2007年7月 7日(土)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第18戦 Pepsi 400

開催日:7月7日

トヨタ カムリ 好走を見せるが接触で後退


D.ブレイニー(#22)、D.ジャレット(#44)、D.ロイティマン(#00)の トヨタ カムリ

 7月7日(土)米国米国東海岸フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第18戦「Pepsi 400」が行われた。デイトナの2.5マイルスーパースピードウェイでのレースは、開幕戦以来今季2戦目となる。
 6日(金)に行われた予選は、53台中39台がアタックを終えた時点で、降雨に見舞われ中断。直後にブッシュ・シリーズの決勝が控えていたために、そのまま中止となり、アタックを終えていたドライバーも全てタイムは抹消。規定に則り、グリッドは35番手までオーナーズポイント順で決定され、残り8つのグリッドが過去の優勝者、チャンピオン獲得経験者、そしてオーナーズポイントと今季の予選通過数によって決定された。この結果、"トヨタ カムリ"は4台が決勝レースへ出場することとなった。
 また、併催レースとして前日行われる予定であったブッシュ・シリーズ第19戦が7日(土)朝に延期されたことで、両方のレースに参戦するD.ブレイニー、B.ヴィッカーズ、D.ロイティマンの3名は、この日、1日に2つのNASCARシリーズで、1000km以上のレースを戦うこととなった。
 7日(土)午後8時、猛暑にもかかわらず集まった15万人の大観衆が見守る中、160周・ 400マイル(約640km)で競われるネクステル・カップ・シリーズの決勝レースがスタート。決勝に進んだ4台共に後方グリッドからのスタートとなった"トヨタ カムリ"だったが、着実な速さを見せポジションをアップ。40番手スタートのD.ブレイニーは一時トップ10圏内でのバトルを繰り広げた。しかし、144周目に他車のスピンに巻き込まれ、車体にダメージを負ってピットイン。その後、"トヨタ カムリ"の速さを活かしての追い上げを図ったが、23位でチェッカーを受けた。
 一方、D.ブレイニーの接触によるイエローコーションから再スタートが切られて間もない151周目、36番手グリッドからトップ15圏内でレースを戦っていたB.ヴィッカーズが、コントロールを失った他車に接触され、スピン。レースへは戻ったものの、30位に終わった。 42番手スタートのD.ロイティマンは26位、37番手スタートのD.ジャレットは27位であった。
今レースの結果、D.ブレイニーはオーナーズポイントで待望の35位に浮上。次戦の決勝進出が確定することとなった。

 次戦第19戦は7月15日(日)米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで開催される。

ドライバー D.ブレイニー:
「今晩我々の"トヨタ カムリ"はかなり速かった。私は多くの周回に渡ってトップ10を走行することが出来た。しかし、他車がスピンをして、私の"トヨタ カムリ"の側面に接触し、フェンダーとタイヤが当たる状態になってしまった。このため、ピットインせざるを得なかった。その後もトップ15圏内には戻れるだけの速さはあったはずだが、何度かミスを犯し、それは叶わなかった。我々の"トヨタ カムリ"は本当に速かったが、良い結果を得ることが出来なかったのは残念だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 15 26 J.マクマーレイ フォード 160
2位 11 5 Ky.ブッシュ シボレー 160
3位 16 2 K.ブッシュ ダッジ 160
23位 40 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 160
26位 42 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 160
27位 37 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 160
30位 36 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 160
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
35位 D.ブレイニー 1197
39位 B.ヴィッカーズ 896
40位 D.ジャレット 835
41位 D.ロイティマン 789
45位 AJ.アルメンディンガー 464
48位 J.メイフィールド 388
52位 M.ウォルトリップ 191
54位 P.J.ジョーンズ 127
58位 B.ライツィンガー 79
60位 J.ベンソン 70
61位 T.ラボンテ 58
63位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 150
2位 フォード 100
3位 ダッジ 90
4位 トヨタ 56

NASCAR BUSCH SERIES
第19戦 Winn-Dixie 250

開催日:7月7日

トヨタ カムリ 3位でフィニッシュ


3位フィニッシュを果たしたD.ブレイニー(#10)と
ポールポジションを獲得し、9位でフィニッシュしたJ.リフラー(#38)

 7月7日(土)デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARブッシュ・シリーズ第19戦「Winn-Dixie 250」が開催された。
  6日(金)に行われた予選では、J.リフラーが、自身にとって今季初、そして同シリーズに今年から参戦している"トヨタ カムリ"にとっては2度目となるポールポジションを獲得。D.ブレイニーが9番手、D.ロイティマンが11番手、そしてブッシュ・シリーズには今季初出場となるB.ヴィッカーズが12番手と、出場した4台共に好位置から決勝レースへ臨むこととなった。
 6日(金)午後8時から予定されていた決勝レースは、激しい降雨に見舞われたために延期が決定。翌日7日(土)午前9時から100周・250マイル(約400km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。
 9番手スタートのD.ブレイニーが好走を見せ、リードラップ獲得こそならなかったものの、レース全般を通して上位争いを展開。チェッカー直前のイエローコーションによる、最後のスプリント勝負では、惜しくも首位逆転は成らず、3位でチェッカーを受けることとなった。
 一方、ポールポジションからスタートを切ったJ.リフラーも常に上位争いを繰り広げ、9位でフィニッシュした。今季初のブッシュシリーズ出場となったB.ヴィッカーズは13位でフィニッシュ。11番手スタートのD.ロイティマンは、前半戦をトップ20圏内で走行していたが、50周目にスピンを喫した他車に接触され、無念のリタイアとなった。
 次戦第20戦は7月14日(金)に米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイでネクステル・カップ・シリーズとの併催レースとして開催される。

ドライバー D.ブレイニー:
「今日は良い一日だった。我々の"トヨタ カムリ"は2月の開幕戦デイトナでも素晴らしい仕上がりだったが、今日も同様の性能を発揮してくれた。そして、レースが進むごとにハンドリングもどんどん向上していった。一度でも首位に立つことが出来ていたら、そのまま勝てただろうと思う。優勝は叶わなかったが、今日の結果には満足している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 14 5 Ky.ブッシュ シボレー 102
2位 4 21 K.ハーヴィック シボレー 102
3位 9 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 102
9位 1 38 J.リフラー トヨタ カムリ 102
13位 12 32 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 102
40位 11 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 50
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3位 D.ロイティマン 2095
4位 D.ブレイニー 2056
5位 J.リフラー 2033
68位 D.グリーン 294
76位 B.サントス 189
89位 B.ヴィッカーズ 124
125位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 142
2位 フォード 122
3位 ダッジ 79
4位 トヨタ 75