NASCAR NEXTEL CUP SERIES
第36戦 Homestead 400
開催日:11月18日
最終戦はトヨタ カムリ"のD.ブレイニーが12位フィニッシュ
12位でフィニッシュしたD.ブレイニー
11月18日(日)米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARネクステル・カップ・シリーズのシーズン最終戦となる第36戦「Homestead 400」が行われた。
2月の開幕戦以来、全36戦という長いシーズンも最終戦を迎えた。今年、初めてNASCAR最高峰カテゴリ-であるネクステル・カップ・シリーズに参戦を果たした"トヨタ カムリ"勢は、デビューイヤーの締めくくりへと臨んだ、 16日(金)午後3時から行われた予選では、B.ヴィッカーズが17番手、今季3度目のカップ・シリーズ参戦となるJ.ベンソンが20番手、D.ブレイニーが23番手、D.ジャレットが26番手、D.ロイティマンが35番手に入り、5台の"トヨタ カムリ"が決勝レースに進出を決めた。
17日(土)に行われた2度の公式練習を挟み、18日(日)午後4時から1.5マイルオーバルを267周(400マイル:約650km)で競われる決勝レースがスタート。
レース序盤戦はD.ブレイニーとD.ジャレット、D.ロイティマンの3台がトップ10圏内まで浮上して上位争いを展開。D.ブレイニーは81周目に2位に浮上、132周目にはリードラップも奪うなど、レースを通し果敢に戦い、この日最後となったイエローコーションの時点でも9位につけていたが、最後の再スタートでポジションを落とし、12位でフィニッシュ。しかし、貴重なポイントを獲得し、ビル・デイビス・レーシングは、暫定結果ながら34位となり、来シーズンの開幕5戦において決勝進出が保証されるオーナーズポイントで35位を確実なものとした。
一方、来シーズンの序盤5戦を戦った後、引退を表明しているベテランのD.ジャレットは、フル参戦最後のシーズン最終戦を大部分でトップ20圏内を走行し、17位でフィニッシュした。
2007年シーズン、日本の自動車メーカーとしては初めてNASCARのトップカテゴリに参戦を果たした"トヨタ カムリ"は、ネクステル・カップ・シリーズで36戦を戦い、2回のポールポジションを獲得。決勝レースでは16レースで計165周に渡って首位を走行し、最高位は3位であった。
2008年シーズンは、NASCARの最高峰カテゴリは、スプリント・カップ・シリーズと名称を変え、2月17日(日)に、記念すべき第50回目の開催となる、伝統の"デイトナ500"で幕を開ける。
ドライバー D.ブレイニー:
「今日のレースは、ずっとトップ10圏内で戦っていたが、最後はちょっとスリップしてしまい、ポジションを落としてしまった。しかし、全体的に見れば、我々にとっては良いレースであった。オーナーズポイントの35位と36位では、とてつもなく大きな違いとなる。我々は何としても35位以内に入る必要があり、チームは素晴らしい仕事で応えてくれた。これで来シーズンの開幕から5戦で、予選結果に関わらず決勝レースへの出場が保証される。とはいえ、その5戦で好結果を出さなくてはならないのは言うまでもない。今年、我々は最初の3戦で完走を果たすことが出来ず、その遅れが大きく響いてしまった。来シーズンこそは開幕戦から、優位性を活かさなくてはならない
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 4 | 17 | M.ケンセス | フォード | 267 | ||
2位 | 5 | 2 | K.ブッシュ | ダッジ | 267 | ||
3位 | 32 | 11 | D.ハムリン | フォード | 267 | ||
12位 | 23 | 22 | D.ブレイニー | トヨタ カムリ | 267 | ||
17位 | 26 | 44 | D.ジャレット | トヨタ カムリ | 266 | ||
25位 | 35 | 0 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 265 | ||
42位 | 17 | 83 | B.ヴィッカーズ | トヨタ カムリ | 154 | ||
43位 | 20 | 36 | J.ベンソン | トヨタ カムリ | 73 | ||
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NASCAR BUSCH SERIES
第35戦 Homestead 300
開催日:11月17日
トヨタ カムリ 参戦初年度をドライバーズランキング2位、3位で終える
14位フィニッシュのJ.リフラー(#38)と15位に入ったのD.ロイティマン(#99)
11月17日(土)ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズの第35戦「Homestead 300」が行われた。
シリーズ最終戦となった今大会には、5台の"トヨタカムリ"が出場。決勝に先立って正午から行われた予選では、D.ブレイニーが好調で3番手グリッドを確保。前日にクラフツマン・トラック・シリーズを戦い、翌日曜日も別チームからカップ・シリーズに参戦するT.ボダインが15番手。ランキング上位につけるD.ロイティマンとJ.リフラーはそれぞれ17、 19番手。ブッシュ・シリーズ3戦目の出場となるルーキーのM.マクドウェルが26番手で決勝へと進んだ。
