2007年6月17日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第15戦 Citizens Bank 400

開催日:6月17日

トヨタ カムリ 今季3度目のトップ10フィニッシュ


予選18番手から10位フィニッシュを果たしたM.ウォルトリップ

 6月17日(日)米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第15戦「Citizens Bank 400」が行われた。舞台となったミシガン・インターナショナル・スピードウェイの2マイル(約3.2km)ハイスピードオーバルはコース幅が広く、至る所でサイド・バイ・サイドの熾烈なバトルが展開される。
 15日(金)に行われた予選では、B.ヴィッカーズが16番手、D.ブレイニーが17番手、M.ウォルトリップが18番手と好位置で予選を通過。共にネクステル・カップ・シリーズでのミシガン出場は初めてのD.ロイティマンが40番手、AJ.アルメンディンガーが最後尾43番手に入り、5台の"トヨタ カムリ"が決勝進出を決めた。
 17日(日)午後2時、30度近い暑さの下で、200周、400マイル(約640km)で競われる決勝レースがスタート。序盤は"トヨタ カムリ"最上位の16番手からスタートしたB.ヴィッカーズが好走を見せ、一時は5位まで順位を上げたが、75周目の再スタート直後に、先行車のスピンから生じた混乱の中で他車と接触。車体にダメージを受けピットイン。修復しコースへ復帰したが、41位でレースを終えた。
 その後は、D.ブレイニーとM.ウォルトリップがトップ10圏内でのバトルを展開。M.ウォルトリップが"トヨタ カムリ"勢最上位の10位でチェッカーを受けた。ネクステル・カップ・シリーズでの"トヨタ カムリ"のトップ10フィニッシュは今季3度目。
 チームメイトのD.ロイティマンは40番手と後方スタートながら追い上げ、15位でのフィニッシュを果たした。終盤までトップ10圏内につけていたD.ブレイニーは、最後のタイヤセットで強いオーバーステア症状に見舞われ、予定外のピットイン。無念の18位に終わった。
 次戦第16戦は6月24日(日)米国西部カリフォルニア州ソノマに位置するロードコース、インフィニオン・レースウェイで開催される。

ドライバー M.ウォルトリップ:
「今日一日順調に走り抜くことが出来、本当に素晴らしい結果となった。クルーはピットロードで優れた働きをしてくれた。チェッカー直前、私はミスを犯してしまったが、それがなければ更にいくつか上のポジションが狙えただろう。終盤の混戦の中で、前走車をパスしようとして壁に接触してしまった。今日は非常に暑く、これほど厳しいレースを戦ったのは久しぶりだったが、レースの最後まで、スタート時と変わらない状態で戦うことが出来た。レースを終えて疲労が襲ってきたが、喜びも感じている。チームメイトのD.ロイティマンが15位でフィニッシュ出来たことも素晴らしい。"トヨタカムリ"のエンジンは完璧なパフォーマンスを発揮し、燃費も良かった。今日はずっとトップ10圏内でレースを戦い、 10位でフィニッシュすることが出来た。本当に良い一日だった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 12 99 C.エドワーズ フォード 200
2位 8 1 M.トゥルークス Jr. シボレー 200
3位 41 20 T.スチュワート シボレー 200
10位 18 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 199
15位 40 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 199
18位 17 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 199
31位 43 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 197
41位 16 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 140
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
37位 D.ブレイニー 982
39位 B.ヴィッカーズ 823
40位 D.ジャレット 668
41位 D.ロイティマン 655
44位 AJ.アルメンディンガー 464
46位 J.メイフィールド 345
51位 M.ウォルトリップ 191
56位 J.ベンソン 70
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 129
2位 フォード 81
3位 ダッジ 73
4位 トヨタ 47

NASCAR BUSCH SERIES
第16戦 Meijer 300

開催日:6月16日

トヨタ カムリ 14位でフィニッシュ


14位でフィニッシュしたJ.リフラーの トヨタ カムリ

 6月16日(土)米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第16戦「Meijer 300」が開催された。
 決勝に先立って行われた予選では、D.ロイティマンが14番手。D.ロイティマンは前日金曜日にミシガンでネクステル・カップ・シリーズ第15戦の予選を終えて、ケンタッキーでのブッシュ・シリーズに臨んでおり、レース終了後は、再びネクステル・カップの決勝のためにミシガンへ戻るというハードスケジュールの週末となった。また、D.ブレイニーが18番手、J.リフラーが20番手に入った。地元ケンタッキー出身のD.グリーンは34番手で決勝に臨むこととなった。
 午後8時、1.5マイルのD型オーバルを200周、300マイル(約480km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。14番手スタートのD.ロイティマンは順調にポジションをアップ。一時は3位まで浮上した。しかし、不運にもホイールナットのトラブルに見舞われ後退。16位でレースを終えた。
 20番手スタートのJ.リフラーはレースを通してハンドリングの問題に苦しむこととなったが、粘り強くレースを走り抜き、"トヨタ カムリ"最上位となる14位でフィニッシュ。 18番手からスタートしたD.ブレイニーが15位で続いた。
 次戦第17戦は6月23日(土)に米国北部ウィスコンシン州ウェストアリスのミルウォーキー・マイルでナイトレースとして開催される。

