2007年7月 1日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第17戦 Lenox Industrial Tools 300

開催日:7月1日

ネクステル・カップ・シリーズで トヨタ カムリ が初のポールポジション獲得


トヨタ カムリ 初のポールポジションから序盤戦首位を走行したD.ブレイニー

 7月1日(日)米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARネクステル・カップ・シリーズ第17戦「Lenox Industrial Tools 300」が行われた。
 6月29日(金)に行われた予選では、D.ブレイニーがポールポジションを獲得。"トヨタ カムリ"にとって参戦初年度にして、ネクステル・カップ・シリーズで初のポールポジション獲得となった。D.ロイティマンが17番手、J.メイフィールドが29番手に入り、3台の"トヨタ カムリ"が決勝進出を決めた。
 1日(日)午後2時45分、D.ブレイニーの"トヨタ カムリ"を先頭に、43台が1.058マイルオーバルを300周・317マイル(約510km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションからスタートを切ったD.ブレイニーは、スタート直後からの激しいサイド・バイ・サイドでの首位争いを展開。11周目のイエローコーションからの再スタートでも首位を堅守。30周に渡り首位を快走した。しかし、その後ハンドリングの不調に見舞われ、徐々に後退。68周目にはグリーン下にもかかわらずピットインを余儀なくされ、上位争いから脱落、 29位でチェッカーを受けた。
 17番手スタートのD.ロイティマンはレース序盤好走を見せたものの、プラグコードのトラブルが発生し、無念の後退。38位に終わった。29番手スタートのJ.メイフィールドはフロントスポイラーが路面に接触するトラブルでピットイン。長時間に渡る修復のために40位でレースを終えることとなった。
 次戦第18戦は7月7日(土)米国東海岸フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでナイトレースとして開催される。

ドライバー D.ブレイニー:
「まず、"トヨタ カムリ"で初のポールポジションを獲得したことで、これから数多くのポールポジションや勝利を重ねて行くであろう最初のステップを踏み出すことが出来、非常に喜んでいる。しかし、決勝レースでは苦戦を強いられてしまった。我々の"トヨタ カムリ"は、スタート直後は、昨日の公式練習と同様に好調だったが、ロングランにおいて、特に路面にタイヤラバーが乗った状態では、全くセットアップが合っていない状態だった。何周かした時点でひどいオーバーステア状態になってしまった。その後10周から12周くらいでブレーキをほとんど使い果たし、どうにもならない状況だった。調整を試みたが無駄だった。残念だが、次戦こそは決勝レースでも速さを維持出来るよう努力を続ける」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 11 11 D.ハムリン シボレー 300
2位 8 24 J.ゴードン シボレー 300
3位 9 1 M.トゥルークス・Jr. シボレー 300
29位 1 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 299
38位 17 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 293
40位 29 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 259
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
36位 D.ブレイニー 1103
39位 B.ヴィッカーズ 823
40位 D.ジャレット 753
41位 D.ロイティマン 704
44位 AJ.アルメンディンガー 464
48位 J.メイフィールド 388
51位 M.ウォルトリップ 191
54位 P.J.ジョーンズ 127
58位 B.ライツィンガー 79
60位 J.ベンソン 70
61位 T.ラボンテ 58
63位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 144
2位 フォード 91
3位 ダッジ 86
4位 トヨタ 53

NASCAR BUSCH SERIES
第18戦 Camping World 200

開催日:6月30日

トヨタ カムリ 8位フィニッシュ


8位でフィニッシュしたD.ロイティマン(#99)と
12位フィニッシュのJ.リフラー(#38)

 6月30日(土)ニューハンプシャー・インターナショナル・レースウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第18戦「Camping World 200」が開催された。
 予選では、ルーキーであり今季3戦目の出場となるB.サントスが好走を見せ2列目4番手グリッドを獲得。これにD.ブレイニーが9番手、D.ロイティマンが12番手、J.リフラーが22番手と続き、4台の"トヨタ カムリ"が決勝へ臨むこととなった。
 午後2時半から開始された決勝レースでは、コースにほど近いマサチューセッツ州出身のB.サントスが4番手グリッドから上位争いを展開。しかし、他車に接触されるアクシデントに見舞われ、ピットイン。修復に数周を要し、ポジションダウン。33位でレースを終えた。
 12番手スタートのD.ロイティマンは、トップ10圏内でのバトルを繰り広げたが、終盤、キャブレターのトラブルに見舞われ、更なるポジションアップは叶わず。"トヨタ カムリ"最上位の8位でフィニッシュ。ドライバーズランキング2位の座を守った。
 22番手とやや後方スタートとなったJ.リフラーは、着実な走行でトップ10圏内まで浮上したが、ピットイン時に惜しくもポジションを落とし、12位でチェッカーを受けた。
 予選で9番手グリッドを獲得したD.ブレイニーは、併催のネクステル・カップ・シリーズの公式練習が行われていたためにドライバーミーティングに参加出来ず、グリッド降格のペナルティを受けることとなった。最後尾から追い上げ、中団までポジションを戻したが、点火系トラブルに見舞われピットイン。35位に終わった。
 次戦第19戦は7月6日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでネクステル・カップ・シリーズとの併催レースとして開催される。

