2007年4月29日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第9戦 Aaron's 499

開催日:4月29日

トヨタ カムリ 超高速バトルで手応え


トヨタ カムリ勢最上位でフィニッシュしたJ.メイフィールド

 アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで開催されたNASCARネクステル・カップ・シリーズ第9戦「Aaron's 499」は、27日(金)に予選が行われ、"トヨタ カムリ"勢はD.ロイティマンが14番手、J.メイフィールドが18番手、D.ジャレットが43番手で予選を通過、3台が決勝へと進出した。
 29日(日)超満員の観衆が見守る中で決勝レースがスタートした。"トヨタ カムリ"勢最上位の14番手からスタートを切ったD.ロイティマンは18番手スタートのJ.メイフィールドと共にトップ20圏内でのバトルを展開。
 その後、ピット戦略も奏功し、D.ロイティマンは166周目の再スタート時には3位に浮上。しかし、ゴールを目前にした185周目、痛恨のエンジンブロー。無念のリタイアとなった。
 一方、J.メイフィールドも、残り1周でのスプリント勝負となったファイナルラップでの上位浮上に賭けたが、バックストレートで多重クラッシュが起き、この影響で23位フィニッシュを余儀なくされた。D.ジャレットは点火系のトラブルに見舞われレース序盤に戦線離脱となった。
 しかし、"トヨタ カムリ"は開幕戦デイトナに続くスーパースピードウェイの超高速バトルで上位争いへと加わる速さを見せ、着実に熟成プログラムが進化していることを示した。
 次戦第10戦は5月5日(土)米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARブッシュ・シリーズとの2レース併催で行われる。

ドライバー J.メイフィールド:
「超高速のタラデガで競争力の高いレースを戦い、無事に最後まで走り切ることが出来て良かった。我々のチームは学びながら、着実に進歩している。今日、タラデガでのレースを戦えたことに満足している」

ドライバー D.ロイティマン:
「好結果が残せるチャンスだっただけに、とてもがっかりしている。チームにとっても残念な結果になってしまった。しかし、トヨタとTRD-USAの懸命な努力のおかげで、スーパースピードウェイでのプログラムは着実に進化している。上位グループで戦えたことは、7月に再び行われるデイトナ戦へ向け良い兆候だと思う」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 1 24 J.ゴードン シボレー 192
2位 8 48 J.ジョンソン シボレー 192
3位 26 2 K.ブッシュ ダッジ 192
23位 18 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 192
32位 14 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 184
40位 43 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 38
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
37位 D.ジャレット 591
38位 D.ブレイニー 523
41位 B.ヴィッカーズ 425
43位 D.ロイティマン 348
48位 J.メイフィールド 203
50位 AJ.アルメンディンガー 92
54位 M.ウォルトリップ*1 -27
*1規則違反により年間獲得ポイントから100ポイント減算
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 78
2位 フォード 53
3位 ダッジ 40
4位 トヨタ 27

NASCAR BUSCH SERIES
第10戦 Aaron's 312

開催日:4月28日

予選2,3番手獲得の トヨタ カムリ
波乱のレースで大きく後退


サイド・バイ・サイドでの超高速バトルを繰り広げるD.ロイティマン(最上段)

