2007年10月13日(土)配信

NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第31戦 Bank of America 500

開催日:10月13日

トヨタ カムリ のD.ブレイニーが6位フィニッシュ


6位フィニッシュを果たしたD.ブレイニーの トヨタ カムリ

 10月13日(土)米国東南部ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モーター・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第31戦「Bank of America 500」が行われた。NASCARの聖地とも言えるシャーロットの同コースでは、5月に第12戦が行われており、"トヨタ カムリ"は初のトップ5フィニッシュを果たしている。
 11日(木)、公式練習に続き、午後7時から予選が行われ、M.ウォルトリップ19番手、D.ロイティマン20番手と10列目にチームメイトが並び、AJ.アルメンディンガーが30番手、D.ブレイニー34番手、J.メイフィールド38番手と5台の"トヨタ カムリ"が予選を通過、決勝進出を決めた。

 13日(土)午後7時46分に、1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約806km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。しかし、1周目に、20番手スタートのD.ロイティマンがコースオフから壁に接触。車体右側にダメージを負い、スタート早々にピットインでの修復を余儀なくされてしまった。
 "トヨタ カムリ"勢は34番手と後方スタートを切ったD.ブレイニーが速さを見せ着実にポジションをアップ。70周目には上位のピットインタイミングの間隙を縫ってリードラップも獲得した。その後もトップ10圏内でのバトルを繰り広げ、6位でフィニッシュ。前戦タラデガでの3位入賞に続き、2戦連続、そして今季4度目となるトップ10フィニッシュを果たした。
 一方、19番手と"トヨタ カムリ"勢最上位でスタートを切ったM.ウォルトリップは、レース序盤からセッティングに苦しみ、後方集団でのレースを余儀なくされていたが、終盤調子を上げ、ポジションをアップ。10位でチェッカーを受けた。
 30番手スタートのAJ.アルメンディンガーもレースを通してトップ20圏内で戦い、終盤はトップ10フィニッシュも見える位置まで浮上したが、最後のコーションからの再スタート後、僅か2周の超スプリントバトルで惜しくもポジションをダウン。それでも自己最高位となる15位で、500マイル、4時間に渡るレースを走り抜いた。

 次戦第32戦は10月21日(日)米国東部バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイで行われる。

ドライバー D.ブレイニー:
「我々は6位に値するだけの速さを持っていたわけではなかったが、レース終盤は幸運に恵まれた。しかし、今日は、ずっと粘り強く戦い続け、クルーも良い仕事をしてくれた。彼らは全くミスを犯さず、着実に走り続けることが出来た。前戦タラデガで3位に入り、今日もトップ10フィニッシュが果たせたことは、チームにとっても本当に良いことだ。それは望んでいた位置でシーズンを終えるために必要なことであり、残りのレースも更なる進歩を目指し努力を続けて行く」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 4 24 J.ゴードン シボレー 337
2位 25 7 C.ボウヤー シボレー 337
3位 13 5 Ky.ブッシュ シボレー 337
6位 34 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 337
10位 19 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 337
15位 30 84 AJ.アルメンディンガー トヨタ カムリ 337
29位 20 0 D.ロイティマン トヨタ カムリ 333
39位 38 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 254
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
32位 D.ブレイニー 2375
38位 B.ヴィッカーズ 1700
39位 D.ロイティマン 1644
41位 D.ジャレット 1244
44位 AJ.アルメンディンガー 941
46位 M.ウォルトリップ 915
48位 J.メイフィールド 855
57位 T.ラボンテ 204
61位 J.ヴィルヌーブ 100
63位 B.ライツィンガー 79
66位 J.ベンソン 70
67位 M.グーセン 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 250
2位 フォード 177
3位 ダッジ 154
4位 トヨタ 101

NASCAR BUSCH SERIES
第31戦 Dollar General 300

開催日:10月12日

トヨタ カムリ 痛恨の接触で12位フィニッシュ


12位でフィニッシュしたD.ロイティマン

 10月12日(金)ローズ・モーター・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズ第31戦「Dollar General 300」が行われた。

 決勝レースに先立ち、午後4時から予選が行われ、D.ブレイニーが2列目4番手の好グリッドを確保。D.ロイティマンが8番手、J.リフラーが27番手、B.サントスが33番手から決勝レースへ臨むこととなった。

 午後8時20分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。4番手グリッドのD.ブレイニーは好スタートを切り、序盤首位争いを展開。しかし、27周目にこの日初めて出されたイエローコーションでのピットイン争いで、D.ブレイニーは順位を落とし、11位まで後退。一時は7位までポジションを挽回したものの、その後はアンダーステアに苦しみ、121周目にはバルブ駆動トラブルに見舞われ、戦列を去ることとなってしまった。
 一方、8番手スタートのD.ロイティマンは序盤からトップ10圏内で着実に走行。106周目に壁に接触、修復のために22位までポジションを落としたが、再び追い上げ、"トヨタ カムリ"勢最上位の12位でフィニッシュ。ドライバーズポイントランキングでも2位のポジションを堅守した。
 27番手スタートのJ.リフラーはスタート直後の3周目に壁に接触。終盤にもスピンを喫するなど苦しいレースとなったが、首位と同一周回の19位でチェッカーを受けた。33番手スタートのB.サントスは96周目にクラッシュ。39位に終わった。

 次戦第32戦は10月27日(土)、米国南東部テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークで行われる。

ドライバー D.ロイティマン:
「オーバーステア状態になり、フェンスに接触してしまった。弁解の余地はない。チームやファクトリーの皆に謝らなければならない。スタッフは今夜のレースのために素晴らしい"トヨタ カムリ"を仕上げてくれた。私は壁に接触しながらも12位でフィニッシュすることが出来たが、見事な働きで私をコースへと戻してくれたクルーを誇りに思っている。ただ、勝てていたかも知れないレースを棒に振ってしまった。それだけが残念だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1位 13 29 J.バートン シボレー 200
2位 24 5 Ky.ブッシュ シボレー 200
3位 26 8 D.アーンハート・Jr. シボレー 200
12位 8 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
19位 27 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
36位 4 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 121
39位 33 192 B.サントス トヨタ カムリ 95
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
2位 D.ロイティマン 3638
4位 J.リフラー 3451
21位 D.ブレイニー 2401
52位 B.ヴィッカーズ 714
55位 T.ボダイン 655
88位 D.グリーン 294
93位 B.サントス 235
127位 D.ジャレット 94
151位 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1位 シボレー 237
2位 フォード 182
3位 ダッジ 138
4位 トヨタ 125