2007年5月19日(土)配信

NASCAR NEXTEL All-Star Challenge and NEXTEL Open

開催日:5月19日

トヨタ カムリ が初のNASCARオールスター戦に出場


NASCARネクステル・オールスター・チャレンジに出場した
D.ジャレット(#44)とB.ヴィッカーズ(#83)

 5月19日(土)、NASCARの本拠地といえる、米国東部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モーター・スピードウェイで、NASCARネクステル・オールスター・チャレンジが開催された。
 エキジビションレースとして行われたこのレースは、シリーズの一戦ではないため、ポイントは与えられないが、大会出場者は、過去10年間以内にシリーズチャンピオンを獲得したドライバー等であり、優勝者には100万ドル(約1億2千万円)の賞金が与えられるため、栄冠を目指し激しいバトルが繰り広げられた。
 また、このレースは来週の第12戦シャーロットと同じコースを用いて行われるため、セットアップやデータ収集においても重要なレースとなった。
 大会出場権は、過去10年以内のシリーズチャンピオンに加え、直前に行われた選抜レースである、ネクステル・オープンで1位、2位に入ったドライバーと、ファン投票で選抜されたドライバーというラインアップ。
 40周で行われた選抜レース、ネクステル・オープンには、5台の"トヨタ カムリ"が出場。D.ブレイニーが最上位の4位と健闘したが、惜しくもオールスター戦出場は成らなかった。また、J.メイフィールドは8位、前日のクラフツマン・トラック・シリーズ第6戦で2位と好走を見せたAJ.アルメンディンガーは15位であった。しかし、"トヨタ カムリ"は、次戦へ向けデータ収集とセットアップを行う、貴重な機会を得た。
 ネクステル・オールスター・チャレンジには、03年にブッシュ・シリーズのチャンピオンを獲得しているB.ヴィッカーズと、99年のカップ・シリーズのチャンピオンであるベテランD.ジャレットの2台の"トヨタ カムリ"が出場。
 80周のスプリントレースを戦い、D.ジャレットが12位でフィニッシュ。B.ヴィッカーズは中盤トップ10圏内まで浮上したものの、その後ひどい振動に見舞われピットイン。13位に終わった。
 次戦NASCARネクステル・カップ・シリーズは第12戦が5月27日(日)ローズ・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー D.ジャレット:
「良い学習の機会となり、それは本当に我々が必要としていたものだった。実際に次戦と同じコースでレースを戦い、より"トヨタ カムリ"を改善するためのアイデアを得る事が出来た。我々は、今夜、速いライバルカー等と共に走れたことで、有用な多くのことを得て、素晴らしい進化を成し遂げた。これから我々のすべきことは、木曜日に優れた予選用パッケージと共に、ここシャーロットへと戻り、決勝レースへと進出することだ」

リザルト

NEXTEL All-Star Challenge 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 4 29 K.ハーヴィック シボレー 80
2位 2 48 J.ジョンソン シボレー 80
3位 18 1 M.マーティン シボレー 80
12位 13 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 80
13位 14 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 80
NEXTEL Open 決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 11 1 M.トゥルークス Jr. シボレー 40
2位 20 70 J.ソーター シボレー 40
3位 1 99 C.エドワーズ フォード 40
4位 3 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 40
8位 26 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 40
15位 8 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 40
20位 32 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 38
21位 28 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 33

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第6戦 Quaker Steak & Lube 200

開催日:5月18日

3台の トヨタ タンドラ がトップ5フィニッシュ
ルーキーAJ.アルメンディンガーが2位


バトルを展開するAJ.アルメンディンガー(右)とT.マスグレイブ(左)

 5月18日(金)ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モーター・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第6戦「Quaker Steak & Lube 200」が行われた。
 決勝に先立って行われた予選では、ローズ・モーター・スピードウェイのコースレコードを持ち、同コースでの過去3戦全てでポールポジション獲得という、圧倒的な速さを見せているM.スキナーが、4戦連続となるポールポジションを獲得。前戦3位のJ.スプレイグが3番手グリッドを獲得した。
 気温15度以下と涼しい気候の下、午後9時過ぎに、1.5マイルのオーバルコースを136周、200マイルで戦われる決勝レースがスタート。ポールポジションのM.スキナーは序盤首位を逃げ、その後もトップ争いを繰り広げていたが、終盤、ホイールの激しい振動に見舞われ、長いピットインを強いられポジションを落とすこととなり、8位でフィニッシュした。
 一方、チャンプカーで活躍し、今季より"トヨタ タンドラ"と"トヨタ カムリ"でNASCARに参戦しているルーキーのAJ.アルメンディンガーが14番手スタートながら、着実にポジションを上げ、91周目には首位に躍進。惜しくもそのポジションは守り切れなかったものの、最後までトップを争い、自身最高位となる2位でチェッカーを受けた。
 3位には現在ランキング2位、ディフェンディングチャンピオンのT.ボダインが入り、ランキング首位のM.スキナーとの差を詰めることとなった。5位にもT.マスグレイブが入り、"トヨタ タンドラ"はトップ5に3台が入る活躍を見せた。
 次戦第7戦は5月26日(土)米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・パークで行われる。

ドライバー AJ.アルメンディンガー:
「午前中の公式練習中にスピンを喫してしまったため、多くの作業が必要になってしまったが、それだけに、この結果が得られたのはチーム全員のおかげだと思っている。今夜の我々の"トヨタ タンドラ"は最高だった。ただ、R.ホーナディ(シボレー)は私よりもほんの少しだけ速かった。もし彼がミスをしたら、いつでも抜こうと思っていた。R.ホーナディはコーナーの進入速度が速く、そこで若干離されるが、私の"トヨタ タンドラ"はコーナーの脱出速度が速かったので追いつくという拮抗した戦いだった。彼がミスを犯さない限り追い越しは難しいと分かっていた。最後のイエローコーションで残り1周のスプリント戦へと再スタートとなったのは不運だった。それまでに我々は後方との差を広げていたが、再スタートとなったことで、その差は無くなり、後方から迫るT.ボダインやベテランのM.マーティン(フォード)を抑えることにも専念せざるを得なかった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 18 75 D.セッツァー シボレー 250
2位 11 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 250
3位 14 18 K.シュレーダー ダッジ 250
4位 1 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 250
5位 4 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 250
8位 21 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 250
12位 6 59 T.クック トヨタ・タンドラ 250
18位 24 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 250
24位 8 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 248
31位 3 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 238
36位 25 0 K.バトラー三世 トヨタ・タンドラ 167
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 1052
2位 T.ボダイン 967
5位 T.マスグレイブ 882
7位 J.スプレイグ 795
9位 A.ファイク 765
10位 J.ベンソン 735
13位 T.クック 638
18位 T.ウォーカー 585
22位 AJ.アルメンディンガー 550
43位 J.ワイズ 112
59位 J.ホブグッド 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 54
2位 シボレー 42
3位 フォード 36
4位 ダッジ 22