2007年2月18日(日)配信

NEXTEL CUP SERIES
第1戦 Daytona 500

開催日:2月18日

"トヨタ カムリ"がNASCAR最高峰にデビュー

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NASCARの開幕戦「デイトナ500」で"トヨタ カムリ"がデビューを果た

 全米で最高の人気を誇るモータースポーツであるNASCARの最高峰、ネクステル・カップ・シリーズの開幕戦となる「デイトナ500」が2月18日(日)にフロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
 2004年からNASCARクラフツマン・トラック・シリーズに参戦し、昨年2006年には、ついにドライバーズ選手権とマニュファクチャラーズ選手権のダブルタイトルを獲得したトヨタは、満を持してNASCARのトップ3カテゴリの上位2カテゴリである、ブッシュ・シリーズと最高峰ネクステル・カップ・シリーズに"トヨタ カムリ"で参戦を開始することとなった。
 2007年シーズンの幕を開ける伝統の一戦「デイトナ500」を前に、エギジビションレースとして2月10日(土)に開催された「バドワイザー・シュートアウト」には、"トヨタ カムリ"を駆ってD.ジャレットとB.ビッカーズの2台が出場。B.ビッカーズが一時はリードラップを奪うなどの快走を見せ8位でフィニッシュした。
 2月15日(木)には、「デイトナ500」の決勝グリッドを決定する予選レース「ゲータレード・デュエル」が行われ、"トヨタ カムリ"は4台が予選を通過。なお、2月11日の予選で嫌疑のかかったM.ウォルトリップ・レーシングの1台が規則違反との判定を受け、チームは罰則の対象となった。TRD-USA社長J.オーストは「今回の出来事は、大変遺憾である。トヨタは常に公平な競争を旨としており、今後ともチームの違反に対しては厳しい態度で臨む」とコメントした。
 この週末、同じくデイトナで行われたクラフツマン・トラック・シリーズ、ブッシュ・シリーズの開幕戦に続き、18日(日)午後3時、快晴の空の下、20万人の大観衆が見守る中、「第49回デイトナ500」のスタートが切られた。
 2.5マイル(約4km)のオーバルコースを200周、500マイル(約800km)で争われるレースは、クラッシュの続出する激しいレースとなり、4台の"トヨタ カムリ"勢は、地元のD.ロイティマンが173周目に、そして、前日のブッシュ・シリーズで"トヨタ カムリ"を見事2位に導いたD.ブレイニーも185周目にクラッシュに巻き込まれてリタイアを余儀なくされた。
 ネクステル・カップ・シリーズデビュー戦で"トヨタ カムリ"は、D.ジャレットが最高位となる22位、M.ウォルトリップが30位でフィニッシュした。

 次戦は米国トヨタ自動車販売の本拠地に近い、カリフォルニア州フォンタナのカリフォルニア・スピードウェイで、週末を通してトップ3カテゴリ全てが開催される。

ドライバー D.ジャレット:
「新しいマニュファクチャラーと新しいチームにとっての初レースということを考えれば、決して悪い結果ではない。レースが進むに連れハンドリングもより向上し、コーションの続出するレースで着実に最後まで走り抜くことが出来た。まだいくつかやらなくてはならない部分もあるが、とにかく我々は開幕戦を無傷で完走し、ポイントを獲得出来た」

TRD-USA副社長 L.ホワイト:
「デビューレースということで、デイトナ500の決勝進出は困難であることは分かっていた。それでも"トヨタ カムリ"8台中4台が出場出来、3台が次戦以降4戦の決勝出場が保証される上位35位以内に入ることが出来た。次戦は、ホームレースとも言うべきフォンタナでのレースであり、より良い結果を目指し、努力を続ける。まだ我々は挑戦を始めたばかりであり、今シーズンもまだ残り34戦、そして今後何年にも渡り、何百戦も戦って行かなければならない。そして、我々が最高峰を目指すチャレンジを誰もが理解してくれるだろう。トヨタの精神として、挑戦し続けて行くことが最も重要なことだ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 34 29 K.ハービック シボレー 202
2 26 1 M.マーティン シボレー 202
3 7 31 J.バートン シボレー 202
22 43 44 D.ジャレット トヨタ・カムリ 202
30 15 55 M.ウォルトリップ トヨタ・カムリ 200
34 37 22 D.ブレイニー トヨタ・カムリ 186
40 40 0 D.ロイティマン トヨタ・カムリ 173
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
21 D.ジャレット 97
33 D.ブレイニー 61
39 D.ロイティマン 43
43 M.ウォルトリップ*1 -27
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 9
2 フォード 6
3 ダッジ 4
4 トヨタ 3

BUSCH SERIES
第1戦 Orbitz 300

開催日:2月17日

"トヨタ カムリ"デビュー戦で2位フィニッシュ!

