2006年7月 1日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第12戦 O'Reilly Auto Parts 250

開催日:7月1日

"トヨタ・タンドラ"トップ10に5台が入賞
M.スキナーがシリーズ最多PP獲得。T.ボダインがポイント首位堅守

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シリーズ最多記録となる通算28度目のPPを獲得したM.スキナーを先頭にスタート

  7月1日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第12戦「O'Reilly Auto Parts 250」が米国中部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで行われた。
 6月30日(金)に行われた2回の公式練習及び予選では、全てのセッションでM.スキナーがトップタイムをマーク。"トヨタ・タンドラ"で、今シーズン4度目のポールポジション獲得となったM.スキナーは、J.スプレイグが持っていた記録を破る、通算28度目のポールポジション獲得で、シリーズ最多記録を更新した。  また、T.マスグレイブが3列目6番手、J.スプレイグが7番手グリッドを確保。ポイントリーダーであるT.ボダインは、予選直前の車検で失格となり、予選出走はならず、最後尾35番手から決勝へ臨むことになった。  1日(土)も猛暑となったが、8万人以上の観客の見守る中、午後1時15分に1.5マイルオーバルを167周、250マイルの長丁場で戦われる決勝レースがスタート。  ポールポジションのM.スキナーが好スタートを切り、後方から襲いかかる4台のフォード勢と首位攻防戦。この上位争いに、D.ロイティマン、そして鬼神の走りで最後尾から追い上げてきたT.ボダインらが加わり、激戦を展開。  終盤戦へ入った127周目、この日7度目のフルコースコーションで、上位の"トヨタ・タンドラ"勢がピットインする中、他陣営はピットインせず、ギャンブルに出たため、M.スキナーらは、一時15位まで後退し再スタート。  ハイペースでの追い上げを計るが、首位逆転は叶わず、M.スキナーが5位でフィニッシュ。最後尾から28台抜きを果たしたT.ボダインが7位、これにD.スター、J.ベンソン、D.ロイティマンが続き、"トヨタ・タンドラ"はトップ10に5台が入る結果となった。  ポイントランキングでは、T.ボダインが首位を守ると共に、"トヨタ・タンドラ"勢がトップ4を占めている。

 次戦は7月8日(土)ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

ドライバー T.ボダイン:
「我々の"トヨタ・タンドラ"の調子は悪くなかったが、ほんの少しセットアップでミスをした。予選を走るチャンスを失ったのは痛かった。予選を走っていれば、その後の調整が可能だったはずだ。終盤戦でも、もう少し残り周回があればより上位が狙えたと思う。とはいえ、私は選手権ポイントを争うライバルよりも上位で、しかもトップ10内で首位を守り切った。チャンピオンを目指し、次戦ケンタッキーへ向け努力を続け、ベストを尽くして再びポイント差を広げられるようにしなくてはならない」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 #10 T.クック フォード 167
2 2 #14 R.クロフォード フォード 167
3 4 #20 M.アンブローズ フォード 167
5 1 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 167
7 35 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 167
8 28 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 167
9 22 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 167
10 13 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 167
22 6 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 167
23 15 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 167
29 7 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 167
30 11 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 164
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 T.ボダイン 1909
2 D.ロイティマン 1771
3 J.ベンソン 1766
4 T.マスグレイブ 1657
7 D.スター 1600
9 J.スプレイグ 1578
13 M.スキナー 1398
22 J.ミラー 1096
28 B.レスター 958
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 86
2 フォード 76
3 シボレー 58
4 ダッジ 44

写真
35番手グリッドから追い上げたT.ボダイン(右)が7位、M.スキナー(左)は5位