ドライバー J.リフラー:
「今日はずっとハンドリングと格闘していた。アンダーステアとオーバーステアが繰り返される状態で、結局望み通りのハンドリングを得ることが出来なかった。苦しい戦いだったが結果には満足している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 5 90 S.レイト フォード 200
2位 7 18 B.コールマン シボレー 200
3位 25 29 S.ウィマー シボレー 200
14位 20 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
15位 18 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 200
16位 14 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
26位 34 91 D.グリーン トヨタ カムリ 197
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2位 D.ブレイニー 1833
4位 D.ロイティマン 1764
10位 J.リフラー 1603
61位 D.グリーン 294
81位 B.サントス 125
109位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 115
2位 フォード 109
3位 ダッジ 69
4位 トヨタ 59

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第10戦 Michigan 200

開催日:6月16日

トヨタ タンドラ のM.スキナーがランキング首位を堅守


4位に入りポイントランキングで2位との差を広げたM.スキナー

 6月16日(土)ミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第10戦「Michigan 200」が行われた。
 午前11時から行われた予選では、M.スキナーが"トヨタ タンドラ"最上位の4番手グリッドを獲得。前戦テキサスで今季初勝利を飾ったT.ボダインが6番手、J.スプレイグ7番手、T.マスグレイブ9番手、J.ベンソンが10番手から決勝へ臨むこととなった。
 午後3時、ネクステル・カップ・シリーズの公式練習に引き続いて2マイルオーバルを100周・200マイル(約320km)で競われるクラフツマン・トラック・シリーズの決勝レースがスタート。4番手スタートのM.スキナーは序盤から3位争いを展開、その後方では、12番手スタートのA.ファイクと16番手スタートのAJ.アルメンディンガーがポジションを上げ、T.マスグレイブらとトップ10争いを繰り広げた。
 その後、一早くこの集団を抜け出したT.マスグレイブは、M.スキナーに続く5位に浮上。J.ベンソン、T.ボダイン、J.スプレイグが続き、5台の"トヨタ タンドラ"がトップグループを追い上げることとなった。
 ドライバーズポイントランキング首位につけるM.スキナーは、2度首位に立つなど、常にトップグループでサイド・バイ・サイドのバトルを展開したが、選手権堅持を考慮し無理をせず、最後は4位でフィニッシュ。ランキングで2位との差を更に広げることとなった。
 T.マスグレイブは5位、T.ボダインが7位、J.ベンソンが10位に入り、"トヨタタンドラ"はトップ10に4台が入る活躍を見せた。
 次戦第11戦はブッシュ・シリーズとの併催で6月22日(金)にミルウォーキー・マイルで行われる。

ドライバー M.スキナー:
「今日はエキサイティングな一日だった。私が好む本来のレーススタイルではなかったが、良い結果で終えることが出来た。"トヨタタンドラ"は好調で、エンジンも非常に強力だった。私の前でバトルをしていた2台は、何も失うものは無いかのような激しい戦いを繰り広げていた。私はそのバトルには加わらず、ポイントを獲得するためのレースに徹した。何度かチャンスもあったが、私は着実なレースを戦う必要があり、あえて戦いは挑まなかった。しかし、我々の目的であるポイント獲得という面で見れば、良い一日であった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 1 6 T.クバピル フォード 100
2位 3 51 Ky.ブッシュ シボレー 100
3位 11 77 B.ゴーハン シボレー 100
4位 4 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 100
5位 9 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 100
7位 6 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 100
9位 10 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 100
11位 18 59 T.クック トヨタ・タンドラ 100
16位 15 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 100
17位 12 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 100
29位 7 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 93
32位 16 0 AJ.アルメンディンガー トヨタ・タンドラ 54
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 1708
3位 T.ボダイン 1508
6位 T.マスグレイブ 1420
7位 J.ベンソン 1264
8位 A.ファイク 1232
9位 J.スプレイグ 1205
11位 T.クック 1169
25位 AJ.アルメンディンガー 755
28位 T.ウォーカー 585
36位 R.マシューズ 442
38位 J.ワイズ 236
72位 J.ホブグッド 55
74位 K.バトラー三世 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 71
2位 シボレー 61
3位 フォード 57
4位 ダッジ 31