午後4時、200周(300マイル:約480km)の決勝レースがスタート。D.ブレイニーは3番手スタートから好スタートを切り、2位に浮上すると、 61周目にはトップに立ち、その後27周に渡って首位を走行。しかし、中盤戦に入るとオーバーステア症状に見舞われ、105周目に単独スピン。幸運にもダメージは無かったものの、ピットインを強いられ、27位まで後退。その後、14位までポジションを戻したが、終盤のピットタイミングが合わず、26位に終わった。
一方、17番手、19番手からスタートを切ったD.ロイティマンとJ.リフラーも好調にポジションを上げて上位争いを展開。残り40周の時点で、6位、7位を走行し、5位を猛追。無念の後退となったD.ブレイニーに代わり、ブッシュ・シリーズデビューイヤーでの、"トヨタ カムリ"3勝目を目指した。しかし、終盤、グリーン下で給油及びタイヤ交換のためのピットインを行った直後に、不運なイエローコーションとなり、ポジションダウンを余儀なくされ、J.リフラーが14位、D.ロイティマンが15位でチェッカーを受けた。この結果、暫定ながらD.ロイティマンはシリーズランキング2位、J.リフラーは同3位となり、"トヨタ カムリ"は、ブッシュ・シリーズのデビューイヤーに、ドライバーズランキングでの2位、3位という好結果を得ることとなった。
ブッシュ・シリーズ参戦初年度の"トヨタ カムリ"は、7月のインディアナポリスと10月のメンフィスで計2勝を挙げ、4回のポールポジションを獲得する活躍を見せた。
2008年シーズンは、NASCARネイションワイド・シリーズと名称を変え、2月16日(土)に米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで激戦が開始される。
ドライバー J.リフラー:
「レース中に車体右側を接触させてしまった。しかし、それを除けば、我々の"トヨタ カムリ"は本当に好調だった。2度目のピットストップでクルーは車体横を修復し、レースを続けることが出来た。今日は、結果こそ14位であったが、全体的に見て今年は良い年であり、チーム全員を本当に誇らしく思っている。来年も再び戦うための準備をして行く。我々は、今年よりも良い前半戦が戦えれば、来年こそ、本当にシリーズタイトルを狙えると思っている」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 30 | 29 | J.バートン | シボレー | 200 | ||
2位 | 12 | 5 | M.マーティン | シボレー | 200 | ||
3位 | 13 | 17 | M.ケンセス | フォード | 200 | ||
14位 | 19 | 38 | J.リフラー | トヨタ カムリ | 200 | ||
15位 | 17 | 99 | D.ロイティマン | トヨタ カムリ | 200 | ||
26位 | 3 | 10 | D.ブレイニー | トヨタ カムリ | 199 | ||
32位 | 26 | 44 | M.マクドウェル | トヨタ カムリ | 176 | ||
37位 | 15 | 3 | T.ボダイン | トヨタ カムリ | 124 | ||
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NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第25戦 Homestead 200
開催日:11月16日
トヨタ タンドラ今季13勝目
2年連続のマニュファクチャラーズチャンピオン獲得
今季4勝目を挙げたJ.ベンソンを先頭に再スタート
11月16日(金)ホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの最終戦「Homestead 200」が行われた。
今大会は、2004年に"トヨタタンドラ"がNASCARクラフツマン・トラック・シリーズに参戦を開始して以来、記念すべき100戦目のレースとなり、その全てのレースに出走してきたM.スキナーは、100戦目を記念したカラーリングで登場した。また、M.スキナーは、首位に29ポイントの差を付けてドライバーズランキング首位でこの最終戦に臨んでおり、自身にとって1995年以来2度目のタイトル獲得、そして、既に2年連続のマニュファクチャラーズタイトルを決めているトヨタにとっては、2年連続のダブルタイトルへ向けて最終戦に臨むこととなった。
ワンデイ・イベントとして行われた今大会は、午前中に公式練習が行われ、午後5時から開始された予選では、J.ベンソンが最前列2番手グリッドを獲得。元F1チャンピオンのJ.ヴィルヌーブは、クラフツマン・トラック・シリーズ7戦目の挑戦にして、自己最高位となる3番手の好グリッドを獲得。タイトル獲得を狙うM.スキナーも2列目4番手、"トヨタ カムリ"でカップ、ブッシュにもエントリーし、3レース全てに出場というD.ブレイニーが5番手につけた。
