2007年6月24日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第16戦 Toyota / Save Mart 350

開催日:6月24日

カップ戦初のロードコースで トヨタ カムリ が12位フィニッシュ


常にトップ20圏内でレースを戦い、トヨタ カムリ 勢最上位の
12位でフィニッシュしたP.J.ジョーンズ

 6月24日(日)米国西部カリフォルニア州ソノマのインフィニオン・レースウェイで、NASCAR ネクステル・カップ・シリーズ第16戦「Toyota / Save Mart 350」が行われた。サンフランシスコ郊外の、ワインで有名なソノマに位置する、1.99マイル(約3.2km)のロードコースは、アップダウンが激しい低中速テクニカルサーキットで、レギュラードライバーに代わり、ロードコースのスペシャリストがエントリーすることも多い。
 "トヨタ カムリ"勢は、同じ週末ミルウォーキーでブッシュ・シリーズを戦うD.ロイティマンに代わり、P.J.ジョーンズが00号車をドライブ。M.ウォルトリップに代わってベテランのT.ラボンテ、ロードレースドライバーのM.グーセンとB.ライツィンガーが"トヨタ カムリ"で出場。レギュラードライバーのD.ブレイニーとD.ジャレットも予選を通過し、"トヨタ カムリ"はこれまでで最多の6台が決勝レースへと進むこととなった。
 24日(日)午後2時過ぎに、110周、約350kmで競われる決勝レースのスタートが切られた。最後尾43番手グリッドからのスタートとなったP.J.ジョーンズは、序盤から素晴らしい走りで上位へ浮上。レースの大部分をトップ20圏内で戦い、"トヨタ カムリ"最上位の12位でフィニッシュした。
"トヨタ カムリ"予選最上位の16番手からスタートしたベテランのD.ジャレットは、レース中盤にスピンを喫し後退。しかしその後ポジションを戻し、トップと同一周回の26位でチェッカーを受けた。B.ライツィンガーもスピンを喫しながら、トップと同一周回フィニッシュを果たし28位。T.ラボンテとM.グーセンが1周遅れの35位、36位で完走。D.ブレイニーはレース中、電装系のトラブルに見舞われ、41位に終わった。
 次戦第17戦は7月1日(日)アメリカ大陸を横断し、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

ドライバー P.J.ジョーンズ:
「我々のピット戦略は完璧で、燃料を節約することが出来た。トヨタのエンジンは驚嘆に値するものだった。チームも素晴らしい働きをしてくれた。彼らを誇りに思っている」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 32 42 J.モントーヤ ダッジ 110
2位 22 29 K.ハーヴィック シボレー 110
3位 6 31 J.バートン シボレー 110
12位 43 0 P.J.ジョーンズ トヨタ カムリ 110
26位 16 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 110
28位 30 36 B.ライツィンガー トヨタ カムリ 110
35位 25 55 T.ラボンテ トヨタ カムリ 109
36位 21 191 M.グーセン トヨタ カムリ 109
41位 19 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 97
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
37位 D.ブレイニー 1022
39位 B.ヴィッカーズ 823
40位 D.ジャレット 753
41位 D.ロイティマン 655
44位 AJ.アルメンディンガー 464
48位 J.メイフィールド 345
51位 M.ウォルトリップ 191
54位 P.J.ジョーンズ 127
57位 B.ライツィンガー 79
59位 J.ベンソン 70
60位 T.ラボンテ 58
61位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 135
2位 フォード 85
3位 ダッジ 82
4位 トヨタ 50

NASCAR BUSCH SERIES
第17戦 AT&T 250

開催日:6月23日

トヨタ カムリ 3位フィニッシュ! 3台全車がトップ10入りを果たす


3位でフィニッシュしたJ.リフラーの トヨタ カムリ

 6月23日(土)米国北部ウィスコンシン州ウェストアリスのミルウォーキー・マイルでNASCARブッシュ・シリーズ第17戦「AT&T 250」が開催された。
 予選では、絶好調のJ.リフラーが最前列2番手グリッドを確保。遠く離れたソノマでのカップ戦に臨んでいるD.ブレイニーに代わり、初めて"トヨタ カムリ"でブッシュ・シリーズに参戦したT.ボダインが見事な走りを見せ、6番手の好グリッドを得た。また、D.ロイティマンも8番手に付け、"トヨタ カムリ"は3台がトップ10グリッドから決勝に臨むこととなった。
 午後7時、100年以上の長い伝統を持つ1マイルオーバル"ザ・ミルウォーキー・マイル"を250周、250マイル(約400km)で競われる決勝レースがスタート。3台揃ってトップ10グリッドからスタートを切った"トヨタ カムリ"は上位争いを展開した。
 最前列2番手からスタートしたJ.リフラーはトップグループでの争いを続け、3位でフィニッシュ。今季初のブッシュ・シリーズ参戦となったT.ボダインも6位でチェッカーを受けた。D.ロイティマンがこれに続き7位に入り、"トヨタ カムリ"は3台全車がトップ10でのフィニッシュを果たすこととなった。
 この結果、D.ロイティマンがドライバーズランキングの2位に浮上。J.リフラーも6位へとポジションを上げた。
 次戦第18戦は6月30日(土)にニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイでネクステル・カップ・シリーズとの併催レースとして開催される。

