NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第34戦 Dickies 500
開催日:11月4日
トヨタ カムリ D.ブレイニーが21位でフィニッシュ
トヨタ カムリ 勢最上位の21位でフィニッシュしたD.ブレイニー
11月4日(日)米国南東部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズ第34戦「Dickies 500」が行われた。戦いの舞台は、 24度という高いバンク角を持つ1.5マイル(2.4km)のハイスピードオーバル。
2日(金)午後3時30分より予選が行われ、ルーキーのAJ.アルメンディンガーが好走。自身キャリア最高位となる5番手グリッドを確保した。また、前大会初めて"トヨタ カムリ"でネクステル・カップ・シリーズに挑戦したものの、惜しくも予選落ちとなったM.スキナーが今大会もエントリー。14番手で予選を通過。B.ヴィッカーズが22番手、D.ジャレットが26番手、D.ブレイニーが32番手、D.ロイティマンが43番手で各々予選を通過し、"トヨタ カムリ"は、今季6度目となる、6台が決勝へと進出することとなった。
4日(日)午後2時37分、334周(501マイル:約806km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。5番手グリッドから好スタートを切ったAJ.アルメンディンガーは、2周目には3位に浮上。トップ争いへと健闘が期待されたが、3周目に、壁に接触しスローダウン。修復のためにそのままピットへと向かい、大きく順位を落とすこととなってしまった。
序盤戦は14番手スタートのM.スキナーが"トヨタ カムリ"勢の最上位でトップ20圏内を走行。その後も、コーションが少なく、グリーン下でのピットインで順位が入れ替わっていく中で、最後尾43番手スタートのD.ロイティマンが着実にポジションをアップ。しかし、8位まで浮上した91周目に、突然のエンジントラブルに見舞われ、惜しくもリタイアとなった。また、トップ20圏内を走行していたベテランD.ジャレットも、218周目に中団グループで発生した多重クラッシュに巻き込まれ、戦線離脱。
この厳しいレースを粘り強く走り抜いたD.ブレイニーが21位、B.ヴィッカーズが23位、M.スキナーが24位でチェッカーを受け、3台の"トヨタ カムリ"がトップ25圏内でフィニッシュした。
次戦第35戦は11月11日(日)米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー D.ブレイニー:
「あまり良い一日ではなかった。ずっとハンドリングと格闘し、良い状態にすることは出来なかった。2周遅れとなってしまったが、ポイントランキングで35位以内に残るために少しでも助けとなるよう、走り切ることを目指した。それが我々に出来た全てだった。前戦とその前の2レースではトラブルに見舞われ結果を出すことが出来なかった。ランキング35位以内に入るために、フルアタックでレースに挑み、今日のように調子の良くない状況においても、とにかく完走を目指して戦わなければならないのが、このシリーズだ」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 8 | 48 | J.ジョンソン | シボレー | 334 | ||
2位 | 18 | 17 | M.ケンセス | フォード | 334 | ||
3位 | 1 | 1 | M.トゥルークス・Jr. | シボレー | 334 | ||
21位 | 32 | 22 | D.ブレイニー | トヨタ カムリ | 332 | ||
23位 | 22 | 83 | B.ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 332 | ||
24位 | 14 | 36 | M.スキナー | トヨタ カムリ | 331 | ||
38位 | 26 | 44 | D.ジャレット | トヨタ カムリ | 217 | ||
39位 | 5 | 84 | AJ.アルメンディンガー | トヨタ カムリ | 151 | ||
43位 | 43 | 0 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 90 | ||
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NASCAR BUSCH SERIES
第33戦 O'Reilly Challenge
開催日:11月3日
トヨタ カムリ D.ロイティマンがポールポジションを獲得
決勝レースはJ.リフラーが12位でフィニッシュ
12位でフィニッシュしたJ.リフラー
11月3日(土)テキサス・モーター・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズ第33戦「O'Reilly Challenge」が行われた。
2日(金)午後5時30分から行われた予選では、前戦メンフィスで念願の初優勝を挙げたD.ロイティマンが好調を維持し、見事ポールポジションを獲得。また、10月のクラフツマン・トラック・シリーズ第21戦でNASCAR初参戦を果たしたルーキーM.マクドウェルが、ブッシュ・シリーズにもデビューし、17番手グリッドを獲得した。J.リフラーは22番手、D.シャーマンが37番手につけた。
午後1時50分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションスタートのD.ロイティマンは順当に序盤戦を戦い、トップ争いを展開。しかし、124周目、突然のパンクに見舞われ、惜しくも20位まで順位を落としてしまった。
200周のレース中、イエローコーションが僅か4回というレース展開の中で、22番手グリッドから着実にポジションを上げたJ.リフラーが"トヨタ カムリ"勢最上位の12位でフィニッシュ。D.ロイティマンは18位、デビュー戦となったM.マクドウェルも20位でチェッカーを受け、"トヨタ カムリ"は3台がトップ20フィニッシュを果たした。
次戦第34戦は11月10日(土)フェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー J.リフラー:
