NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第23戦 3M Performance 400
開催日:8月21日
雨で2日も順延となったミシガン戦
"トヨタ カムリ"が6位フィニッシュ
自身今季最高位の6位に入ったD.ブレイニー
8月21日(火)米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第23戦「3M Performance 400」が行われた。19日(日)に予定されていた決勝レースは、悪天候のために2度に渡って順延となり、火曜日に行われることとなった。2マイル(約3.2km)のスーパースピードウェイは、コース幅も広く、超高速でのサイド・バイ・サイドのバトルが繰り広げられることでも知られている。
17日(金)の午後3時から行われた予選では、M.ウォルトリップが"トヨタ カムリ"で最高位となる11番手グリッドを確保。チームメイトのD.ロイティマンが12番手につけ、6列目に並んだ。また、D.ブレイニーが17番手、B.ヴィッカーズが18番手で9列目に並び、4台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進出を果たした。
19日(日)午後2時から予定されていた決勝レースは、降雨のために翌20日(月)正午へと延期された。しかし、天候は回復せず、再びレースは順延。21日(火)午前10時から、2マイルのD型オーバルを200周(約640km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。この日もスタート直後は、コース上を霧が多い、11周目で赤旗中断となったが、30分ほどの中断の後、再スタート。
30周目に規定された全車ピットインの後、"トヨタカムリ"を駆るB.ヴィッカーズが好走を見せ、38周目に2位に浮上、64周目には首位に立った。しかし、その後も上位でのバトルを展開したものの8位でチェッカー。一方、D.ブレイニーもレースを通してトップ15圏内を走行。着実に戦い続け、"トヨタ カムリ"勢最上位となる6位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"は2台がトップ10フィニッシュを果たすこととなった。
D.ロイティマンは23位。M.ウォルトリップは39周目にタイヤのパンク、92周目にはスピンを喫するなど苦戦を強いられ、40位に終わった。
次戦第24戦は8月25日(土)米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー D.ブレイニー:
「レースが進むに連れ、チームクルーが少しずつ我々の"トヨタ カムリ"を改善してくれた。最後のピットストップを終えた後は、まさに空を飛べるのではないかというほど快調で、あの時点では最速の1台だっただろう。イエローコーションが何度か出たため、最終的にどのような結果になるかは分からなかったが、良い結果でレースを終えることが出来た。もしこの好調が、どのレースウィークを通じても維持出来、ノートラブルで良いレースを戦えれば、それは素晴らしい結果になるに違いない。オーナーポイントで35位以内に入れたことは素晴らしいことだが、それ以上に、良いレースを楽しめたことに満足している。今日のようなレースを戦って行ければ、遠くないうちに35位以内に浮上出来るものだ。この好調を毎週続けていけることを望んでいる」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 15 | 2 | K.ブッシュ | ダッジ | 203 | ||
2位 | 14 | 1 | M.トゥルークス・Jr. | シボレー | 203 | ||
3位 | 7 | 48 | J.ジョンソン | シボレー | 203 | ||
6位 | 17 | 22 | D.ブレイニー | トヨタ カムリ | 203 | ||
8位 | 18 | 83 | B.ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 203 | ||
23位 | 12 | 0 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 202 | ||
40位 | 11 | 55 | M.ウォルトリップ | トヨタ カムリ | 135 | ||
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NASCAR BUSCH SERIES
第25戦 Carfax 250
開催日:8月18日
2台の"トヨタ カムリ"がトップ10フィニッシュ
最前列2番手からスタートを切る"トヨタ カムリ"のB.ヴィッカーズ
8月18日(土)ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズ第25戦「Carfax 250」が行われた。今大会には、ネクステル・カップ・シリーズを"トヨタ カムリ"で戦っているB.ヴィッカーズと、クラフツマン・トラック・シリーズにディフェンディングチャンピオンとして参戦中のT.ボダインが、今季2度目のブッシュ・シリーズ戦に"トヨタ カムリ"で臨んだ。
18日(土)午前11時から行われた予選では、B.ヴィッカーズが最前列2番手グリッドを獲得。D.ロイティマンが14番手、T.ボダインは20番手、J.リフラーは33番手から決勝に臨むこととなった。
午後3時、2マイルのスーパースピードウェイを125周、250マイル(約400km)で競われる決勝レースがスタート。好スタートを切ったB.ヴィッカーズは首位に立つと、16周に渡ってレースをリード。その後もトップ争いを繰り広げた。24周目に、イエローコーション下でピットインを行い、タイヤ交換、セッティング調整、燃料補給を行ったが、この際、給油のトラブルにより燃料が完全に補給されないままコースへ戻ることとなってしまった。
再スタート後、2位まで復帰したB.ヴィッカーズだったが、その後僅か14周で再び給油のためのピットインを余儀なくされ、35位まで後退してしまった。しかし、そこから激しい追い上げを見せたB.ヴィッカーズは、上位への復帰を果たし、"トヨタ カムリ"勢最高位となる6位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"にとってブッシュ・シリーズで今季9度目となるトップ10フィニッシュを果たした。
一方、同じく今季2度目の参戦となったT.ボダインも、20番手スタートから好走を見せ、8位でチェッカーを受けた。J.リフラーが12位、D.ロイティマンも16位でフィニッシュし、出走した4台の"トヨタ カムリ"全車がトップ20内でのフィニッシュを果たした。
次戦第26戦は8月24日(金)、テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで、ネクステル・カップ・シリーズ第24戦との併催で行われる
ドライバー B.ヴィッカーズ:
「我々の"トヨタ カムリ"は素晴らしい仕上がりだったが、ピット作業でミスをしてしまい、時間をロスしただけでなく、燃料も完全に満たされていなかった。このため、再び給油ピットインを余儀なくされてしまった。しかし、その後は可能な限りのアタックを続けた。また、我々の"トヨタ カムリ"はレースを通して最速の1台であった。ただ、その全てを発揮するには、あまりに多くの時間をロスしてしまった。素晴らしい"トヨタ カムリ"を与えてくれたクルーを誇りに思うと共に、今回、出場のチャンスを得られたことに感謝している。我々は強力な"トヨタ カムリ"を手にしており、勝てるはずだった。我々自身のミスにより勝利を逃してしまったが、ロングランでは他のどのライバルよりも速かった。今日は本当なら勝てたと思っている」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 5 | 20 | D.ハムリン | シボレー | 125 | ||
2位 | 12 | 17 | M.ケンセス | フォード | 125 | ||
3位 | 8 | 21 | K.ハーヴィック | シボレー | 125 | ||
6位 | 2 | 10 | B.ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 125 | ||
8位 | 20 | 103 | T.ボダイン | トヨタ カムリ | 125 | ||
12位 | 33 | 38 | J.リフラー | トヨタ カムリ | 125 | ||
16位 | 14 | 99 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 124 | ||
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