2008年7月19日(土)配信

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 Gateway 250

開催日:7月19日

"トヨタ カムリ"のジョーイ・ロガーノが2位フィニッシュ

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2戦連続で2位フィニッシュを果たしたジョーイ・ロガーノ(#20)

 7月19日(土)米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第21戦「Gateway 250」が開催された。

 19日(土)決勝を前に、午後4時から予選が行われ、第16戦ケンタッキーで、デビュー3戦目にして初優勝を果たしたルーキー ジョーイ・ロガーノが"トヨタ カムリ"勢最上位の4番手を確保。ジェイソン・リフラーが12番手、コースにほど近いセントルイス出身のマイク・ウォレスが13番手、昨年同コースで3位フィニッシュを果たしているデビッド・ロイティマンが14番手、ジェイムズ・ビュッシャーが41番手で予選を通過。5台の"トヨタ カムリ"が決勝へ臨むこととなった。

 午後8時53分、闇に包まれた1.25マイルオーバルで、200周(250マイル:約400km)の決勝レースがスタートした。
 4番手スタートのロガーノは、21周目に出された最初のイエローコーション時のピット競争で一気に首位に浮上。14番手スタートから徐々にポジションを上げ、やはり好ピット作業を見せたロイティマンがこれに続き、序盤から"トヨタ カムリ"の1-2体制となった。
 49周目に好調なロイティマンがロガーノをパス。その後も、カール・エドワーズ(フォード)を加えたこの3台が首位争いを展開した。
 レースは116周目に多重クラッシュが発生し、25分ほどの赤旗中断となった。ロガーノは再スタート後まもなく再び首位に浮上。しかし、139周目、4位を走行、激しい3位争いを繰り広げていたロイティマンは、後続車輌と接触、壁にクラッシュし、ガレージでの修復、後退を余儀なくされてしまった。
 このクラッシュでこの日6度目のイエローコーションが出され、上位陣はピットイン。このピットで、常にトップ10圏内での走行を続けてきたリフラーがタイヤ2本のみの交換という賭けに出て、首位に浮上。9周に渡って首位を走行したが、4本タイヤを交換し、ペースに勝る後続勢にかわされ、4位に後退。
 ロガーノはリフラーをパスし、2位で首位のエドワーズを追ったが、惜しくも届かず、2位でフィニッシュ。出場した前大会17戦ミルウォーキーに続き、2戦連続での2位フィニッシュとなった。今季第14戦でネイションワイド・シリーズにデビューしたばかりの18歳ルーキー、ロガーノは、デビュー後の5戦で、トップ10フィニッシュが4回。うち優勝1回、2位2回という素晴らしい成績を挙げている。
 健闘を見せたリフラーは4位でフィニッシュ。もう1人の18歳ルーキー、ビュッシャーが自身最高位となる7位でチェッカーを受け、"トヨタ カムリ"はトップ10に3台が入った。

 次戦第22戦は7月26日(土)米国中部インディアナ州インディアナポリスのオライリー・レースウェイ・パークで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「とても良い夜だった。チームクルーは非常に良い仕事をしてくれた。特にピットストップは素晴らしかった。我々はピットで多くのポジションアップを果たすことが出来たが、同時に、ピットでの私のドライビングによって、ポジションを失うこともあった。そのことで、私は学習出来た。次のレースにも全力で挑む」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 60 カール・エドワーズ フォード 200
2 4 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
3 7 111 ジェイソン・ケラー シボレー 200
4 12 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
7 41 32 ジェイムズ・ビュッシャー トヨタ カムリ 200
11 13 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 200
25 14 99 デビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 166
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 3107
2 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 2937
3 カール・エドワーズ フォード 2906
4 デビッド・ロイティマン トヨタ 2841
7 カイル・ブッシュ トヨタ 2633
8 マイク・ウォレス トヨタ 2506
11 ジェイソン・リフラー トヨタ 2376
20 デニー・ハムリン トヨタ 1695
25 トニー・スチュワート トヨタ 1334
39 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 844
43 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 765
55 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 502
93 マイケル・マクドウェル トヨタ 82
104 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 158
2 シボレー 127
3 フォード 105
4 ダッジ 72

NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES
第13戦 Kentucky 225

開催日:7月19日

"トヨタ タンドラ"1-2フィニッシュ!
ジョニー・ベンソンが今季2勝目でドライバーズランキング首位に浮上

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今季2勝目を挙げたジョニー・ベンソン(#23))

 NASCARクラフツマン・トラック・シリーズの第13戦「Kentucky 225」が、7月19日(土)米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで開催された。

