2007年5月27日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第12戦 CocaーCola 600

開催日:5月27日

トヨタ カムリ が最高峰ネクステル・カップで初のトップ5フィニッシュ


トヨタ カムリ 初のトップ5フィニッシュを果たしたB.ヴィッカーズ(#83)と
トップ10バトルを繰り広げたものの25位に終わったJ.メイフィールド(#36)

 5月27日(日)米国東部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モーター・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第12戦「CocaーCola 600」が行われた。
 NASCARチームや関係企業が数多く拠点を置き、NASCARの聖地とも言えるここシャーロットでは、先週オールスター戦が行われており、"トヨタ カムリ"勢は多くのデータを得て今大会に臨んだ。
 5月24日(木)に行われた予選では、8番手グリッドを獲得したD.ブレイニーを先頭に、5台の"トヨタ カムリ"が決勝進出を果たした。
 27日(日)午後5時50分に1.5マイルオーバルを400周、600マイル(約965km)で競われる決勝レースがスタート。決勝レースでは、26番手スタートのB.ヴィッカーズと24番手スタートのJ.メイフィールドが中盤までに上位へ浮上し、トップ10圏内でのバトルを展開。B.ヴィッカーズは113周目に首位に立つと、その後も3度に渡り、計76周リードラップを獲得する快走。参戦1年目の"トヨタ カムリ"にとって、最高峰ネクステル・カップ・シリーズで過去最高位となる5位でフィニッシュを果たした。
 J.メイフィールドも253周目にリードラップを獲得する走りを見せたが、終盤、エンジントラブルで大きく後退。25位に終わった。D.ブレイニーは18位。29番手スタートのAJ.アルメンディンガーは序盤のアクシデントに巻き込まれたものの、ピットで修復。レースに復帰し、31位でチェッカーを受けた。23番手スタートのD.ジャレットはトランスミッションのトラブルに見舞われ82周でレースを終えた。
 次戦第13戦は6月3日(日)米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

ドライバー B.ヴィッカーズ:
「今夜の我々の"トヨタ カムリ"は本当に素晴らしく、私がレースを戦う上で力強い味方となってくれた。首位に立った時、我々を苦しめたのは車体前部の感覚が大きく変わってしまうことだった。今夜我々の"トヨタ カムリ"は最高のレースカーだった。いつでも首位に立てることを示せたと思う。パワーステアリング無しで600マイルのレースを走り切り、私はかなり疲労してしまった。もしパワーステアリングが付いていたら、私はこのレースで勝つことが出来たかもしれない」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 16 25 C.メアーズ シボレー 400
2位 12 18 JJ.エリー シボレー 400
3位 36 45 K.ペティ ダッジ 400
5位 26 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 400
18位 8 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 397
25位 24 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 382
31位 29 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 310
40位 23 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 82
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
36位 D.ブレイニー 839
39位 D.ジャレット 634
40位 B.ヴィッカーズ 619
43位 D.ロイティマン 488
46位 J.メイフィールド 296
47位 AJ.アルメンディンガー 284
52位 J.ベンソン 70
57位 M.ウォルトリップ*1 -27
*1規則違反により年間獲得ポイントから100ポイント減算
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 105
2位 フォード 64
3位 ダッジ 58
4位 トヨタ 37

NASCAR BUSCH SERIES
第13戦 Carquest Auto Parts 300

開催日:5月26日

ブッシュ・シリーズでは トヨタ カムリ が惜しくもトップ10を逃す


トヨタ カムリ 勢最上位の11位でフィニッシュしたD.ブレイニー

 5月26日(土)ローズ・モーター・スピードウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第13戦「Carquest Auto Parts 300」が開催された。このレースには4台の"トヨタ カムリ"が出場。
 予選ではD.ロイティマンが24番手、D.ブレイニー27番手、J.リフラーは28番手となり、"トヨタ カムリ"と共に今季初レースを戦うベテランD.グリーンは最後尾43番手から決勝へと臨むこととなった。
 午後7時半、200周で競われる決勝レースがスタート。27番手スタートのD.ブレイニーが着実にポジションを上げ、後半戦の大部分をトップ10圏内で走行。残り50周を切った時点では4位争いを繰り広げた。しかし、最後のイエローコーションからの再スタートで惜しくも順位を落とし、11位でフィニッシュ。この結果、D.ブレイニーはドライバーズランキングで3位へと一つポジションを上げた。
 一方、最後尾43番手から今季初のスタートを切ったD.グリーンは28位までポジションを上げてフィニッシュ。28番手スタートのJ.リフラーは31位。24番手からスタートしたD.ロイティマンは、わずか4周でレースを終えてしまった。
 次戦第14戦は6月2日(土)にドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

