2009年11月22日(日)配信

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第36戦 Ford 400

開催日:11月22日

デニー・ハムリンが今季4勝目を挙げシーズンフィニッシュ

写真
ヴィクトリーレーンで勝利を喜ぶデニー・ハムリン

 11月22日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで2009年シーズンのNASCARスプリント・カップ・シリーズ最終戦となる第36戦「Ford 400」が開催された。
 2月から36戦に渡って戦われてきた長いシーズンも最終戦を迎えた。各ドライバーはひとつでも上のランキングでシーズンを終えるべく、シーズン最終戦へと臨んだ。
 2007年に"トヨタ カムリ"がスプリント・カップ・シリーズ(当時はネクステル・カップ・シリーズ)に参戦を開始した当初から自らチームを率い、参戦してきたマイケル・ウォルトリップが、今季限りでレギュラードライバーとしての引退を表明。今大会がフル参戦としては最後のレースとなる(スポットでの参戦は継続)。

 20日(金)午後3時10分より予選が行われ、元F1ドライバーのスコット・スピードが2番手、マーコス・アンブローズが3番手と好位置を確保。"チェイス"ドライバーのブライアン・ヴィッカーズとデニー・ハムリンは出走順が早く、不利な状況でのタイムアタックで、それぞれ33番手、38番手と後方からのスタートとなった。カイル・ブッシュも30番手グリッドとなり、12台の"トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 22日(日)午後3時33分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。3番手スタートのマーコス・アンブローズが序盤から快調に首位争いを展開し、10周目には首位に浮上した。しかし、アンブローズは右リアタイヤのスローパンクチャーに見舞われ、無念の後退。
 後方では、22番手スタートのデイビッド・ロイティマンがトップ10圏内に迫り、30番手スタートのKy.ブッシュ、38番手スタートのハムリンも20番手前後へ浮上した。
 50周目前後からグリーンのまま各車ピット作業を開始。81周目にアンブローズがスピンを喫し、初めてのイエローコーションとなった。ここで再び各車はピットへ。85周目に再スタートが切られると、中団グループにいたデニー・ハムリンが素晴らしい追い上げでみるみるポジションをアップ。トップ10圏内へと浮上した。
 102周目にから立て続けにイエローコーションが出され、123周目に4度目のイエローコーションからの再スタートが切られた時には、ハムリンは3位、チームメイトのKy.ブッシュも5位まで浮上した。
 好スタートを切った2台は、2位、3位にまでポジションアップ。155周目にこの日5度目のイエローコーションが出されると、ピット競争を制したハムリンがこの日初めて首位に浮上。その後もカート・ブッシュ(ダッジ)、ジェフ・バートン(シボレー)らと激しい首位争いを繰り広げた。
 216周目、7度目のイエローコーションで、全チームがこの日最後となるピットストップを行うと、好ピット作業でKy.ブッシュが2位、ハムリンが4位で再スタート。この再スタートを決めたKy.ブッシュに、ハムリンが続き、1-2体制となった。
 しかし、Ky.ブッシュはオーバーステア症状に苦しみ、徐々に後退。一方でハムリンは、調整が効を奏し、ペースアップ。後続をぐんぐん引き離し、独走。最後は2秒以上もの大差をつけ、トップでチェッカー。今季4勝目を挙げ、シーズンを締め括った。Ky.ブッシュは8位でフィニッシュした。
 今大会の結果、ハムリンは3つ順位を上げ、"トヨタ カムリ"参戦以来最上位となるシリーズランキング5位を獲得。ヴィッカーズは12位。Ky.ブッシュは"チェイス"外のドライバーで最上位となる13位でシーズンを終えた。
 また、ジョーイ・ロガーノは、史上最年少となる19歳5ヶ月28日での新人賞獲得となった。

 来シーズンのNASCARは、2月6日(土)米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる"デイトナ・シュートアウト"で幕を開ける。

