2008年3月22日(土)配信

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第6戦 Pepsi 300

開催日:3月22日

NASCARネイションワイド・シリーズ "トヨタ カムリ"2台がトップ10フィニッシュ

写真
ポールポジションからレース前半首位を快走したが、
痛恨のスピンを喫し16位に終わったKy.ブッシュ

3月22日(土)米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第6戦「Pepsi 300」が開催された。
"ミュージック・シティ"の別名を持つナッシュビル郊外に位置するナッシュビル・スーパースピードウェイは、2000年に建設された新しいサーキット。コンクリート路面を持つ1.33マイルオーバルである。

Ky.ブッシュが21日(金)に行われた公式練習1回目で3番手、翌22日(土)の公式練習2回目ではトップにつけ、速さを見せた。続いて行われた予選でも、Ky.ブッシュがトップタイムをマーク。自身ネイションワイド・シリーズでは今季初、"トヨタ カムリ"にとっては今季3度目となるポールポジションを獲得した。"トヨタ カムリ"勢はD.ロイティマンが19番手、D.ハムリン21番手、J.リフラー23番手、M.ウォレスが24番手に入り、5台が決勝に進出することとなった。

午後2時18分、好天の下1.33マイルオーバルを225周(約300マイル:480km)で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートを切ったKy.ブッシュが1周目から首位を快走。やや後方からのスタートとなった他の"トヨタ カムリ"勢もその速さを活かしポジションをアップ。レース中盤となる100周過ぎにはD.ロイティマン、D.ハムリン、J.リフラーもトップ10圏内へと浮上した。
非常にイエローコーションの少ない展開となる中、3回目のイエローが156周目に出されると、各車は待ちかねたようにピットイン。D.ハムリンはこの時点で5位を走行していたが、ピット作業でのペナルティを受け後退。首位と同一周回の最後尾12位までポジションを落としてしまった。
そして、再スタート間もない162周目、それまで125周に渡りリードラップを奪い、レースを支配して来たKy.ブッシュが突然コントロールを失いコースアウト。ダメージ修復のためにピットインし、2周遅れとなってしまった。
かわってD.ロイティマンが"トヨタ カムリ"最上位の3位につけチェッカーを目指したが、その後全くイエローコーションの出ない状況下で燃料が苦しくなり、残り7周で給油ピットイン。7位走行中だったJ.リフラーも残り6周でピットインを強いられ、ポジションを落とすこととなった。
コース記録となる僅か3回、20周のイエローコーション、平均速度の高さ及びレース通算時間の短さでも新記録となったレースで、"トヨタ カムリ"勢最上位チェッカーを受けたのはD.ハムリン。ピットペナルティでの後退から7位までポジションを上げてチェッカーを受けた。D.ロイティマンは9位に入り、"トヨタ カムリ"は苦しい戦いながらトップ10に2台が入った。

次戦第7戦は4月5日(土)米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー D.ハムリン:
「我々の"トヨタ カムリ"は好調だった。間違いなく7位以上のポジションを狙える仕上がりだったのだが、ピット作業でペナルティを受けてしまった。そのためにポジションを大きく落とし、今日のようなあまりイエローの出ないレースでは、あの位置からの上位浮上は困難だった。しかし、最後は若干燃料消費を抑えることが出来たので、いくつかポジションアップを果たせた」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 14 29 S.ウィマー シボレー 225
2 7 2 C.ボウヤー シボレー 225
3 4 60 C.エドワーズ フォード 225
7 21 32 D.ハムリン トヨタ カムリ 225
9 19 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 224
13 23 38 J.リフラー トヨタ カムリ 224
16 1 20 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 223
20 24 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 223
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3 D.ロイティマン 786
8 M.ウォレス 718
10 J.リフラー 706
11 Ky.ブッシュ 687
22 T.スチュワート 472
31 D.ハムリン 383
38 B.ヴィッカーズ 322
61 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 45
2 トヨタ 32
2 フォード 32
4 ダッジ 23