ドライバー J.リフラー:
「我々の"トヨタ カムリ"は非常に速く、クルーも素晴らしい仕事をしてくれた。最後のピットストップでの彼らの判断は正しく、2本だけタイヤを交換したことで、上位で復帰できた。残念ながら、トップでチェッカーを受けたD.ハムリンは非常に速く、彼に対しては、私は何も為す術がなかった。しかし、今日の結果には満足しており、この勢いを維持して、次週のニューハンプシャーでは、我々の目標である、トヨタにとっての初勝利を狙っていく」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 1 20 A.アルミロラ シボレー 250
2位 3 29 S.ウィマー シボレー 250
3位 2 38 J.リフラー トヨタ カムリ 250
6位 6 10 T.ボダイン トヨタ カムリ 250
7位 8 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 250
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2位 D.ロイティマン 1910
4位 D.ブレイニー 1833
6位 J.リフラー 1768
65位 D.グリーン 294
85位 B.サントス 125
121位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 124
2位 フォード 113
3位 ダッジ 72
4位 トヨタ 65

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第11戦 Toyota Tundra Milwaukee 200

開催日:6月22日

トヨタ タンドラ のJ.ベンソンがミルウォーキーを2年連続で制す


レースの大部分を支配し、ミルウォーキーで二年連続の勝利を挙げたJ.ベンソン

 6月22日(金)"ザ・ミルウォーキー・マイル"でNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第11戦「Toyota Tundra Milwaukee 200」が行われた。
 今大会は公式練習から決勝レースまで一日で行われるワン・デイ・イベント。昼食を挟んで2回にわたって行われた公式練習でも"トヨタ タンドラ"勢は上位を占め、午後5時半からの予選では、同コースの予選コースレコードを持つM.スキナーが今季7度目となるポールポジションを獲得。2番手にT.ボダイン、3番手J.スプレイグ、4番手には昨年このミルウォーキーを制しているJ.ベンソンが入り、"トヨタ タンドラ"は予選トップ4を独占する強さを見せて決勝へと臨んだ。
 午後8時、1マイルオーバルを200周、2 00マイル(約320km)で競われる決勝レースがスタート。レース前半は、ポールポジションから逃げるM.スキナーが後続を引き離し、その後方で"トヨタ タンドラ"同士の激しいポジション争いが繰り広げられた。
 しかし、レース後半に入ると、M.スキナーはハンドリングに問題を抱え、この隙を見逃さずにJ.ベンソンが首位を奪取。R.ホーナディ・Jr.(シボレー)の激しい追撃を受けながらも、レース後半を支配し、見事昨年に引き続き、ミルウォーキーでの2連勝を飾った。200周のレース中、M.スキナーとJ.ベンソンが199周に渡って首位を走行し、"トヨタ タンドラ"が圧倒的な強さを見せたレースとなった。
 常にトップ3圏内での走行を続けたT.ボダインが3位、M.スキナーが4位でチェッカーを受け、"トヨタタンドラ"はトップ4に3台が入った。
 次戦第12戦はブッシュ・シリーズとの併催で6月30日(土)テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークでナイトレースとして行われる。

ドライバー J.ベンソン:
「"トヨタ タンドラ"のエンジンはとても強力だった。そして、チームクルーも素晴らしい仕事をしてくれた。序盤はM.スキナーの調子が良く、私はその時点で無理に首位に立とうとはしなかった。首位に立った後は、R.ホーナディ・Jr.の再スタートが上手いのは知っていたので、それだけが心配だった。彼は全力で攻めてきたが、私の"トヨタ タンドラ"は本当に速かった。昨年勝利を挙げ、好みのコースの一つであるミルウォーキーで今年も勝つことが出来、本当に素晴らしい気分だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 4 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 200
2位 14 33 R.ホーナディ・Jr. シボレー 200
3位 2 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 200
4位 1 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 200
11位 3 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 200
13位 16 59 T.クック トヨタ・タンドラ 199
14位 6 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 199
21位 17 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 197
29位 32 0 J.ワイズ トヨタ・タンドラ 191
34位 8 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 74
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 1878
3位 T.ボダイン 1673
6位 T.マスグレイブ 1481
7位 J.ベンソン 1454
8位 J.スプレイグ 1335
9位 A.ファイク 1332
11位 T.クック 1293
26位 AJ.アルメンディンガー 755
28位 T.ウォーカー 585
31位 R.マシューズ 563
37位 J.ワイズ 312
75位 J.ホブグッド 55
79位 K.バトラー三世 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 80
2位 シボレー 67
3位 フォード 61
4位 ダッジ 34