「レース序盤はアンダーステアに苦しめられた。その後、修正することは出来たが、今度はオーバーステア症状が出てしまい、ポジションが上げられなかった。今回の結果には満足しておらず、より上位でのフィニッシュを果たしたかった。しかし、我々は今日のレースで得られたものを活かし、来週に迫ったフェニックス戦へと挑む」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 4 | 21 | K.ハーヴィック | シボレー | 200 | ||
2位 | 5 | 5 | Ky.ブッシュ | シボレー | 200 | ||
3位 | 6 | 20 | D.ハムリン | シボレー | 200 | ||
12位 | 22 | 38 | J.リフラー | トヨタ カムリ | 200 | ||
18位 | 1 | 99 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 199 | ||
20位 | 17 | 0 | M.マクドウェル | トヨタ カムリ | 198 | ||
37位 | 37 | 10 | B.シャーマン | トヨタ カムリ | 161 | ||
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NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第23戦 Texas 350K
開催日:11月2日
トヨタ タンドラ 大波乱のレースを制し今季12勝目
チェッカー目前の大混乱をすり抜け、T.マスグレイブが今季初勝利
11月2日(金)テキサス・モーター・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第23戦「Texas 350K」が行われた。
同コースでは、"トヨタ タンドラ"が2004年に参戦を始めて以来これまで7回に渡ってレースを戦っているが、内4戦でT.ボダインが勝利を収めるなど、"トヨタ タンドラ"が得意とするコース。
1日(木)午後0時30分から2回に渡って行われた公式練習では、ドライバーズタイトルを争うM.スキナーが両セッション共にトップタイムをマーク。続いて午後7時から行われた予選でも、ポールポジションを獲得し、圧倒的な速さを見せつけた。M.スキナーは今季10度目のポールポジション獲得となり、自身が95年に記録した年間ポールポジション最多記録に並ぶこととなった。また、T.マスグレイブが3番手、J.ベンソンが4番手と2列目にも"トヨタ タンドラ"が並んだ。
2日(金)午後7時30分に147周(220マイル:約350km)の決勝レースがスタート。ポールポジションスタートのM.スキナーは好スタートを切り、序盤を首位で走行。3番手スタートのT.マスグレイブとの首位争いを繰り広げた。
レースが100周を越えたところで、首位を走行していたM.スキナーに、タイトルを争うR.ホーナディ(シボレー)が肉薄。さらに激しい首位攻防戦となった。
チェッカーを目前にした144周目、R.ホーナディが首位、M.スキナー2位でコーションからの再スタート。ほぼ1周に渡ってサイド・バイ・サイドのまま首位を争う2台だったが、第3コーナーの進入で僅かに接触し、2台共にスピン。この上位争いのスピンに後続車が突っ込み、コース上は大混乱。レースは3周を残して赤旗中断となった。スピンした際に後続車から追突されたM.スキナーだったが、幸運にもダメージは小さく、そのままレースを続行。
30分に渡るレース中断の後、残り3周での再スタートが切られた。この再スタート直後にも再びトップ2台がスピンから接触。この混乱を上手くすり抜けたT.マスグレイブが今季初優勝を飾った。また、M.スキナーも3位に入り、再びポイントランキングで首位に浮上した。
次戦第24戦は11月9日(金)フェニックス・インターナショナル・レースウェイでネクステル・カップ・シリーズ、ブッシュ・シリーズとの併催で行われる。
ドライバー T.マスグレイブ:
「ここテキサスではこれまで、タイヤのパンクや摩耗などに見舞われ、2位になったのが 最高位だった。それだけに、今日のような波乱の末に勝てたことは、ほろ苦い勝利に感じられる。我々は燃料補給及びタイヤ交換において、やや異なる戦略を採っていた。多くの周回で首位を走行し、その後、M.スキナーが我々をかわして行ったが、彼はタイトルを争っており、我々は間隔を空けて彼の後方でレースを戦うつもりだった。その後、しばらくコーションが出なかったために、我々は早めの燃料給油ピットストップを強いられた。その時点でトップ5フィニッシュが果たせれば良いと思っていた。今回の勝利は本当に素晴らしいチームクルーのお陰だ。これまで何度も惜しいところで優勝を逃して来たが、そんな日々もこれで終わりだ。この勢いを次戦フェニックスでも維持出来ることを期待している」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 3 | 9 | T.マスグレイブ | トヨタ タンドラ | 149 | ||
2位 | 14 | 77 | B.ゴーハン | シボレー | 149 | ||
3位 | 1 | 5 | M.スキナー | トヨタ タンドラ | 149 | ||
6位 | 15 | 60 | J.スプレイグ | トヨタ タンドラ | 149 | ||
9位 | 11 | 1 | J.リフラー | トヨタ タンドラ | 148 | ||
12位 | 17 | 59 | T.クック | トヨタ タンドラ | 148 | ||
16位 | 13 | 30 | T.ボダイン | トヨタ タンドラ | 147 | ||
22位 | 25 | 0 | A.ラリー | トヨタ タンドラ | 146 | ||
23位 | 28 | 3 | J.マークス | トヨタ タンドラ | 144 | ||
25位 | 16 | 27 | J.ヴィルヌーブ | トヨタ タンドラ | 141 | ||
27位 | 4 | 23 | J.ベンソン | トヨタ タンドラ | 86 | ||
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