2007年5月 5日(土)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第10戦 Crown Royal Presents The Jim Stewart 400

開催日:5月6日

トヨタ カムリ 上位を争うが惜しくも11位


11位に入ったD.ブレイニー(#22)とAJ.アルメンディンガー(#84)の トヨタ カムリ

 米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第10戦「Crown Royal Presents The Jim Stewart 400」が行われた。
 5月4日(金)に予選が行われ、4台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進出。D.ブレイニーが10番手、ルーキーのAJ.アルメンディンガーが13番手、D.ロイティマンが14番手と好位置に着けた。また、昨年"トヨタ タンドラ"でクラフツマン・トラック・シリーズランキング2位となり、今年も同シリーズに参戦中のJ.ベンソンが初めて"トヨタ カムリ"でネクステル・カップ・シリーズに参戦。31番手で決勝進出を果たした。
 決勝は5日(土)にナイトレースとして予定されていたが、当日はスタート直後に降雨に見舞われ、レースは赤旗中断。翌日6日(日)の午後1時からレースが再開されることとなった。
 一転して好天に恵まれた決勝では、10番手スタートのD.ブレイニーが終始好ポジションで上位争いを展開。終盤にはピットストップ時にタイヤを2本だけ交換するという戦略で、トップ5圏内に浮上した。しかし、チェッカー目前の372周目、多重クラッシュが起き、その中にいたD.ブレイニーはスピン。ダメージは免れたものの大きくポジションを落としてしまった。しかし、D.ブレイニーはそこから再び追い上げを開始し、11位でチェッカーを受けた。
 次戦第11戦は5月12日(土)米国東南部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで開催される。

ドライバー D.ブレイニー:
「私はブレーキングで前輪を滑らせ、アウト側にはらんでしまった。イン側には十分なスペースがあったはずだが、そこに入ってきた誰かに接触されてしまった。その後は本当に何が起こったか分からない。幸運にもダメージは少なくレースに復帰出来たが、追い上げるには時間が足りなかった。最後の20ラップは私だけが新しいタイヤだったので、時間さえあればもっと順位を上げることが可能だったはずだ。11位でチェッカーを受けることは出来たが、それ以上は無理だった。我々の"トヨタ カムリ"は絶好調だっただけにこの結果は少々残念だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 4 48 J.ジョンソン シボレー 400
2位 34 5 Ky.ブッシュ シボレー 400
3位 6 11 D.ハムリン ダッジ 400
11位 10 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 400
29位 14 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 398
31位 31 146 J.ベンソン トヨタ カムリ 397
32位 13 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 396
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
37位 D.ブレイニー 658
39位 D.ジャレット 591
41位 B.ヴィッカーズ 425
42位 D.ロイティマン 424
48位 J.メイフィールド 203
50位 AJ.アルメンディンガー 159
52位 J.ベンソン 70
55位 M.ウォルトリップ*1 -27
*1規則違反により年間獲得ポイントから100ポイント減算
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 87
2位 フォード 57
3位 ダッジ 46
4位 トヨタ 30

NASCAR BUSCH SERIES
第11戦 Circuit City 250

開催日:5月4日

トヨタ カムリ のD.ロイティマンが9位フィニッシュ


好走を見せ9位フィニッシュを果たしたD.ロイティマン

 5月4日(金)リッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第11戦「Circuit City 250」が開催された。このレースには4台の"トヨタ カムリ"が出場。
 予選ではD.ブレイニーが5番手、そしてこのレースがブッシュ・シリーズのデビュー戦となるB.サントスが7番手という好位置を確保。D.ロイティマンが16番手、J.リフラーが24番手から決勝へと臨んだ。
 決勝では、16番手スタートのD.ロイティマンが、一時は順位を落としたものの見事な追い上げで9位フィニッシュ。好グリッドスタートで期待されたD.ブレイニーは16位、デビュー戦のB.サントスは30位で完走を果たした。J.リフラーは84周目に接触を喫しリタイアとなった。
 このレースの結果、ポイントランキングではD.ブレイニーが3位、D.ロイティマンが4位と、"トヨタ カムリ"ドライバー2名がトップ5圏内を維持している。
 次戦第12戦は5月11日(金)に米国東南部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイでナイトレースとして行われる。

ドライバー D.ロイティマン:
「レース序盤はアンダーステア状態がひどかったが、最初のピットストップで大きく調整を加えた。このため、ポジションを落としてしまったが、"トヨタ カムリ"は良い仕上がりとなった。22位まで落ちてしまったが、次のピットストップまでに14位まで浮上することが出来、ピット作業時にもいくつかポジションを上げられた。今夜の"トヨタ カムリ"は最高の状態で、特にタイヤが新しい状態では素晴らしく速かった。問題は周回遅れの追い抜きで、そのために多くのラップを費やしてしまい、これ以上のポジションアップは出来なかった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 8 2 C.ボウヤー シボレー 250
2位 2 17 M.ケンセス フォード 250
3位 4 29 J.バートン シボレー 250
9位 16 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 250
16位 5 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 249
30位 7 91 B.サントス トヨタ カムリ 246
16位 24 38 J.リフラー トヨタ カムリ 216
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3位 D.ブレイニー 1283
4位 D.ロイティマン 1268
22位 J.リフラー 962
85位 B.サントス 73
99位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 82
2位 フォード 72
3位 ダッジ 46
4位 トヨタ 42