2006年8月 4日(金)配信

NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第15戦 O'Reilly Raceway Park 200

開催日:8月4日

"トヨタ・タンドラ"ショートオーバルで復調
D.スターが上位を争い4位フィニッシュ。29番手スタートのT.ボダインが7位

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D.スターとD.ロイティマンの2台の"トヨタ・タンドラ"が超接近戦で上位を争う

 8月4日(金)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第15戦「O'Reilly Raceway Park 200」が米国中東部インディアナポリスのオライリー・モータースポーツ・パークで行われた。
 9週連戦という厳しいスケジュールの後、3週間のインターバルを空けて行われた今大会は、全てのスケジュールが1日で行われるワン・デイ・イベント。 前夜、激しい雷雨に見舞われた影響で、それまでの猛暑は影を潜め、過ごしやすい気候の下で、午前10時と午後12時の2回の公式練習に続き、午後5時30分から予選が開始された。"トヨタ・タンドラ"勢ではD.スターが最上位の2列目4番手を確保。M.スキナーが8番手、J.スプレイグが9番手につけた。
 午後8時45分、3万5千人の観衆を前に決勝レースがスタート。4番手スタートのD.スターが上位争いから離されることなくバトルを展開。  その一方で、ドライバーズランキング首位につけるT.ボダインは、29番手と後方からのスタートを強いられたが、3周目には一気に12位まで浮上。その後もトップ10圏内で上位を窺い、同様に25番手からのスタートとなったD.ロイティマンも、序盤のイエローコーションでピットインタイミングをずらす作戦に出て、上位に躍進。61周目には首位に立つが、146周目に無念のクラッシュ。リタイアとなってしまった。  常にトップ争いに加わり、健闘したD.スターであったが、惜しくも首位逆転はならず、4位でフィニッシュ。また、後方からの見事な追い上げを見せたT.ボダインが7位。チームメイトのT.マスグレイブが8位でチェッカーを受けた。

 次戦第16戦は、8月12日(土)テネシー州ナッシュビルのナッシュビル・スーパースピードウェイで"トヨタ・タンドラ200"として開催される。

ドライバー D.スター:
「前を行くR.ホーナディには追いつくことが出来たが、抜くまでには至らなかった。最後のピットストップでも調整を試みたが、完全には仕上がらなかった。とはいえ、トップ5フィニッシュを果たせたことは嬉しい」

ドライバー T.ボダイン:
「今日の我々の"トヨタ・タンドラ"は絶好調とは言い難かった。それを考えれば、29番手スタートから7位でフィニッシュ出来たのは、勝利に匹敵する結果だと言って良いだろう。選手権を考えれば最良の成績だ。これまでショートオーバルでは苦戦を強いられて来たが、今日のレースが復調への良いきっかけになってくれるだろう」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 #14 R.クロフォード フォード 200
2 7 #85 D.セッツァー シボレー 200
3 10 #33 R.ホーナディ シボレー 200
4 4 #11 D.スター トヨタ・タンドラ 200
7 29 #30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 200
8 16 #9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 200
12 17 #23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 200
14 21 #22 B.レスター トヨタ・タンドラ 200
18 8 #5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 200
28 9 #60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 196
34 25 #17 D.ロイティマン トヨタ・タンドラ 145
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカー
1 T.ボダイン 2307
2 J.ベンソン 2125
3 R。クロフォード 2120
4 D.ロイティマン 2110
6 T.マスグレイブ 2055
7 J.スプレイグ 2037
11 D.スター 1977
15 M.スキナー 1720
21 J.ミラー 1323
25 B.レスター 1246
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 102
2 フォード 97
3 シボレー 77
4 ダッジ 54

写真
T.ボダインは29番手から追い上げ、7位フィニッシュ。ランキング首位を守った