NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ 第23戦 Texas 350k

　１１月３日（金）、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第23戦「Texas 350k」が米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われた。
　２日（木）に公式練習と予選が行われ、"トヨタ・タンドラ"勢をリードしてＭ．スキナーが、最前列２番手グリッドを確保。３列目の５、６番手にランキング３位、４位につけるＤ．ロイティマン、Ｔ．マスグレイブが入った。　しかし、ランキング２位のＪ．ベンソンは１１番手。ランキング首位のＴ．ボダインは予選２６番手と苦戦。さらに、決勝前の規定外調整でペナルティを受け、最後尾からのスタートとなってしまった。　３日（金）午後８時、６万６千人の大観衆が見守る中で、決勝レースがスタート。Ｍ．スキナーとＤ．ロイティマンが首位争いを展開する中、Ｊ．ベンソンとＴ．ボダインは着実にポジションをアップ。　レースが３分の１を過ぎる頃には、Ｊ．ベンソンは４位、Ｔ．ボダインは９位まで躍進を果たし、その後も上位争いを展開。　しかし、１１５周目、Ｊ．ベンソンが突然スローダウン。エンジンのトラブルに見舞われ、１３８周目に痛恨のリタイアを余儀なくされた。　また、同じく猛然と追い上げたＴ．ボダインだったが、終盤に他車と接触。エンジンにダメージを受けて後退。何とか最後まで走り切ったが１４位でチェッカー。これによって、ランキングで、Ｊ．ベンソンとの差は１３７ポイントまで広がった。　一方、Ｍ．スキナーはシボレーの２台に次ぐ３位でフィニッシュ。この結果、残り２戦を待たずに、トヨタのマニュファクチャラーズタイトルが確定した。　また、ドライバーズ選手権も、事実上、タイトルの可能性は現在ランキング４位までの"トヨタ・タンドラ"の４人のドライバーに絞られた。
　次戦第２４戦は１１月１１日（土）、アリゾナ州フェニックスのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催される。

ドライバー　Ｍ．スキナー：
「このマニュファクチャラーズタイトルは、"トヨタ・タンドラ"に関わった多くの人々に捧げられるべきものだ。トヨタとＴＲＤ-ＵＳＡのおかげで、我々は多くのレースに勝ち、好成績を挙げることが出来た。今年、我々は本当に強力だったと思う」

ドライバー　Ｊ．スプレイグ：
「素晴らしい結果だ。トヨタのタイトル獲得の一員であることを誇りに思う。"トヨタ・タンドラ"は信じられないほど強く、速い。今年は、私の長いこれまでのキャリアの中でも、タフだが、非常に楽しいシーズンを過ごしてい

ドライバー　Ｊ．ベンソン：
「タイトル奪取へ向け、チームと共に出来る限りのことをして来た。今日も好調で、上位につけていたが、前戦に続き、またもトラブルに見舞われてしまった。タイトル逆転は難しくなったが、最後まで諦めずに全力を尽くす」