NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第21戦 Pennsylvania 500
開催日:8月5日
6台が決勝進出の"トヨタ カムリ" D.ブレイニーが20位フィニッシュ
トヨタ カムリ 勢最上位の20位でフィニッシュしたD.ブレイニー
8月5日(日)米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第21戦「Pennsylvania 500」が行われた。独特のトライアングル形状の2.5マイルオーバルでは、6月に第14戦が行われており、同コースでは今季2度目の開催となる。
3日(金)に行われた予選では、D.ブレイニーが"トヨタ カムリ"勢最上位の19番手を確保。B.ヴィッカーズが28番手、D.ロイティマン31番手、M.ウォルトリップ39番手、D.ジャレット40番手、そして最後尾43番手にJ.メイフィールドが入り、"トヨタ カムリ"は第16戦インフィニオンに次いで2度目、オーバルではこれまでで最多となる、6台が決勝進出を決めた。
5日(日)午後2時20分、2.5マイルオーバルを200周(500マイル・約800km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
19番手からスタートしたD.ブレイニーは、レースを通してトップ20圏内でのバトルを展開。ハンドリングに苦しみながらも長丁場のレースを戦い抜き、"トヨタ カムリ"勢最上位の20位でフィニッシュした。
28番手スタートのB.ヴィッカーズは、やはりトップ20圏内に浮上してレースを戦っていたが、180周目の多重クラッシュに巻き込まれ、車体前部とステアリングにダメージを受けてしまった。その後も何とかレースを続行したものの、29位に終わった。
最後尾43番手からレースに挑んだJ.メイフィールドは追い上げたが31位。40番手スタートから中団グループへ浮上し、勝負強さを見せたベテランD.ジャレットは、レース中盤に燃料ポンプのトラブルに見舞われ、修復のために長いピットインを余儀なくされてしまった。少しでも多くのポイントを獲得すべく、レースへ復帰したD.ジャレットであったが、42位でレースを終えた。D.ロイティマンも燃料ポンプトラブルに見舞われ41位。M.ウォルトリップはメカニカルトラブルのために38位でレースを終えた。
次戦第22戦は8月12日(日)米国東部ニューヨーク州ワトキンスグレンに位置するロードコース、ワトキンスグレン・インターナショナルで開催される。
ドライバー D.ブレイニー:
「まずまずの一日だった。今日我々が持っていた力を考えれば順当な結果だ。我々はレース全体を通して15位から20位あたりで戦いを繰り広げており、それ以上の順位を狙うのは無理だった。ハンドリング面で若干苦戦を強いられており、また、ストレートの長いこのコースではもっとパワーが必要だった。まだ改良すべき点は多く残っており、更なる戦闘力アップを目指して努力を続ける」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 2 | 2 | K.ブッシュ | ダッジ | 200 | ||
2位 | 1 | 8 | D.アーンハート・Jr. | シボレー | 200 | ||
3位 | 6 | 11 | D.ハムリン | シボレー | 200 | ||
20位 | 19 | 22 | D.ブレイニー | トヨタ カムリ | 199 | ||
29位 | 28 | 83 | B.ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 199 | ||
31位 | 43 | 36 | J.メイフィールド | トヨタ カムリ | 198 | ||
38位 | 39 | 55 | M.ウォルトリップ | トヨタ カムリ | 194 | ||
41位 | 31 | 0 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 159 | ||
42位 | 40 | 44 | D.ジャレット | トヨタ カムリ | 151 | ||
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NASCAR BUSCH SERIES
第23戦 NAPA Auto Parts 200
開催日:8月4日
カナダ初のNASCARレースで トヨタ カムリ 9位
経験の少ないロードコースで見事9位フィニッシュを果たしたD.ロイティマン
8月4日(土)カナダ・ケベック州モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで、NASCARブッシュ・シリーズ第23戦「NAPA Auto Parts 200」が行われた。既にメキシコでアメリカ国外のレースを行っているNASCARではあるが、カナダでのシリーズ戦は初開催。また、初のカナダ戦が行われるジル・ビルヌーブ・サーキットは、F1も開催されるロードコースであり、NASCARならではのロードコース・スペシャリストや、カナダ出身ドライバーが数多くスポット参戦することとなった。
"トヨタ カムリ"勢は、レギュラーのD.ロイティマンとJ.リフラーに加え、地元カナダ・オンタリオ州出身のロードレースドライバー、J.グラハムが3台目のステアリングを握ることとなった。
初開催ということもあり、2日(木)と3日(金)には4回にわたって公式練習が行われ、4日(土)決勝に先立ち、正午から予選が行われた。予選では、J.リフラーが18番手、D.ロイティマンが29番手、地元ドライバーJ.グラハムは32番手から決勝へと臨んだ。
午後3時、15のコーナーを持つ2.709マイルのロードコースを75周(203マイル:約320km)で競われる決勝レースがスタート。29番手スタートのD.ロイティマンは、経験の少ないロードコースでのレースながら、粘り強い走りで着実にポジションをアップ。見事9位でチェッカーを受け、記念すべきカナダ初のNASCARレースで"トヨタ カムリ"はトップ10フィニッシュを果たした。 一方、18番手グリッドを獲得していたJ.リフラーは、金曜日にエンジン交換を行ったため、最後尾からのスタートとなったが、追い上げて19位でフィニッシュした。地元J.グラハムは32番手スタートから、23位までポジションを上げてレースを終えた。
次戦第24戦は8月11日(土)、ニューヨーク州のワトキンスグレン・インターナショナルで、ネクステル・カップとの併催で行われ、ブッシュ・シリーズは2戦連続でロードコースでのレース開催となる。
ドライバー D.ロイティマン:
「我々は最後まで走り切ることが出来た。とにかく接触を避け、コース上に留まっていることを心がけた。一度だけ、他車を先行させようとしたときに接触を喫してしまった。それを除けば大きなトラブルのないレースだった。ただ、レース中は好調だったが、イエローコーションが出て低速走行を余儀なくされると、シフト操作が困難になった。このシフトトラブルはイエローコーション下のみで発生し、レースが再開されると症状は出なくなるので、若干混乱した。とはいえ、チームは素晴らしい仕事をしてくれて、"トヨタ カムリ"も速く、私自身も今日多くを学んだ。そして、最後にトップ10フィニッシュを果たすことが出来、良い一日であった」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 30 | 21 | K.ハーヴィック | シボレー | 75 | ||
2位 | 1 | 22 | P.カーペンティア | ダッジ | 75 | ||
3位 | 2 | 1 | M.パピス | シボレー | 75 | ||
9位 | 29 | 99 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 75 | ||
23位 | 32 | 10 | J.グラハム | トヨタ カムリ | 72 | ||
26位 | 18 | 38 | J.リフラー | トヨタ カムリ | 71 | ||
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