ドライバー D.ブレイニー:
「我々の"トヨタ カムリ"は少ない周回の走行では本当に速かったが、ロングランでは苦戦を強いられた。ポジションアップを狙って、終盤のイエローコーションの一つでピットインせずにコースに留まった。しかし、摩耗したタイヤではポジションを守り切ることは出来なかった。過去2戦に比べて好調で、充分にトップ5入り出来る速さだった。次戦ではより上位を目指す」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 32 9 K.ケーン ダッジ 200
2位 22 24 C.メアーズ シボレー 200
3位 9 2 C.ボウヤー シボレー 200
11位 27 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 200
28位 43 91 D.グリーン トヨタ カムリ 199
31位 28 38 J.リフラー トヨタ カムリ 198
43位 24 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 4
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3位 D.ブレイニー 1483
5位 D.ロイティマン 1393
20位 J.リフラー 1187
87位 D.グリーン 79
89位 B.サントス 73
101位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 97
2位 フォード 82
3位 ダッジ 58
4位 トヨタ 49

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第7戦 Ohio 250

開催日:5月26日

雨に翻弄されたレースで トヨタ タンドラ 2位フィニッシュ


給油戦略が奏功し2位フィニッシュを果たしたJ.スプレイグ

 5月26日(土)米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・パークでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第7戦「Ohio 250」が行われた。
 25日(金)、午後6時半から行われた予選では、現在ランキングトップで、公式練習でもトップタイムをマークし好調ぶりを見せるM.スキナーが5戦連続となるポールポジションを獲得。T.ボダインが3番手、J.ベンソンが4番手、T.クック6番手、A.ファイクが8番手、J.スプレイグが10番手に入り、"トヨタ タンドラ"が予選トップ10のうち6台を占めて翌日の決勝に臨んだ。
 26日(土)午後1時に0.5マイルオーバルを200周、125マイル(約200km)で競われる決勝レースがスタート。レースはドライコンディションで開始されたが、スタートしてまもなく降雨に見舞われ、赤旗中断。2時間近い中断を挟んでレースは再開されたが、その後も2度に渡って降雨による赤旗中断となり、レースが終了したのはスタートから7時間を過ぎた午後8時過ぎという長丁場のレースとなった。
 天候に翻弄され、イエローコーションも多発したこのレースで、めまぐるしく順位が入れ替わる中、唯一の給油ピットストップを早めに終える戦略を採ったJ.スプレイグが"トヨタ タンドラ"勢最上位の2位でフィニッシュした。
 ポールポジションからスタートしたM.スキナーは4位でフィニッシュ。ポイントリーダーの座を守った。5位にはJ.ベンソンが入り、前戦に引き続き"トヨタ タンドラ"はトップ5内に3台が入る活躍を見せた。
 次戦第8戦は6月1日(金)ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー J.スプレイグ:
「正直に言って、優勝したD.セッツァー(シボレー)が無給油作戦を成し遂げたことにとても驚いている。我々には絶対に無給油作戦は出来ないと分かっていた。序盤、私と共にピットインしたA.ファイクは最後に燃料が足りなくなってしまった。彼らがどうやってそれを成し遂げたのかは分からないが、我々のクルーは素晴らしい"トヨタ タンドラ"を仕上げてくれた。ここマンスフィールドでは、追い越しは非常に難しい。特に、降雨によって路面上のタイヤラバーが洗い流されてしまったこともあり、ラインは非常に限られたものとなっていた。多くのアクシデントも起こり、それはショートオーバルならではのものではあるが、今日はかなり厳しいレースだった。我々は辛抱強く走り続け、周りがピットインしていく中で、着実にポジションを上げていった。2位という結果にはとても満足している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 18 75 D.セッツァー シボレー 250
2位 11 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 250
3位 14 18 K.シュレーダー ダッジ 250
4位 1 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 250
5位 4 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 250
8位 21 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 250
12位 6 59 T.クック トヨタ・タンドラ 250
18位 24 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 250
24位 8 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 248
31位 3 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 238
36位 25 0 K.バトラー三世 トヨタ・タンドラ 167
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 1217
3位 T.ボダイン 1037
4位 T.マスグレイブ 1024
6位 J.スプレイグ 965
9位 J.ベンソン 890
10位 A.ファイク 856
14位 T.クック 765
22位 T.ウォーカー 585
26位 AJ.アルメンディンガー 550
45位 J.ワイズ 112
48位 R.マシューズ 109
67位 J.ホブグッド 55
68位 K.バトラー三世 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 54
2位 シボレー 42
3位 フォード 36
4位 ダッジ 22