午後7時30分に134周(201マイル:約320km)で競われる決勝レースがスタート。2列目4番手スタートのM.スキナーがスタートして間もなく2位に浮上。最初のコーション後に再スタートが切られた19周目には、M.スキナーが首位に浮上した。しかし、25周目、M.スキナーは突然のパンクに見舞われ、36位に後退。最後尾からの追い上げを余儀なくされた。その後もタイトル獲得を目指し、粘り強くポジションを上げていったM.スキナーは、一時は14位まで挽回したが、73周目にタイヤの異常振動に見舞われ、直後に左リアタイヤが脱落。ピットへは辿り着いたものの、長時間の修復を強いられ、無念の35位フィニッシュ。自身2度目のタイトル獲得はならなかった。
一方、3番手スタートで期待されたJ.ヴィルヌーブは、序盤ポジションを落としたものの、その後は再び上位争いへと進出。75周目には2位を走行し、その後のピット作業で若干ポジションを落としながらも、5位につけて80周目の再スタートを迎えた。しかし、その直後、他車と接触しスピン。壁に車体後部から激突し、リタイアとなってしまった。
また、2番手スタートのJ.ベンソンはピットタイミングで中盤ポジションを若干落としたものの、その後、素晴らしい速さを見せ、終盤には2位に躍進。首位を行くKy.ブッシュ(シボレー)を猛追。チェッカーを目前にした132周目に他車のコースアウトのためコーションが出され、今季6度目の"グリーン・ホワイトチェッカー"となり、最後の2周で決着をつけることとなった。この結果、再スタート後、J.ベンソンが"トヨタ タンドラ"の速さを活かし首位を奪取。見事、シーズン最終戦を制し、今季4勝目のチェッカーを受け、"トヨタ タンドラ"は今季13勝目で、参戦100戦目を飾った。
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ参戦4年目の"トヨタ タンドラ"は、2007年、全25戦中13勝を挙げ、16戦でポールポジションを獲得。最終戦を待たずして2年連続のマニュファクチャラーズタイトルを確定。ドライバーズタイトルは惜しくも獲得ならなかったが、M.スキナーが2位、J.ベンソンが3位、T.ボダインが4位、T.マスグレイブ7位、J.スプレイグ9位と、"トヨタ タンドラ"のドライバー5人がドライバーズランキングトップ10入りを果たした。
"トヨタ タンドラ"にとって5年目のシーズンとなる2008年は、2月15日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕を迎える。
ドライバー J.ベンソン:
「素晴らしい勝利だった。私はレース序盤戦を支配し、その後も冷静にレースを戦おうと努めていた。必ず首位に追いつけると思っており、少しずつ順位を挽回していった。最後のコーションが出るまでは、2位フィニッシュは出来るだろうと考えていた。我々は首位を奪い返すのに充分に速く、最後2周でのバトルは本当に素晴らしいチャンスだった。心からチームの全員に感謝したい。チームメイトのM.スキナーがトラブルを抱え、私にも同様のトラブルが出る可能性があり心配したが、最後のコーションはまるで我々のために用意されたかのように、とても良いタイミングで発生してくれた。そしてエキサイティングなフィニッシュを果たすことが出来た。我々の"トヨタ タンドラ"はシーズンを通して本当に力強く、私は最後にランキング3位に浮上してシーズンを終えることが出来た。来年も上位でシリーズを戦って行きたい」
リザルト
決勝結果 | |||||||
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順位 | 予選 | No. | ドライバー名 | 車種 | 周回 | ||
1位 | 2 | 23 | J.ベンソン | トヨタ タンドラ | 138 | ||
2位 | 14 | 51 | Ky.ブッシュ | シボレー | 138 | ||
3位 | 23 | 14 | R.クロフォード | フォード | 138 | ||
5位 | 13 | 1 | J.リフラー | トヨタ タンドラ | 138 | ||
8位 | 36 | 3 | J.マークス | トヨタ タンドラ | 137 | ||
10位 | 5 | 22 | D.ブレイニー | トヨタ タンドラ | 137 | ||
14位 | 16 | 30 | T.ボダイン | トヨタ タンドラ | 137 | ||
16位 | 19 | 60 | J.スプレイグ | トヨタ タンドラ | 137 | ||
18位 | 17 | 9 | T.マスグレイブ | トヨタ タンドラ | 137 | ||
20位 | 15 | 92 | T.クック | トヨタ タンドラ | 137 | ||
25位 | 35 | 59 | D.リア | トヨタ タンドラ | 136 | ||
33位 | 25 | 0 | A.ラリー | トヨタ タンドラ | 134 | ||
35位 | 4 | 5 | M.スキナー | トヨタ タンドラ | 127 | ||
36位 | 3 | 27 | J.ヴィルヌーブ | トヨタ タンドラ | 80 | ||
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