 19日(土)午後3時半から予選が行われ、マイク・スキナーが今季3度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手につけ"トヨタ タンドラ"が最前列グリッドを独占した。
 ジョニー・ベンソンが4番手、ルーキー マーク・ミッチェルが6番手、7番手にトッド・ボダイン、9番手にルーキーのジャスティン・マークスと続いた。
 ネイションワイド・シリーズに"トヨタ カムリ"で参戦しているマイク・ウォレスの娘であるクリシー・ウォレスは、今季3度目の参戦となったが、自身最高位の12番手グリッドを確保。以上を含め11台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと臨んだ。

 午後8時20分に、グリーンフラッグが振り下ろされ、1.5マイルオーバルを150周(225マイル:約360km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 最前列スタートのスキナーとKy.ブッシュが序盤から激しく首位を争い、好スタートを切ったベンソンがこれに続き、後続を引き離しながら"トヨタ タンドラ"3台による首位争いが展開された。
 コーション中のピット作業でベンソンが後退したものの、スキナーとKy.ブッシュはテール・トゥ・ノーズで順位を入れ替えながら首位争いを展開。しかし、Ky.ブッシュは首位走行中の50周目、突然ピットイン。給油とタイヤ交換、調整を行ったが、グリーン下でのピット作業で、周回遅れの31位に後退してしまった。
 その直後、13位を走行していたウォレスが、サイド・バイ・サイドの接近戦の末、スピンを喫しクラッシュ。追い上げを見せていたベンソンは、このイエロー時のピットで首位に浮上。Ky.ブッシュも29位ながら首位と同一周回に復帰した。
 レースは車輌排除とセーファーバリアの修復のために10分余りに渡って赤旗中断。夕日が沈み、コースがライトで照らされ始めたコースで再スタートが切られた。
 首位に立ったベンソンは、圧倒的な速さを見せ、後続を大きく引き離して後半戦を支配した。115周目に出されたイエローコーション時のピットで、ルーキーのマイケル・アネットが首位に立ち、ベンソンは3位に後退したが、再スタート後まもなくベンソンがアネットをパス。その後は首位の座を譲ることなく、チェッカー。今季2勝目を挙げた。"トヨタ タンドラ"は今季6勝目。またベンソンは僅か1ポイント差ながら、ポイントランキングでも首位に浮上した。
 2位にはルーキーのアネットが入り、自身最高位で"トヨタ タンドラ"の1-2フィニッシュの一端を担った。アネットはデビュー3戦目にして早くも2位の好成績を挙げた。
 5位にデビッド・スター、6位に追い上げたKy.ブッシュ、7位にスキナー、8位にテリー・クック、9位ミッチェルと続いた。ミッチェルはキャリア初のトップ10フィニッシュ。"トヨタ タンドラ"はトップ10フィニッシュのうち7台を占めた。

 次戦第14戦は7月25日(金)にオライリー・レースウェイ・パークで開催される。

ドライバー ジョニー・ベンソン:
「本当に素晴らしい結果だ。クルーチーフが素晴らしい"トヨタ タンドラ"を仕上げてくれた。我々の"トヨタ タンドラ"は良く走ってくれたが、今夜のレースは簡単なものではなかった。容易なレースに見えたかも知れないが、非常に滑りやすかった。素晴らしいピットストップと、戦略によって成し遂げられた勝利だ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 4 23 ジョニー・ベンソン トヨタ タンドラ 150
2 14 22 マイケル・アネット トヨタ タンドラ 150
3 13 88 マット・クラフトン シボレー 150
5 17 11 デビッド・スター トヨタ タンドラ 150
6 2 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 150
7 1 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 150
8 19 60 テリー・クック トヨタ タンドラ 150
9 6 15 マーク・ミッチェル トヨタ タンドラ 150
13 15 59 テッド・マスグレイブ トヨタ タンドラ 150
27 7 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 128
31 9 9 ジャスティン・マークス トヨタ タンドラ 118
33 12 3 クリシー・ウォレス トヨタ タンドラ 50
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ジョニー・ベンソン トヨタ 1881
2 マット・クラフトン シボレー 1880
3 ロン・ホーナディ シボレー 1876
5 マイク・スキナー トヨタ 1780
6 トッド・ボダイン トヨタ 1770
7 テリー・クック トヨタ 1695
11 デビッド・スター トヨタ 1634
14 テッド・マスグレイブ トヨタ 1474
16 カイル・ブッシュ トヨタ 1360
18 ジャスティン・マークス トヨタ 1350
23 マーク・ミッチェル トヨタ 1122
26 スコット・スピード トヨタ 985
30 シェイン・シーグ トヨタ 632
33 フィリップ・マギルトン トヨタ 491
35 マイケル・アネット トヨタ 455
42 クリシー・ウォレス トヨタ 276
60 デニー・ハムリン トヨタ 105
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 88
2 トヨタ 87
3 フォード 63
4 ダッジ 48