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D.ブレイニーが"トヨタ カムリ"のデビュー戦で
2位フィニッシュを果たした

今季よりNASCARブッシュ・シリーズに参戦する"トヨタ カムリ"にとって初レースとなる開幕戦「Orbitz 300」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2月17日(土)に開催された。
 この開幕戦には4台の"トヨタ カムリ"が出場。前日に行われた予選では、J.レフラーが最前列2番手を獲得。J.アンドレッティも5番手と好グリッドからデビュー戦へと臨むことになった。
 スタート直後の4周目に多重接触が起こり、これに11番手からスタートを切っていたD.ブレイニーが巻き込まれ、スピン。しかし、D.ブレイニーは幸運にも大きなダメージを受けることなくレースを続行。
 その後"トヨタ カムリ"のパワーを活かし着実にポジションを上げ、見事"トヨタ カムリ"のNASCARデビュー戦で2位フィニッシュを果たした。

ドライバー D.ブレイニー:
「公式練習の時点から我々の"トヨタ カムリ"が本当に速いことは分かっていた。エンジンも速かったが、それ以上にハンドリングが素晴らしかった。最後は何とか首位を行くK.ハービック(シボレー)をパスしようと試みたが、惜しくも叶わなかった。この"トヨタ カムリ"で初めてのレースを戦ったが、レースを堪能することが出来た」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 31 21 K.ハービック シボレー 120
2 11 32 D.ブレイニー トヨタ・カムリ 120
3 6 60 C.エドワーズ フォード 120
22 2 38 J.リフラー トヨタ・カムリ 120
29 21 99 D.ロイティマン トヨタ・カムリ 114
39 5 10 J.アンドレッティ トヨタ・カムリ 26
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2 D.ブレイニー 170
22 J.リフラー 102
29 D.ロイティマン 76
39 J.アンドレッティ 46
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 9
2 トヨタ 6
3 フォード 4
4 ダッジ 3

CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第1戦 HD 250

開催日:2月16日

最終ラップの大逆転。 "トヨタ タンドラ"開幕1-2フィニッシュ!

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3台が並んでの僅差のフィニッシュをJ.スプレイグが制した

 2007年シーズンのNASCAR公式シリーズ戦の先陣を切って、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズの第1戦「HD 250」が2月16日(金)にデイトナ・スピードウェイで開催された。
 ディフェンディングチャンピオンとしてシリーズに臨むこととなった"トヨタ タンドラ"は、9台が開幕戦に出場。予選から得意なハイスピードコースで速さを見せ、ポールポジションを獲得。また、出場した9台が全てトップ12に入る圧倒的な結果で決勝を迎えた。
 レースではポールポジションのJ.スプレイグに加え、昨年ランキング2位のJ.ベンソン、ディフェンディングチャンピオンのT.ボダイン、M.スキナーらが上位争いを展開。
 終盤首位を奪われたものの、最終ラップにJ.スプレイグ、J.ベンソンがサイド・バイ・サイドでの劇的な逆転を果たし、"トヨタ タンドラ"は開幕戦を1-2フィニッシュで飾った。
 また、M.スキナーが4位、T.ボダインも5位とトップ5を4台の"トヨタ タンドラ"が占め、シリーズチャンピオン争い2連覇へと好調なスタートを切った。

ドライバー J.ベンソン:
ドライバー J.スプレイグ: 「開幕戦を1-2フィニッシュで飾れたのは素晴らしい結果だ。レース最後の接戦で彼と共に走ったのが上手く行った。J.ベンソンにはいくら感謝しても足りない。デイトナは勝つのが非常に困難なサーキットであり、ここで勝てたことには本当に驚いている。素晴らしいエンジンを作ってくれたTRD-USAや素晴らしい"トヨタ タンドラ"を仕上げてくれたチームに感謝している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 1 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 100
2 10 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 100
3 4 6 T.クバピル フォード 100
4 9 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 100
5 3 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 100
9 8 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 100
15 11 0 AJ.アルメンディンガー トヨタ・タンドラ 100
16 12 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 100
27 7 59 T.クック トヨタ・タンドラ 61
31 6 36 T.ウォーカー トヨタ・タンドラ 34
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1 J.スプレイグ 190
2 J.ベンソン 175
4 M.スキナー 165
5 T.ボダイン 160
8 T.マスグレイブ 143
15 AJ.アルメンディンガー 118
16 A.ファイク 115
27 T.クック 82
31 T.ウォーカー 70
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 9
2 フォード 6
3 シボレー 4
4 ダッジ 3