2007年8月21日(火)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第23戦 3M Performance 400

開催日:8月21日

雨で2日も順延となったミシガン戦
"トヨタ カムリ"が6位フィニッシュ


自身今季最高位の6位に入ったD.ブレイニー

 8月21日(火)米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第23戦「3M Performance 400」が行われた。19日(日)に予定されていた決勝レースは、悪天候のために2度に渡って順延となり、火曜日に行われることとなった。2マイル(約3.2km)のスーパースピードウェイは、コース幅も広く、超高速でのサイド・バイ・サイドのバトルが繰り広げられることでも知られている。

 17日(金)の午後3時から行われた予選では、M.ウォルトリップが"トヨタ カムリ"で最高位となる11番手グリッドを確保。チームメイトのD.ロイティマンが12番手につけ、6列目に並んだ。また、D.ブレイニーが17番手、B.ヴィッカーズが18番手で9列目に並び、4台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進出を果たした。

 19日(日)午後2時から予定されていた決勝レースは、降雨のために翌20日(月)正午へと延期された。しかし、天候は回復せず、再びレースは順延。21日(火)午前10時から、2マイルのD型オーバルを200周(約640km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。この日もスタート直後は、コース上を霧が多い、11周目で赤旗中断となったが、30分ほどの中断の後、再スタート。  30周目に規定された全車ピットインの後、"トヨタカムリ"を駆るB.ヴィッカーズが好走を見せ、38周目に2位に浮上、64周目には首位に立った。しかし、その後も上位でのバトルを展開したものの8位でチェッカー。一方、D.ブレイニーもレースを通してトップ15圏内を走行。着実に戦い続け、"トヨタ カムリ"勢最上位となる6位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"は2台がトップ10フィニッシュを果たすこととなった。
 D.ロイティマンは23位。M.ウォルトリップは39周目にタイヤのパンク、92周目にはスピンを喫するなど苦戦を強いられ、40位に終わった。

 次戦第24戦は8月25日(土)米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー D.ブレイニー:
「レースが進むに連れ、チームクルーが少しずつ我々の"トヨタ カムリ"を改善してくれた。最後のピットストップを終えた後は、まさに空を飛べるのではないかというほど快調で、あの時点では最速の1台だっただろう。イエローコーションが何度か出たため、最終的にどのような結果になるかは分からなかったが、良い結果でレースを終えることが出来た。もしこの好調が、どのレースウィークを通じても維持出来、ノートラブルで良いレースを戦えれば、それは素晴らしい結果になるに違いない。オーナーポイントで35位以内に入れたことは素晴らしいことだが、それ以上に、良いレースを楽しめたことに満足している。今日のようなレースを戦って行ければ、遠くないうちに35位以内に浮上出来るものだ。この好調を毎週続けていけることを望んでいる」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 15 2 K.ブッシュ ダッジ 203
2位 14 1 M.トゥルークス・Jr. シボレー 203
3位 7 48 J.ジョンソン シボレー 203
6位 17 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 203
8位 18 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 203
23位 12 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 202
40位 11 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 135
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
33位 D.ブレイニー 1689
39位 B.ヴィッカーズ 1262
40位 D.ジャレット 1006
41位 D.ロイティマン 948
46位 J.メイフィールド 630
48位 AJ.アルメンディンガー 464
51位 M.ウォルトリップ 356
55位 T.ラボンテ 204
61位 B.ライツィンガー 79
64位 J.ベンソン 70
65位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 189
2位 フォード 123
3位 ダッジ 122
4位 トヨタ 72

NASCAR BUSCH SERIES
第25戦 Carfax 250

開催日:8月18日

2台の"トヨタ カムリ"がトップ10フィニッシュ


最前列2番手からスタートを切る"トヨタ カムリ"のB.ヴィッカーズ

 8月18日(土)ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズ第25戦「Carfax 250」が行われた。今大会には、ネクステル・カップ・シリーズを"トヨタ カムリ"で戦っているB.ヴィッカーズと、クラフツマン・トラック・シリーズにディフェンディングチャンピオンとして参戦中のT.ボダインが、今季2度目のブッシュ・シリーズ戦に"トヨタ カムリ"で臨んだ。

 18日(土)午前11時から行われた予選では、B.ヴィッカーズが最前列2番手グリッドを獲得。D.ロイティマンが14番手、T.ボダインは20番手、J.リフラーは33番手から決勝に臨むこととなった。

 午後3時、2マイルのスーパースピードウェイを125周、250マイル(約400km)で競われる決勝レースがスタート。好スタートを切ったB.ヴィッカーズは首位に立つと、16周に渡ってレースをリード。その後もトップ争いを繰り広げた。24周目に、イエローコーション下でピットインを行い、タイヤ交換、セッティング調整、燃料補給を行ったが、この際、給油のトラブルにより燃料が完全に補給されないままコースへ戻ることとなってしまった。
 再スタート後、2位まで復帰したB.ヴィッカーズだったが、その後僅か14周で再び給油のためのピットインを余儀なくされ、35位まで後退してしまった。しかし、そこから激しい追い上げを見せたB.ヴィッカーズは、上位への復帰を果たし、"トヨタ カムリ"勢最高位となる6位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"にとってブッシュ・シリーズで今季9度目となるトップ10フィニッシュを果たした。
 一方、同じく今季2度目の参戦となったT.ボダインも、20番手スタートから好走を見せ、8位でチェッカーを受けた。J.リフラーが12位、D.ロイティマンも16位でフィニッシュし、出走した4台の"トヨタ カムリ"全車がトップ20内でのフィニッシュを果たした。

 次戦第26戦は8月24日(金)、テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで、ネクステル・カップ・シリーズ第24戦との併催で行われる

ドライバー B.ヴィッカーズ:
「我々の"トヨタ カムリ"は素晴らしい仕上がりだったが、ピット作業でミスをしてしまい、時間をロスしただけでなく、燃料も完全に満たされていなかった。このため、再び給油ピットインを余儀なくされてしまった。しかし、その後は可能な限りのアタックを続けた。また、我々の"トヨタ カムリ"はレースを通して最速の1台であった。ただ、その全てを発揮するには、あまりに多くの時間をロスしてしまった。素晴らしい"トヨタ カムリ"を与えてくれたクルーを誇りに思うと共に、今回、出場のチャンスを得られたことに感謝している。我々は強力な"トヨタ カムリ"を手にしており、勝てるはずだった。我々自身のミスにより勝利を逃してしまったが、ロングランでは他のどのライバルよりも速かった。今日は本当なら勝てたと思っている」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 5 20 D.ハムリン シボレー 125
2位 12 17 M.ケンセス フォード 125
3位 8 21 K.ハーヴィック シボレー 125
6位 2 10 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 125
8位 20 103 T.ボダイン トヨタ カムリ 125
12位 33 38 J.リフラー トヨタ カムリ 125
16位 14 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 124
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3位 D.ロイティマン 2883
4位 J.リフラー 2741
12位 D.ブレイニー 2252
65位 T.ボダイン 431
80位 D.グリーン 294
81位 B.ヴィッカーズ 279
93位 B.サントス 189
94位 J.グラハム 164
141位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 188
2位 フォード 151
3位 ダッジ 109
4位 トヨタ 102