2006年7月15日(土)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第14戦 O'Reilly Auto Parts 200

開催日:7月15日

"トヨタ・タンドラ"ポール・トゥ・ウィン!
J.スプレイグがレースを支配し"トヨタ・タンドラ"での初勝利を挙げる

写真
シリーズ首位タイとなる通算28度目のポールポジションからJ.スプレイグがスタート

 7月15日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第14戦「O'Reilly Auto Parts 200」が米国南部テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークで行われた。
 年間25戦で行われるシーズンも、後半戦に突入。第6戦から9週連続開催というハードスケジュールも、今大会で一区切りとなる。  0.75マイル(約1.2km)のD形オーバルで行われる今大会は、前日14日(金)に公式練習が行われ、予選は翌15日(金)午後4時過ぎに開始。ここメンフィスで2度のポールポジションを獲得し、2000年には勝利も挙げているJ.スプレイグが、見事トップタイムをマーク。第12戦にM.スキナーによって逆転された通算ポールポジション獲得数で、再び首位タイに並ぶ28度目のポールポジション獲得となった。  午後8時15分、暑さの残る中、ほぼ満員に埋まったグランドスタンドの大観衆に見守られ、カクテルライトの下で決勝レースがスタート。ポールポジションのJ.スプレイグは序盤から逃げ、44周目に逆転を許すが、64周目、2度目のコーション時のピット合戦で再び首位に浮上。その後、激しいライバル勢の攻勢に、何度か首位の座は明け渡すものの、首位争いから離されることなく、終盤193周目に首位に立つと、ゴール目前のクラッシュによる、残り2周のスプリントでも首位を守りきり、ポール・トゥ・ウィンで自身今季初優勝を飾った。"トヨタ・タンドラ"は今季7勝目。他の"トヨタ・タンドラ"勢は、D.ロイティマンが7位、M.スキナーが9位。ポイントランキング首位のT.ボダインは15位でフィニッシュし、首位を堅守。トップ3を"トヨタ・タンドラ"が占めている。

 次戦第15戦は8月4日(金)インディアナ州インディアナポリスのオライリー・レースウェイ・パークでナイトレースとして行われる。

ドライバー J.スプレイグ:
「我々のチーム、ワイラー・レーシングにとって、そして私自身にとってもトヨタのドライバーとしての初勝利を挙げることが出来、本当に嬉しい。レース中はずっとライバル勢からの激しい攻勢を受けたが、私の"トヨタ・タンドラ"は強力で、全てが上手く行き、勝つことが出来た。最近はなかなか勝てなかっただけに、久しぶりのこの勝利は格別だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 1 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 202
2 4 #99 E.ダーネル フォード 202
3 3 #88 M.クラフトン シボレー 202
7 15 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 202
9 10 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 202
11 28 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 202
15 19 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 202
19 13 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 201
20 24 #12 J.ミラー トヨタ・タンドラ 201
25 18 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 201
32 22 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 199
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 T.ボダイン 2161
2 D.ロイティマン 2044
3 J.ベンソン 1998
5 T.マスグレイブ 1913
7 J.スプレイグ 1898
8 D.スター 1872
15 M.スキナー 1611
20 J.ミラー 1323
25 B.レスター 1125
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 98
2 フォード 88
3 シボレー 71
4 ダッジ 51

写真
ポール・トゥ・ウィンで"トヨタ・タンドラ"での初勝利を挙げたJ.スプレイグ