午後6時半から予定されていた予選は中止となってしまった。
このため、決勝のグリッドは規定に則り、現時点でのドライバーズポイント順で決定されることとなり、ポールポジションはT.ボダイン、2番手T.マスグレイブと、"トヨタ・タンドラ"が最前列を占めて決勝レースへと臨むことになった。
決勝日の27日(土)は一転して好天となり、気温は30度近くまで上昇。午後2時に、0.5マイル(約800m)のショートオーバルを250周して争われる決勝レースがスタートした。
ポールポジションのT.ボダインは、チームメイトのからT.マスグレイブと共に前半戦をリード。115周目に8度目のフルコースコーションとなった際、早めのピットインという賭けに出たT.ボダインとT.マスグレイブであったが、シリーズ記録となる18回のイエローコーションが出される波乱のレースで、この賭けは裏目に出て、後退を余儀なくされてしまった。
代わって上位争いに浮上したのは、2004年、ここマンスフィールドで勝利を挙げているJ.スプレイグ。さらに、D.スター、J.ミラー、J.ベンソンの"トヨタ・タンドラ"勢も続き、トップを争うが、惜しくも首位奪取はならず、2位から5位を占めてチェッカーを受けた。
T.ボダインとT.マスグレイブは15位、16位に入り、ポイントランキング1位、2位は堅守。また、D.スター、J.ベンソン、J.スプレイグもランキングを上げ、"トヨタ・タンドラ"勢がトップ6を占めている。
次戦第8戦は6月2日(金)デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー J.スプレイグ:
「この結果には満足している。私の"トヨタ・タンドラ"は非常に好調だった。今日は暑く、コースは滑りやすいコンディションだったが、それこそが私の望んでいたものだ。優勝したR.ホーナディ(シボレー)はかなり速く、彼を捉えるにはさらに多くの周回が必要だった。ロングランでは私に利があったと思うが、最後は周回遅れに阻まれ、首位逆転はならなかった。それでも、今日は予想以上に素晴らしい"トヨタ・タンドラ"を得て、2位に入ることが出来、良い一日となった」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1 | 17 | #33 | R.ホーナディ | シボレー | 250 | ||
2 | 9 | #60 | J.スプレイグ | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
3 | 7 | #11 | D.スター | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
4 | 6 | #23 | J.ベンソン | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
5 | 29 | #12 | J.ミラー | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
9 | 4 | #17 | D.ロイティマン | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
15 | 1 | #30 | T.ボダイン | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
16 | 2 | #9 | T.マスグレイブ | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
24 | 35 | #22 | B.レスター | トヨタ・タンドラ | 250 | ||
29 | 19 | #5 | M.スキナー | トヨタ・タンドラ | 248 | ||
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T.ボダインとT.マスグレイブは序盤戦を支配したがピット戦略で惜しくも後退