 タラデガ・スーパースピードウェイで行われたNASCARブッシュ・シリーズ第10戦「Aaron's 312」は、27日(金)に予選が行われ、"トヨタ カムリ"のD.ブレイニーが2番手、J.リフラーが3番手の好位置を確保。D.ロイティマンは15番手につけた。
 28日(土)の決勝レースは、スタート直後からクラッシュの多発する波乱のレースとなり、2番手スタートのD.ブレイニーはクラッシュに巻き込まれ車体前部に大きなダメージを負い、3番手からスタートしたチームメイトのJ.リフラーも、壁に接触し、サスペンションを破損。
 しかし、レース復帰も危ぶまれる中、チームはこの2台を懸命の作業で修復し、レースへと復帰。D.ブレイニーは32位、J.リフラーは35位でチェッカーを受けた。
 一方、15番手スタートのD.ロイティマンは、序盤のアクシデントを上手く避け、レースの大部分をトップ15圏内で走行。一時は首位に立つ健闘を見せた。しかし、ゴールを目前にした111周目に他車と接触し、無念のクラッシュ。24位でレースを終えることとなった。
 次戦第11戦は5月4日(金)リッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー D.ロイティマン:
「目の前のライバル車が、何かが起こったかのように、急に向きを変えて私の前に被さってきた。今日は好調だっただけに不運な出来事だった。序盤に多重クラッシュを避けた時、スピンしコースオフを喫したにもかかわらず、良いレースを戦うことが出来た。あのまま行けば好ポジションでフィニッシュ出来たと思う」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 34 77 B.ラボンテ シボレー 120
2位 37 33 T.スチュワート シボレー 120
3位 4 24 C.メアーズ シボレー 120
24位 15 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 110
32位 2 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 87
35位 3 38 J.リフラー トヨタ カムリ 71
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3位 D.ブレイニー 1168
4位 D.ロイティマン 1130
16位 J.リフラー 910
96位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 73
2位 フォード 66
3位 ダッジ 42
4位 トヨタ 39

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第5戦 O'Reilly Auto Parts 250

開催日:4月28日

トヨタ タンドラ トップ10に6台入賞。
惜しくも5連勝は成らず


3位に入ったJ.スプレイグ(#60)と5位に入ったM.スキナー(#5)

 4月28日(土)カンザス・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第5戦「O'Reilly Auto Parts 250」が行われた。
 今シーズン、開幕から4戦全勝を飾っている"トヨタ タンドラ"、そして3連勝中のM.スキナーは今大会でも予選から好調で、3戦連続となるポールポジションを獲得。ルーキーのT.ウォーカーが2番手に入り、"トヨタ タンドラ"は最前列独占で決勝レースに臨むこととなった。
 決勝レースでは、ポールポジションのM.スキナーが序盤から快調な走りで後続との差を広げて行った。しかし、59周目のピットインでタイムをロスを喫し、後退を余儀なくされてしまった。
 その後、後方からポジションを上げ"トヨタ タンドラ"最上位に浮上したJ.スプレイグは、首位争いに加わり、首位奪取を試みたが惜しくも及ばず、3位でフィニッシュ。4位にJ.ベンソンが続き、M.スキナーは5位でチェッカーを受けた。
 M.スキナーはランキング首位は守ったが、シリーズ新記録となる4連勝、"トヨタ タンドラ"の開幕5連勝は成らなかった。
 次戦第6戦は5月18日(金)米国東南部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モータースピードウェイで開催される。

ドライバー J.スプレイグ:
「今日は素晴らしい一日だった。TRD-USAや全てのクルーに感謝したい。彼らは素晴らしい"トヨタ タンドラ"を仕上げてくれた。最後の再スタートの後、あと2周あれば首位逆転が出来たかも知れない。終盤は我々の"トヨタ タンドラ"の方が若干速かったが、逆転は叶わなかった。チームクルーは素晴らしい仕事をしてくれた」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 10 99 E.ダーネル フォード 167
2位 19 14 R.クロフォード フォード 167
3位 14 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 167
4位 20 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 167
5位 1 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 167
7位 23 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 167
8位 12 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 167
9位 11 59 T.クック トヨタ・タンドラ 167
12位 9 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 166
17位 15 0 J.ワイズ トヨタ・タンドラ 166
23位 2 36 T.ウォーカー トヨタ・タンドラ 164
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 905
2位 T.ボダイン 797
5位 J.スプレイグ 734
6位 T.マスグレイブ 727
7位 J.ベンソン 703
11位 A.ファイク 644
16位 T.クック 523
20位 T.ウォーカー 467
27位 AJ.アルメンディンガー 375
39位 J.ワイズ 112
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 42
2位 フォード 29
3位 シボレー 24
4位 ダッジ 15