ドライバー デニー・ハムリン:
「今日はずっと調整を続けていた。私とクルーチーフは、調整を繰り返しながら、少しずつ調子を上向かせていった。このことは、我々の間の信頼関係とコミュニケーションがいかに強力かということを物語っている。今年は素晴らしい1年だった。4勝を挙げることができ、誰もが予想もしていなかったようなコースでも勝てた。今日も、後方からのスタートから勝利するというショーを見せることができた。あと2年の間にジミー(・ジョンソン)の位置にいられることを望んでおり、我々が、もう少しでそれが実現できるということを示せた。次の2年の間に、絶対にチャンピオンを獲得する」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 38 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
2 26 31 ジェフ・バートン シボレー 267
3 6 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 267
8 30 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
15 22 0 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 267
20 33 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 267
24 35 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 267
27 2 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 267
29 17 2 デイビッド・ギルランド トヨタ カムリ 267
30 39 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 266
35 3 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 251
39 37 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 227
42 43 8 テリー・ラボンテ トヨタ カムリ 88
43 18 36 マイケル・マクドウェ トヨタ カムリ 35
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 6652
2 マーク・マーティン シボレー 6511
3 ジェフ・ゴードン シボレー 6473
5 デニー・ハムリン トヨタ 6335
12 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 5929
13 カイル・ブッシュ トヨタ 4457
16 デイビッド・ロイティマン トヨタ 4221
18 マーコス・アンブローズ トヨタ 3830
20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3791
33 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 2839
34 ロビー・ゴードン トヨタ 2699
35 スコット・スピード トヨタ 2690
40 ジョー・ネメチェク トヨタ 1342
41 デイブ・ブレイニー トヨタ 1204
43 マックス・パピス トヨタ 1047
48 スコット・リグス トヨタ 448
50 パトリック・カーペンティア トヨタ 351
51 テリー・ラボンテ トヨタ 338
52 マイケル・マクドウェル トヨタ 326
54 ジェレミー・メイフィールド トヨタ 288
55 マイク・スキナー トヨタ 200
58 トッド・ボダイン トヨタ 123
59 ロバート・リチャードソン・Jr. トヨタ 109
61 マイク・ウォレス トヨタ 80
64 P.J.ジョーンズ トヨタ 40
66 デリック・コープ トヨタ 37
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 シボレー 262
2 トヨタ 207
3 フォード 164
4 ダッジ 159

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第35戦 Ford 300

開催日:11月21日

ネイションワイド・シリーズでトヨタがタイトル完全制覇!
カイル・ブッシュが最終戦を制し、初のチャンピオン獲得

写真
ネイションワイド・シリーズで自身キャリア初、
トヨタにとっても初となるタイトルを獲得したカイル・ブッシュ

 11月21日(土)、2009年シーズンのNASCARネイションワイド・シリーズ最終戦となる第35戦「Ford 300」がホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
 タイトル争いは最終戦まで持ち越されたが、首位のKy.ブッシュと2位以下は大きな差が付いており、Ky.ブッシュは無事に決勝のスタートを切れば、タイトルが確定するという状況で最終戦に臨んだ。

 21日(土)午前11時35分から予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが4番手、Ky.ブッシュが5番手、デニー・ハムリンが6番手とジョー・ギブス・レーシングの3台が並び、スコット・スピードが9番手グリッドを確保。9台の"トヨタ カムリ"が決勝レースへと進んだ。