ドライバー D.ロイティマン:
「序盤はアンダーステアが酷かったが、チームが見事な作業で調整を続けてくれたおかげで、良いレースを戦えた。終盤、最後のピットストップの時にキャブレターが咳込んだようになり、その後はコーナーで吹き上がらなくなってしまった。エンジンは好調だっただけに、原因を調査しなくてはならない。しかし、これまで得意とは言えなかった、ニューハンプシャーのようなフラットなオーバルにおける開発プログラムは順調に進んでおり、終盤タイヤ交換を必要とせずコース上に留まることが出来たことで、トップ10フィニッシュを果たせた。ポイントランキングでは、首位のC.エドワーズ(シボレー)に大きく離されているが、彼を捕らえるべく努力を続けていく。"トヨタ カムリ"は毎戦好調であり、我々も常にベストを尽くしている。後はほんの少しの幸運が巡ってくれば初勝利も得られるはずだ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 1 21 K.ハーヴィック シボレー 200
2位 2 60 C.エドワーズ フォード 200
3位 8 17 M.ケンセス フォード 200
8位 12 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
12位 22 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
33位 4 91 B.サントス トヨタ カムリ 183
35位 9 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 119
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2位 D.ロイティマン 2052
5位 J.リフラー 1895
6位 D.ブレイニー 1891
68位 D.グリーン 294
75位 B.サントス 189
122位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 133
2位 フォード 119
3位 ダッジ 75
4位 トヨタ 69

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第12戦 O'Reilly 200

開催日:6月30日

トヨタ タンドラ 2位でフィニッシュ


トヨタ タンドラ 最上位の2位でフィニッシュした
J.スプレイグ(左)と6位に入ったR.マシューズ(右)

 6月30日(土)米国南部テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第12戦「O'Reilly 200」が行われた。
 前戦ミルウォーキーにおけるT.マスグレイブの接触がペナルティの対象となり、T.マスグレイブは1戦の出場停止となったため、代役として若手ドライバーB.ケセロウスキーが"トヨタ タンドラ"で出場することとなった。
 決勝を前に、午後5時から行われた予選では、初めて"トヨタ タンドラ"を駆るB.ケセロウスキーが見事トップタイムで、自身のキャリア初となるポールポジションを獲得。ドライバーズランキング首位を行くM.スキナーが3番手につけ、"トヨタ タンドラ"はトップ10グリッドに6台が入った。
 午後8時、0.75マイルオーバルを200周、150マイル(約240km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートを切ったB.ケセロウスキーは序盤首位を堅守。その後もM.スキナーらと首位争いを繰り広げた。
 何度か首位を譲ったものの、"トヨタ タンドラ"の速さを活かし、62周に渡って首位を走行したB.ケセロウスキーだったが、チェッカーまで残り僅かとなった191周目、首位を争っていたT.クバピル(フォード)と接触し、スピン。タイヤを痛めたために、痛恨のピットインを余儀なくされ、16位に終わった。
 "トヨタ タンドラ"勢は、常に6,7台がトップ10圏内でのバトルを繰り広げ、最終的にはJ.スプレイグが最高位の2位でフィニッシュ。M.スキナー、A.ファイク、R.マシューズ、J.ベンソン、T.ボダインの5台が4位から8位を占め、"トヨタ タンドラ"はトップ8に6台が入る活躍を見せた。
 次戦第13戦は7月14日(土)米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

ドライバー J.スプレイグ:
「タフなレースだった。最初のピットストップまではセッティングが全く合わず、運転するのが怖い状態だった。大きなトラブルを抱えているものと思っていたが、チームが素晴らしい仕事で、私の"トヨタ タンドラ"を良い状態に調整してくれた。若干オーバーステア状態ではあったが、ほぼ問題ないレベルであり、全くアンダーステア症状は出なかった。ここニューハンプシャーのようなコースでは、完璧なセッティングは難しく、何らかの妥協が必要だ。最終的に、私は優勝したT.クバピルよりも速かった。『O'Reilly 200』ではなく、『O'Reilly 225』だったら逆転出来ていたかも知れない。また、クルーは素晴らしいピット作業で、ポジションアップを助けてくれた。彼らの働きにも感謝したい」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 10 6 T.クバピル フォード 200
2位 13 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 200
3位 2 33 R.ホーナディ シボレー 200
4位 3 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 200
5位 8 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 200
6位 12 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 200
7位 24 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 200
8位 9 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 200
16位 1 9 B.ケセロウスキー トヨタ・タンドラ 200
29位 22 59 T.クック トヨタ・タンドラ 194
33位 35 0 K.バトラー三世 トヨタ・タンドラ 111
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
1位 M.スキナー 2043
3位 T.ボダイン 1815
6位 J.ベンソン 1600
7位 J.スプレイグ 1505
8位 A.ファイク 1487
10位 T.マスグレイブ 1431
13位 T.クック 1369
26位 AJ.アルメンディンガー 755
28位 R.マシューズ 713
30位 T.ウォーカー 585
37位 B.ケセロウスキー 329
39位 J.ワイズ 312
59位 K.バトラー三世 119
80位 J.ホブグッド 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 トヨタ 86
2位 シボレー 71
3位 フォード 70
4位 ダッジ 37