2006年7月 8日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第13戦 Kentucky 225

開催日:7月8日

"トヨタ・タンドラ"混戦を4位フィニッシュ
好調J.ベンソンが健闘。M.スキナーは首位走行中無念のクラッシュ

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24周に渡って首位を走行したM.スキナーは終盤無念のクラッシュに終わる

 7月8日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第13戦「Kentucky 225」が米国東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われた。
 2日間の日程で行われる今大会は、前日7日(金)に公式練習が行われ、T.マスグレイブ、J.ベンソン、D.ロイティマンが上位タイムをマーク。8日(土)午後4時15分から行われた予選では、D.ロイティマンが最前列2番手グリッドを獲得。J.ベンソン、B.レスター、T.ボダインが7,8,9番手から決勝に臨むこととなった。  気持ちの良い好天に恵まれたケンタッキーで、午後8時に1.5マイルオーバルを150周、225マイルで競われる決勝レースがスタート。2番手グリッドのD.ロイティマンがポジションを守り、激しいバトルを展開するが、イエローコーションとピットインのタイミングが合わず不運の後退。  代わってM.スキナーが上位争いに加わり、78周目に首位に浮上。ピットインで一旦順位を落とすものの、121周目のリスタート時には再び首位奪取。そのまま逃げ切るかと思われたが、ゴールまであと20周と迫った129周目、他車との接触から壁にクラッシュ。ドライバーのM.スキナーは無事であったが、レースはここで終えることになってしまった。  その後、"トヨタ・タンドラ"勢最上位に付けたのはJ.ベンソン。一時は首位を走行するが、終盤、接触による不調にも苦しみ、最後まで諦めずに首位を追ったものの、わずかに届かず、僅差の4位でフィニッシュした。  "トヨタ・タンドラ"勢は6位にT.マスグレイブ、8位にD.スター。そしてポイントランキングトップのT.ボダインは10位に入り、ランキングトップの座を守った。

 次戦第14戦は7月15日(土)テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークでナイトレースとして行われる。

ドライバー J.ベンソン:
「非常に良いスタートを切ることが出来た。しかし、再スタート時に前方の誰かが2,3度ブレーキチェックを行ったため、続く後方集団が混乱した。その混乱の中で、私は前走車に接触し、ハンドリングがおかしくなってしまった。4位でフィニッシュ出来たことには不満はないが、勝てるチャンスがあっただけに、それが失われてしまったことは残念だ」」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 22 #33 R.ホーナディ シボレー 150
2 23 #14 R.クロフォード フォード 150
3 20 #77 B.ゴーギャン ダッジ 150
4 7 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 150
6 12 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 150
8 19 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 150
10 9 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 150
11 25 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 150
12 2 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 150
13 14 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 150
28 8 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 146
31 11 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 128
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 T.ボダイン 2043
2 J.ベンソン 1931
3 D.ロイティマン 1898
4 T.マスグレイブ 1807
7 D.スター 1742
9 J.スプレイグ 1708
14 M.スキナー 1473
20 J.ミラー 1220
26 B.レスター 1037
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 89
2 フォード 82
3 シボレー 67
4 ダッジ 48

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今季2勝を挙げ波に乗るJ.ベンソンが"トヨタ・タンドラ"勢最上位の4位フィニッシュ