 午後4時47分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。5番手グリッドのKy.ブッシュが好スタートで一気に2位にジャンプアップ。ポールポジションのカール・エドワーズ(フォード)を追うと、13周目にはこれをパスし、首位に立った。
 ハムリンは序盤トップ10圏内を走行していたが、34周目に前を走るブラッド・ケセロウスキー(シボレー)と接触し、ケセロウスキーがスピン。この接触でハムリンはピットインペナルティを科され、周回遅れの35位へと後退してしまった。
 Ky.ブッシュはジェフ・バートン(シボレー)、エドワーズと三つ巴での首位争いを展開。ロガーノ、スコット・スピード、デイビッド・ロイティマン、ジェイソン・リフラーもトップ10圏内を走行し、また、ハムリンも5度目のイエローコーション時に"ラッキー・ドッグ"(コーション発生時周回遅れの最上位が首位と同一周回に戻れる措置)を得ると一気にポジションアップ。再び上位争いに加わった。
 162周目、6度目のイエローコーションからの再スタートとなり、8番手につけていたKy.ブッシュが絶妙なダッシュで一気に順位を上げ、165周目にエドワーズをかわして首位に立った。
 その後、後続との差を拡げていったKy.ブッシュは、10周あまりを残しての、7度目のイエローコーションからの再スタートも上手く決め、首位の座を譲ることなくトップでチェッカー。自身キャリア初となるNASCARトップ3カテゴリーでのタイトル獲得を、勝利で飾った。トヨタにとっても、2007年のシリーズ参戦以来、初のドライバーズタイトル獲得となった。
 ロガーノが4位、ハムリンが5位、ロイティマンが6位、スピードが9位と、"トヨタ カムリ"は5台がトップ10フィニッシュを果たし、トヨタのネイションワイド・シリーズ初ドライバーズタイトル獲得に華を添えた。
 トヨタは、既に決めているマニュファクチャラータイトルに加え、Ky.ブッシュのドライバーポイント、 18号車のオーナーポイントでもチャンピオンを獲得。2009年のネイションワイド・シリーズを完全制覇することとなった。

 来シーズンのNASCARネイションワイド・シリーズは2月13日(土)、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕戦が行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「確かにタフなレースだった。レースの間は、長時間ベストなレースカーではなかった。全てのクルーが素晴らしい仕事をしてくれた。その結果が、タイトル獲得であり、今日の勝利だ。終盤の再スタートでライバル勢をパスし、首位に立つことができた。最後のコーションが出たときには、カール(・エドワーズ)も私がしたのと同じようにアタックしてきた。心配だったが彼は私をかわすまでには至らなかった。タイトルを獲得できたというのは、私にとって非常に大きなことだ。まだ実感が湧かない。恐らく数日はかかるだろう。素晴らしい一年だった。チームの全てのメンバーに賛辞を送りたい。我々の"トヨタ カムリ"は信じられないほど速かったが、それは彼らの多大な努力によるものだ。本当に力強いシーズンを送ることができた。我々はかろうじて幸運に恵まれたというわけではない。勝つべくして勝ったのだ」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 5 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 1 60 カール・エドワーズ フォード 200
3 3 29 ジェフ・バートン シボレー 200
4 4 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
5 6 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 200
6 11 32 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 200
9 9 99 スコット・スピード トヨタ カムリ 200
18 14 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
21 42 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 199
32 32 10 ジャスティン・マークス トヨタ カムリ 196
37 36 47 チェイス・ミラー トヨタ カムリ 26
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 カイル・ブッシュ トヨタ 5682
2 カール・エドワーズ フォード 5472
3 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 5364
4 ジェイソン・リフラー トヨタ 4540
5 マイク・ブリス トヨタ 4075
10 マイケル・アネット トヨタ 3598
13 マイケル・マクドウェル トヨタ 3449
14 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 3371
20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 2403
21 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 2194
27 デイビッド・ロイティマン トヨタ 1807
32 トレヴァー・バイン トヨタ 1648
34 スコット・スピード トヨタ 1591
47 リード・ソレンソン トヨタ 1059
48 ケリー・バイアス トヨタ 1053
49 バーニー・レマー トヨタ 957
52 ブラッド・コールマン トヨタ 873
55 デイビッド・グリーン トヨタ 807
60 デニー・ハムリン トヨタ 729
64 ブライアン・スコット トヨタ 664
65 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 661
71 ケイシー・ケイン トヨタ 562
74 チェイス・ミラー トヨタ 442
77 マーコス・アンブローズ トヨタ 375
78 ジャスティン・マークス トヨタ 368
83 マーク・デイヴィス トヨタ 307
93 コールマン・プレスリー トヨタ 215
99 チャド・ブラウント トヨタ 190
105 アンドリュー・レンジャー トヨタ 170
107 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 165
108 パトリック・カーペンティア トヨタ 161
111 ブライアン・アイクラー トヨタ 152
122 ロビー・ゴードン トヨタ 121
124 マット・ディベネデット トヨタ 121
125 ジャスティン・ロフトン トヨタ 115
126 エリオット・サドラー トヨタ 109
150 ドニー・リア トヨタ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 242
2 シボレー 215
3 フォード 205
4 ダッジ 108

