2007年9月30日(日)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第29戦 LifeLock 400

開催日:9月30日

トヨタ カムリ 悪天候の下 15位フィニッシュ


トヨタ カムリ 勢最上位の15位でフィニッシュしたD.ブレイニー

 9月30日(日)米国中部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第29戦「LifeLock 400」が行われた。

 28日(金)午後3時から行われた予選では、M.ウォルトリップが11番手、D.ジャレットが13番手、D.ロイティマン25番手、J.メイフィールド26番手、D.ブレイニーが最後尾43番手グリッドとなり、5台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進むこととなった。

 30日(日)午後1時過ぎに、1.5マイルのD型オーバルを267周(400マイル:約640km)で競われる決勝レースがスタートした。しかし、レースが始まって間もなく、雨が降り始め、イエローコーション。ここでほとんどが給油ピットインに入る中で、コースに残ったD.ブレイニーが首位に立ち、リードラップを獲得した。その直後、雨は強さを増し、スタート後僅か16周でレースは赤旗中断。45分ほどの中断を経て、レースは再開された。
 レース再開直後にピットインし、再び後方へとポジションを落としたD.ブレイニーだったが、前日行われた最後の公式練習で6番手タイムをマークするなど調子を上げて来ており、この日も好調。猛烈な勢いで順位を上げ、中盤にはトップ10圏内でバトルを展開。トップ5にもたびたび食い込む活躍を見せた。
 レースが中盤に入ると、空には雷鳴が轟き、再び雨が降り始めて、149周目には2度目の赤旗中断。この中断は2時間以上に渡ったが、天候は回復し、午後6時過ぎにレースは再開された。
 上位を走っていたD.ブレイニーだったが、赤旗中断の直前にピットインを行うという不運で、再スタート時には28位まで後退。しかし、再び果敢に追い上げを見せ、日没のために210周に短縮されたレースを、"トヨタ カムリ"勢最高位の15位でフィニッシュした。
 J.メイフィールドが22位、D.ジャレット26位、M.ウォルトリップ30位、D.ロイティマンは31位に入り、レース中断時間を含め合計6時間に渡る長いレースで、"トヨタ カムリ"は5台全車が完走を果たした。

 次戦第30戦は10月7日(日)米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー D.ブレイニー:
「我々の"トヨタ カムリ"は本当に好調だった。そして、着実にポジションを上げて行った。多くのライバルカーと同様にピットインし、給油を行ったが、その直後に2度目の降雨に見舞われ、赤旗中断となり、若干ポジションを落としてしまった。我々の"トヨタ カムリ"はスタートからとても良い状態で、レース中盤では本当に速かった。今日は、レースを通じて多くの調整を行う必要はなく、安定した速さでレースを戦うことが出来た」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 7 16 G.ビッフル フォード 210
2位 10 7 C.ボウヤー シボレー 210
3位 1 48 J.ジョンソン シボレー 210
15位 43 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 209
22位 26 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 209
26位 13 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 209
30位 11 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 208
31位 25 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 208
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
32位 D.ブレイニー 2050
38位 B.ヴィッカーズ 1649
40位 D.ロイティマン 1466
41位 D.ジャレット 1204
46位 AJ.アルメンディンガー 823
47位 J.メイフィールド 809
49位 M.ウォルトリップ 683
55位 T.ラボンテ 204
62位 B.ライツィンガー 79
65位 J.ベンソン 70
66位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 232
2位 フォード 168
3位 ダッジ 147
4位 トヨタ 91

NASCAR BUSCH SERIES
第30戦 Yellow Transportation 300

開催日:9月29日

首位快走の トヨタ カムリ ピット作業で後退し9位


9位でフィニッシュしたB.ヴィッカーズ

 9月29日(土)カンザス・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズ第30戦「Yellow Transportation 300」が行われた。

 29日(土)午前10時から予選が行われ、B.ヴィッカーズが10番手、J.リフラーが17番手、今季4度目のブッシュ・シリーズ参戦となったT.ボダインが28番手、D.ロイティマンが31番手から決勝レースへと臨んだ。

 続いて午後2時半過ぎに1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。 10番手からスタートを切ったB.ヴィッカーズは順調にポジションを上げ、上位争いを展開。97周目に首位に浮上すると、31周に渡ってレースをリードした。しかし、128周目のピットインで大きく遅れ、20位までポジションを後退。その後再び追い上げを見せたB.ヴィッカーズは、"トヨタ カムリ"勢最高位の9位でフィニッシュし、今季のブッシュ・シリーズ参戦6戦中、3度目となるトップ10フィニッシュを果たした。
 一方、28番手スタートのT.ボダインも中盤までにはトップ10圏内に浮上。14位でチェッカーを受け、今季4戦目のブッシュ・シリーズで、4戦共にトップ20フィニッシュを果たしている。また、31番手からスタートを切ったD.ロイティマンは17位でフィニッシュ。 17番手スタートからトップ20圏内でのレースを戦っていたJ.リフラーは、98周目に他車と接触、スピンを喫し、レースを継続したものの21位に終わった。

 次戦第31戦は10月12日(金)、米国東部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー B.ヴィッカーズ:
「我々の"トヨタ カムリ"は素晴らしかった。しかし、残念ながらピットストップを失敗してしまった。残り70周あまりというところで、首位でピットに入ったが、ピットアウトした時には20位まで落ちてしまっていた。クルーは今日ずっと良い仕事をしてくれた。その1回を除けば、ピット作業は上手く行った。最も重要なピットストップでミスをしてしまったが、我々は首位を走っており、プレッシャーも大きかった。正確には何が起こったのかわからないが、あのピットインで多くのポジションを失ってしまった」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 6 5 Ky.ブッシュ シボレー 200
2位 1 17 M.ケンセス フォード 200
3位 9 24 C.メアーズ シボレー 200
9位 10 10 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
14位 28 103 T.ボダイン トヨタ カムリ 200
17位 31 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
21位 17 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2位 D.ロイティマン 3511
4位 J.リフラー 3345
21位 D.ブレイニー 2346
51位 B.ヴィッカーズ 714
54位 T.ボダイン 655
87位 D.グリーン 294
99位 B.サントス 189
123位 D.ジャレット 94
150位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 228
2位 フォード 176
3位 ダッジ 135
4位 トヨタ 121