2008年4月 6日(日)配信

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第7戦 Samsung 500

開催日:4月6日

"トヨタ カムリ"のカイル・ブッシュが3位フィニッシュ

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"トヨタ カムリ"勢最上位の3位でフィニッシュしたKy.ブッシュ

 NASCARスプリント・カップ・シリーズ第7戦「Samsung 500」が4月6日(日)米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。
 テキサス・モーター・スピードウェイは、24度の高いバンクを持つ1.5マイルオーバルで、ハイスピードでのサイド・バイ・サイドバトルが展開される。

 4日(金)午後4時30分から予選が行われ、Ky.ブッシュが3番手の好タイムをマーク。D.ロイティマンが6番手、M.スキナーが9番手と3台がトップ10グリッドを確保。10台の"トヨタ カムリ"が決勝進出を果たした。

 6日(日)午後2時21分に1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約800km)で競われる決勝レースがスタート。3番手スタートのKy.ブッシュは序盤からトップを争い、14周目に首位浮上。C.エドワーズ(フォード)、J.ジョンソン(シボレー)らとともに後方を引き離してのトップグループを形成した。
 その後方では、D.ハムリンが14番手スタートからポジションアップ、24番手スタートのT.スチュワートも着実に順位を上げ、トップ10グループで走行。更なる上位浮上を目指した。
 Ky.ブッシュはハンドリングに苦しみながらの走行となったが、50周に渡って首位を走行。その後もレース終盤までトップ争いを繰り広げた。
 チェッカー目前のイエローコーションにより、レースは最後の2周、"グリーン・ホワイト・チェッカー"で決着されることとなり、各車逆転勝利を狙ったが、惜しくも及ばず、Ky.ブッシュが3位、D.ハムリンが5位、T.スチュワートが7位でチェッカー。3台の"トヨタ カムリ"がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第8戦は4月12日(土)米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでナイトレースとして開催される。

ドライバー Ky.ブッシュ:
「今日は酷いアンダーステアに苦しめられ、最後まで正しいセットアップに仕上げられなかった。C.エドワーズとJ.ジョンソンは非常に速く、私は追い上げてくる後続を抑え込むことで精一杯だった。とはいえ、週末全体を総括すれば、ネイションワイド・シリーズで勝利し、今日も3位フィニッシュできた。"トヨタ カムリ"の最高位であり、スプリント・カップ・シリーズにおいてここテキサスでは私にとって最高位を記録できた。そういう意味で有意義な週末だったと評価出来る。次戦は私の得意なフェニックスであり、とても楽しみだ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 2 99 C.エドワーズ フォード 339
2 5 48 J.ジョンソン シボレー 339
3 3 18 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 339
5 14 11 D.ハムリン トヨタ カムリ 339
7 24 20 T.スチュワート トヨタ カムリ 339
16 36 83 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 338
21 29 22 D.ブレイニー トヨタ カムリ 337
29 9 84 M.スキナー トヨタ カムリ 334
31 20 55 M.ウォルトリップ トヨタ カムリ 333
33 40 0 M.マクドウェル トヨタ カムリ 332
41 6 44 D.ロイティマン トヨタ カムリ 253
42 33 96 J.J.イェリー トヨタ カムリ 173
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3 Ky.ブッシュ 1001
5 T.スチュワート 957
7 D.ハムリン 913
18 B.ヴィッカーズ 746
31 D.ロイティマン 552
32 M.ウォルトリップ 530
33 J.J.イェリー 505
37 D.ブレイニー 473
40 M.スキナー 344
45 K.シュレーダー 192
47 M.マクドウェル 149
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 フォード 44
2 シボレー 43
3 トヨタ 39
4 ダッジ 28

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第7戦 O'Reilly 300

開催日:4月5日

"トヨタ カムリ"今季3勝目! カイル・ブッシュが念願のテキサスで初勝利を挙げる

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ネイションワイド・シリーズでの今季初勝利を挙げたKy.ブッシュ

 4月5日(土)テキサス・モーター・スピードウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第7戦「O'Reilly 300」が開催された。

 予選が予定されていた3日(木)は降雨に見舞われたために、予選は中止となり、グリッドは規定により、前戦までのオーナーズポイントで決定。D.ロイティマンが5番手、T.スチュワートが6番手グリッドで3列目に並ぶこととなり、6台の"トヨタ カムリ"が決勝に進出した。

 5日(土)午後3時20分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)で競われる決勝レースがスタート。6番手スタートのT.スチュワートが序盤からハイペースで順位を上げ、12周目には2位に浮上。また、オーナーズポイントによって31番手と後方スタートを強いられたKy.ブッシュも素晴らしい追い上げを見せ、31周目にはトップ10圏内へと上がってきた。
 54周目にはT.スチュワートが首位奪取。その後、グリーン下でのピット作業が一巡すると、67周目にはKy.ブッシュが2位へ浮上し、"トヨタ カムリ"の1-2体制となった。
 しかし、71周目、トップを走行していたT.スチュワートが突然スローダウン。右リアタイヤのパンクに見舞われ、大きく後退を余儀なくされてしまった。
 代わってKy.ブッシュが首位に立つと、その後はイエローコーションの少ない展開の中で"トヨタ カムリ"の速さを活かして後続との差を大きく広げ、首位を独走。193周目、ゴールを前にしたこの日4度目のイエローコーションからの再スタートでも、圧倒的な速さで首位を守り、トップでチェッカー。全200周中126周で首位を走る強さを見せ、自身ネイションワイド・シリーズでは今季初勝利、"トヨタ カムリ"にとっては今季3勝目を挙げた。
 上位グループでの走行を続けたB.ヴィッカーズが6位、J.リフラーが9位、パンクで一度は周回遅れになったものの、トップと同一周回まで戻したT.スチュワートが10位でフィニッシュ。"トヨタ カムリ"は4台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第8戦は4月11日(金)フェニックス・インターナショナル・レースウェイでスプリント・カップ・シリーズとの併催で行われる。

ドライバー Ky.ブッシュ:
「これは多くの意味を持つ勝利だ。私はここテキサスで過去に2度2位フィニッシュを果たしているが、勝ったことはなかった。ビクトリーレーンがどこにあるのか知らなかったから、それを確認することが出来た。とても良い気分だ。ここテキサスで勝つのは非常に難しい。スポンサーにとっての初勝利と、トヨタにテキサスでの初勝利をもたらせたというのも非常に特別なことだ。スポンサー、チーム、トヨタ、そして応援してくれるファンに本当に感謝したい。我々の"トヨタ カムリ"は素晴らしく速かった。ここ数戦、ネイションワイド・シリーズでは厳しい戦いだったが、やっと勝利を挙げることが出来た。今後もこの勢いを維持していきたい」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 31 18 Ky.ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 4 29 J.バートン シボレー 200
3 2 2 C.ボウヤー シボレー 200
6 19 32 B.ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
9 14 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
10 6 20 T.スチュワート トヨタ カムリ 200
14 5 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
25 13 7 M.ウォレス トヨタ カムリ 197
ドライバーズポイント
順位ドライバー名ポイント
3 D.ロイティマン 927
5 Ky.ブッシュ 888
8 J.リフラー 841
11 M.ウォレス 794
19 T.スチュワート 611
30 B.ヴィッカーズ 472
36 D.ハムリン 383
63 M.マクドウェル 82
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 51
2 トヨタ 41
3 フォード 36
4 ダッジ 26