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第25戦 Ford 200

開催日:11月20日

5台の"トヨタ タンドラ"がトップ10フィニッシュ

写真
"トヨタ タンドラ"最上位の4位でフィニッシュしたティモシー・ペターズ(#17:左)と
15位フィニッシュのテイラー・マルサム(#81:右)

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズの2009年シーズン最終戦となる第25戦「Ford 200」が11月20日 (金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
 既にマニュファクチャラータイトルはトヨタが4年連続で確定。ドライバータイトルも、残念ながらロン・ホーナディ(シボレー)が決めているが、オーナータイトルは"トヨタ タンドラ"の 51号車が、首位の33号車を60ポイント差で追っており、最終戦での逆転タイトル獲得が期待された。

 20日(金)5時から予選が行われ、今大会"トヨタ タンドラ"でのレースが150戦目となるマイク・スキナーが5番手グリッドを獲得。スキナーは2004年の"トヨタ タンドラ"参戦以来、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズの全レースに出場している。
 ティモシー・ペターズが6番手、この週末もトップ3カテゴリー全てに出場し、全カテゴリー制覇を目指すカイル・ブッシュが8番手につけ、12台の"トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。

 午後8時20分に1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。予選で8番手につけたKy.ブッシュは、決勝前にエンジン交換を行ったために、後方グリッドからのスタートを余儀なくされてしまった。
 5番手グリッドのスキナーが好スタートで3位にポジションを上げ、上位争いを展開。後方では、Ky.ブッシュが、1周目に10台、2周目に7台とごぼう抜きし、その後も猛烈な勢いで前走車をパス。20周目には7位、30周目にはついに2位に浮上し、首位を行くケヴィン・ハーヴィックを追った。
 59周目に3度目のイエローコーションが出されると、2位につけるKy.ブッシュは、タイヤを交換せず、給油のみのピット作戦で首位に浮上。しかし、その後はイエローコーションが出ず、タイヤの厳しくなったKy.ブッシュは69周目にハーヴィックに首位を譲ることとなった。そして、83周目、Ky.ブッシュの右リアタイヤがバースト。ピットインを余儀なくされたKy.ブッシュは、そのピット時に作業スペースからはみ出していたとしてペナルティも受けることとなり、2周遅れとなってしまった。
 変わって6番手から常にトップ10圏内で走行を続けていたペターズが、2位に浮上し首位を逃げるハーヴィックを追った。
 残り7周で他車が壁に接触しイエローコーション。2位につけていたペターズはコース上に残ったが、首位を走っていたハーヴィック他のドライバーはピットへ向かい、タイヤを4本交換。ハーヴィックはペターズの後ろ、2位でコースに復帰した。
 レースは2周延長され、"グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなり、135周目にペターズを先頭に再スタート。しかし、ペターズは再スタートで若干ホイールスピンを喫し、フレッシュタイヤを装着したハーヴィックがこれをパス。ペターズは再逆転を狙ったが、及ばず、4位でチェッカーを受けた。
 5位にトッド・ボダイン、6位にスキナー、7位にデイビッド・スター、10位にT.J.ベルが入り、"トヨタ タンドラ"は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
 Ky.ブッシュは懸命な追い上げで1周遅れまで戻し13位でチェッカー。オーナータイトルを争っていた33号車が8位でフィニッシュしたため、逆転タイトル獲得はならなかった。
 マニュファクチャラータイトルは最終戦を待たずして、4年連続でトヨタが獲得。ドライバーポイントでは、スキナーが3位、ボダインが4位、ブライアン・スコットが7位、ペターズが8位、デイビッド・スターが9位でシーズンを終えることとなった。

 来シーズンのNASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズは2月12日(金)、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕戦が行われる。

