2006年5月27日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第7戦 City of Mansfield 250

開催日:5月27日

"トヨタ・タンドラ"トップ5に4台入賞
首位は逃すがJ.スプレイグが2位。T.ボダインがポイントトップを堅守

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J.スプレイグ(右)が激しいバトルの末、"トヨタ・タンドラ"勢最上位の2位入賞

 5月27日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第7戦「City of Mansfield 250」が米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・スピードウェイで行われた。いよいよ本格シーズンに入ったシリーズは、9週連続という過酷なスケジュールに突入した。
 25日(木)に公開テストセッションが行われ、翌26日(金)に公式練習と予選が予定されていたが、朝から生憎の雨模様。雲間を突いて公式練習は行われたものの、夕刻にはより激しい嵐となり、午後6時半から予定されていた予選は中止となってしまった。
 このため、決勝のグリッドは規定に則り、現時点でのドライバーズポイント順で決定されることとなり、ポールポジションはT.ボダイン、2番手T.マスグレイブと、"トヨタ・タンドラ"が最前列を占めて決勝レースへと臨むことになった。

 決勝日の27日(土)は一転して好天となり、気温は30度近くまで上昇。午後2時に、0.5マイル(約800m)のショートオーバルを250周して争われる決勝レースがスタートした。
 ポールポジションのT.ボダインは、チームメイトのからT.マスグレイブと共に前半戦をリード。115周目に8度目のフルコースコーションとなった際、早めのピットインという賭けに出たT.ボダインとT.マスグレイブであったが、シリーズ記録となる18回のイエローコーションが出される波乱のレースで、この賭けは裏目に出て、後退を余儀なくされてしまった。
 代わって上位争いに浮上したのは、2004年、ここマンスフィールドで勝利を挙げているJ.スプレイグ。さらに、D.スター、J.ミラー、J.ベンソンの"トヨタ・タンドラ"勢も続き、トップを争うが、惜しくも首位奪取はならず、2位から5位を占めてチェッカーを受けた。
 T.ボダインとT.マスグレイブは15位、16位に入り、ポイントランキング1位、2位は堅守。また、D.スター、J.ベンソン、J.スプレイグもランキングを上げ、"トヨタ・タンドラ"勢がトップ6を占めている。
 次戦第8戦は6月2日(金)デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー J.スプレイグ:
「この結果には満足している。私の"トヨタ・タンドラ"は非常に好調だった。今日は暑く、コースは滑りやすいコンディションだったが、それこそが私の望んでいたものだ。優勝したR.ホーナディ(シボレー)はかなり速く、彼を捉えるにはさらに多くの周回が必要だった。ロングランでは私に利があったと思うが、最後は周回遅れに阻まれ、首位逆転はならなかった。それでも、今日は予想以上に素晴らしい"トヨタ・タンドラ"を得て、2位に入ることが出来、良い一日となった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 17 #33 R.ホーナディ シボレー 250
2 9 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 250
3 7 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 250
4 6 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 250
5 29 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 250
9 4 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 250
15 1 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 250
16 2 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 250
24 35 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 250
29 19 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 248
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 T.ボダイン 1140
2 T.マスグレイブ 1120
3 D.ロイティマン 1034
4 D.スター 948
5 J.ベンソン 948
6 J.スプレイグ 935
18 M.スキナー 691
19 J.ミラー 686
26 B.レスター 512
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 49
2 フォード 43
3 シボレー 38
4 ダッジ 24

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T.ボダインとT.マスグレイブは序盤戦を支配したがピット戦略で惜しくも後退