ドライバー ティモシー・ペターズ:
「シーズンの最終戦をこのような結果で終えられて感激している。素晴らしい我がチームの"トヨタ タンドラ"と共に、最高のシーズン締めくくりとなった。最後のコーションでは、何も失うものはなかったので、勝つためにコースに残るというギャンブルに出た。しかし、スタートで若干ホイールスピンさせてしまった。ルーキー故のミスだ。周りの車両はフレッシュなタイヤだったので、順位を維持できなかった。しかし全体的に見て良い一日だった。クルーは素晴らしい仕事をしてくれた。ポイントでどのあたりにいるかはわからないが、我々は好位置でのフィニッシュを重ね、勝利も挙げられた。チームオーナーは素晴らしいチャンスをくれた。スポンサーやトヨタ、応援してくれた全ての人々にどれだけ感謝を述べても足りない。来年が楽しみだ」

ドライバー マット・クラフトン:
「今日、コースに来てレースのスタートを切ったとき、本当に大きな肩の荷が降りた気がした。一方で我々はオーナータイトルも狙っており、好調だった"トヨタ タンドラ"と共に勝利を狙っていたが、ピットストップで後方に埋もれ、クラッシュに巻き込まれてしまった。スタートでドライバーズタイトルは獲得出来たが、私は勝って、ヴィクトリーレーンでオーナータイトルも祝うつもりだった。しかし、それは叶わなかった。とはいえ、私はついにキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのチャンピオンになれた。シリーズにフル参戦を始めて13年目でこの栄誉を勝ち取ることが出来て本当に嬉しい。チームオーナーやクルーチーフ、チームスタッフ、共に戦ってくれた全ての人に感謝している」

リザルト

決勝結果
順位予選No.ドライバー名車種周回
1 3 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 136
2 7 88 マット・クラフトン シボレー 136
3 1 6 コリン・ブラウン フォード 136
4 6 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 136
5 14 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 136
6 5 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 136
7 15 24 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 136
10 18 11 T.J.ベル トヨタ タンドラ 136
12 24 16 ブライアン・スコット トヨタ タンドラ 135
13 8 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 135
14 16 15 アリック・アルミローラ トヨタ タンドラ 135
15 19 81 テイラー・マルサム トヨタ タンドラ 135
21 20 60 ステイシー・コンプトン トヨタ タンドラ 134
27 27 90 ブラッド・スイート トヨタ タンドラ 131
31 11 25 マイク・ブリス トヨタ タンドラ 113
ドライバーズポイント
順位ドライバー名メーカーポイント
1 ロン・ホーナディ シボレー 3959
2 マット・クラフトン シボレー 3772
3 マイク・スキナー トヨタ 3602
4 トッド・ボダイン トヨタ 3432
7 ブライアン・スコット トヨタ 3307
8 ティモシー・ペターズ トヨタ 3289
9 デイビッド・スター トヨタ 3271
11 ステイシー・コンプトン トヨタ 3124
12 テイラー・マルサム トヨタ 3026
15 T.J.ベル トヨタ 2767
17 カイル・ブッシュ トヨタ 2583
20 アリック・アルミローラ トヨタ 2301
24 ブライアン・アイクラー トヨタ 1340
32 ジョニー・ベンソン トヨタ 1047
34 マックス・パピス トヨタ 958
38 マイク・ブリス トヨタ 731
54 ガビ・ディカルロ トヨタ 306
69 ブラッド・スイート トヨタ 179
74 デニー・ハムリン トヨタ 155
76 ペイトン・セラーズ トヨタ 137
77 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 130
79 ブレイク・フィース トヨタ 127
82 J.C.スタウト トヨタ 119
84 ブレント・シェルマン トヨタ 115
88 ケイトリン・ショウ トヨタ 91
95 ネイト・モンテイス トヨタ 85
99 ジェイソン・リフラー トヨタ 76
マニュファクチャラーズポイント
順位メーカーポイント
1 トヨタ 188
2 シボレー 172
3 フォード 111
4 ダッジ 79